ハリーポッターに再びハマる。

先日の金曜ロードショーで
「ハリーポッター賢者の石」放送された。
ハリーポッターって有名な映画だよ〜
とまだそれを知らない子供達に言いながら
一緒に観ていた。
そしてあっという間に親子でハマってしまった。

今週の金曜日（1/19）にはシリーズ２作目の
「秘密の部屋」が放送される予定だけど、
１週間も待てるはずもなく
Amazonプライムでどんどん見始めてしまった。

完全にハマった。

ひゃ〜！面白いね〜！と息子と喜んでいる私。
（娘は怖い〜と言いながら真剣には見ていない）
でも、私はハリーポッターが流行り出した
２０００年代にすでに小説は４巻まで読み
映画は２作目まで観たことがある。

なのに、全く記憶がない！！
小説も映画も結局は最後までは辿り着かなかったのだが
途中まではストーリーを知っているはず。
にもかかわらず、１作目から
へー！そうなの！
なにこれー！
えー、そう言うこと！？

もう初見レベルのリアクション連発。
私は本当に本を読んだのだろうか？
映画見たはずなのにこのシーンなんて全く記憶がない。

一体どう言うこと？
今までハリーポッターに関しては
「途中までは見たよ！」と
一応ハリーポッターにハマっていたことを
自負していたけれど
こんなに記憶が無ければ
ただのビギナーじゃないか！

どうやらハリーポッターシリーズが出てきてから
２０年近く「知ってるつもり」でいたようだ…

どうして読んだ、観たはずなのに記憶がないのか
考えてみると、
どうやらハリーポッターに出会った
当時の背景が関係しているようだ。

【誰が一番早く読めるか競争していた】

小説シリーズ１巻が発売されたのは
私が中学１年生の時。
世の中ハリー！ハリー！ハリー！
テレビでは小説ハリーポッターを手に入れよう
本屋に大行列！みたいなニュースも流れていた。

流行り物。
とにかくクラスのみんな買ってみんな読んでいた。
すると友達同士で起こる会話が
「私は今ここまで読んだ。」
「お前まだそんなところなの？」
「１日で全部読んだー！」
と言うように読んだページで競い合っていた。
クゥー！負けたくない！
せめてみんなに遅れを取らないように！
と暇があればとにかく読んでいた。
もう内容を理解すると言うよりか
ハリーポッターを「読む」と言うことに価値があった。
とにかく次のページ、次のページと進めていった。
この競争が内容理解を無視してしまったようだ。

【１３歳の私には理解力がなかった】

やっぱり今映画を見ていても内容が非常に難しい。
この前も全部が理解しきれず
ネットに挙がっている個人ページの解説を読んで、
あーそう言うことね、と納得したところだった。

ストーリーの中ではキーパーソンや重要なアイテムが
たくさん出てきて
ちょっとでも見逃すと
一気にわからなくなる。
例えば、物語中でよく言われているのは
魔法界では、
魔法族として「純血」か「そうでないか（人間の血が入ってくるか）」
と言う考え方が重要になってくるのだが、
中学生の当時の私にとって「純血」と言う字としては理解していたけれど
純血であることの価値やそうでないことの偏見などの意味はよくわかっていなかったようだ。
時を経ていろんな価値観に触れてきた現在の私が改めて映画を見て
ようやく理解できた。それがまるで初見にのように感じてのだろう。
中学生のピュアな私には文字としてしか理解ができなかったことが多い。
それがストーリーの理解に繋がらなかったようだ。

【魔法学校のワクワクが好きだった】

映画を見たことがある人、小説を読んだことがある人なら
一度はホグワーツ魔法学校の中を探検してみたい！
ダイアゴン横丁に行ってみたい！とワクワクしながら
ハリーポッターシリーズを楽しんだと思う。
小説であんなにワクワクしたのに
映画はもっとワクワクする。
読んで楽しい観て楽しい。
魔法界で起こることはとにかくワクワクする。

ストーリーが進むにつれ
内容が重くなってくるのだけれど
私は当時そのワクワクのみで楽しんでいたようだ。
特に１、２話目が楽しかった。
おそらく３、４あたりでワクワクが徐々に減っていってしまい
なんだかよくわからない…と
シリーズ制覇にはならなかった。
そしてハリーポッターの唯一の記憶が
ワクワクのみになってしまったんだと思われる。

【結論、内容を理解していなかった。】

と言うこと。
内容を理解していなかったのに
「ハリーポッター面白いよね！」
ってよく言えたものだ。

でも、ちゃんとストーリーを理解できていなかったが
やはりハリーポッターシリーズは魔法界の色々が
見ているこちらをワクワクさせる。）

ストーリーを100%理解できなくても
中学生の私をちゃんと物語の世界に引き込んでくれた
よくわかってないのに、楽しい！面白い！
と言わせるハリーポッターはやっぱりすごいんだな。

２０年経った今、
ようやくストーリーを理解できる年齢になったらしい笑
私の理解力がようやく追いついたようだ。
（お待たせ、ハリーポッター。）

こうして子供と一緒に何気なく観たことをきっかけに
再びハマり出したことは何かのご縁。
この波に乗って一気に最後まで見たい。
ちなみに映画は３作目の途中で挫折してしまったので
今回のブームでそれを超えられるかどうか。

「今日もハリーポッター見る？」
息子が夕飯を食べながら聞いてくる。
親子でハマれるのもまたワクワクする。

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