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ママがキレるんだったらそれはやらなくていい

主人はいつもそう言います。

「ママがイライラするんだったら
それはしない方がマシ。」

とにかく家族みんな
私には機嫌よくいてもらいたい。

そういうメッセージなのである。

何のことを言っているのかというと
主に「ご飯作り」。

私が仕事から帰って休む暇なく
次々と家事をこなしていき
一番だるい夕飯を作ることには
もう疲れ切ってきる。

家族のためにと朝食や給食と被らないような
メニューにして作る。

食べる頃には電池切れ。
もちろん皿洗いなんかしたくない。
でも、しなくちゃいけない。

主人と子供は食べた後くつろぎタイム。
アイスを食べながらスマホいじったりゲームしたり。

「あぁ、私も早くそちらのチームに入りたい。」
ガチャガチャお皿を片付けていると
急にムカついてきた。

「なんで私がこんなにやってるんだーーーー!
私の家事の分多くないかーーーー?!」

キレちゃうわけです。

そうなると家族のせっかくのくつろぎモードが
台無しになる。

ん?私のせい?


ということでとにかく
そうやってイライラするんなら
ご飯も一生懸命作らなくていいよ。
スーパーのお惣菜でも外食でもいい。
ママが一番楽できる方法でやればいいんだよ。

という主人からの「優しい」メッセージなのだ。

初めはそれが優しいメッセージとして捉えられなかった。
むしろイラッとして、じゃあパパがやればいいじゃん!って。
家族の健康や節約を考えて
ちゃんと作らないと!って思うタイプだったので
主人にそんなこと言われても、
こっちにはこっちの考えがあるの!とこれまたイライラしていた。

でもよく考えてみれば
誰も頼んでないことを私は一生懸命やっていた。
栄養を考えるのは大切だけど、
ママがずっとイライラしていたら楽しくないよね。
確かに私が楽するだけでみんながhappyになるんだから
そのほうがいいじゃん。
代わりにパパがやれば、とういう発想よりも
大変な家事をまるまる簡単な方法に変えてしまえば
みんなが楽できる。

家事は誰がやるかというより
思い切ってやめてみるとかのほうが気持ちの負担も
なくなるようだ。

先日あまりに疲れすぎて
夕飯をぜーんぶコンビニで済ませてしまった。
白米すら炊くことができなかった。

添加物の危険性について卒業論文を書いた
22歳の私がこれを見たら
驚くだろうなぁ。

でもね、添加物の危険性が今すぐ身体に影響を及ぼすより
ご飯を作るか作らないかのほうが重要なことなの。
これが現実なのさ。

コンビニ、神。

買ってしまえば楽ちん。
あー最高ー。と喜ぶ私。

楽したので片付けるほどの片付けはなく
何だかいつもより早めにリラックス時間が訪れた。

そして子供と映画でも見ますか、と
テレビを見始める。

これ、最高じゃん。

主人のメッセージってこのことだったのね。

楽を知った私は
やる気ゼロの時は積極的に楽をすることを
選ぶようになった。

そして楽するのが楽しく思えるようになった。


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