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「ご主人が家事育児に積極的に参加していてすごいですね」の違和感

こんにちは。

恋愛婚活アドバイザーのまよです。


結婚はゴールではなくスタート。

100年続く夫婦関係を築ける婚活を念頭においた婚活カウンセリングをしています。

100年続く夫婦関係とは↓

さて今日は婚活中から知っておいた方がいい結婚後の話題。


昔は女性は家事育児、男性は仕事という役割分担がはっきりしていました。

それが主流だったようです。

でもそれはもう昔の話。

時代は男性も家事育児をするし女性も専業主婦ではなく働く時代。

かとって専業主婦がいなくなったわけでもなく、専業主婦も専業主夫もいる多様化の時代でもあります。

私の夫も家事育児はします。

彼の中でも私の中でもそれは当たり前のことではありません。

世の中がそういう流れだからではなく、お互いの価値観をすり合わせて作り上げた結果です。


ところが夫も私も同じように家事育児をしていると話をすると

「それは旦那さんが偉いね〜!」
「家事育児に積極的に参加していてすごいですね。」
「旦那さんに感謝しないと!」

と言われるんです。

違和感がありませんか?

既婚女性でご主人もあなたと一緒になって家事育児する場合、ご主人を(ご主人だけを)このように褒められて嬉しいですか?

決して私も褒められたいのに!という意味ではないですよ。

褒める気持ちはよくわかるんですが私は夫をこのように褒められてもあまり嬉しくないかな。

夫は全然嬉しくないそうです。

なぜならば、夫が家事育児をすることは「特別」なことではないからです。

自分の子どもの面倒を見るのも家事をするのも当たり前のこと。

当たり前のことを当たり前にしているのに「褒める」のは違うのではないか、と夫は感じるそうです。

ただそれほど世間ではまだ家事育児は妻の仕事で、それを手伝う夫の存在は珍しくて褒められたものだと思われているのかもしれません。


今年の親族での集まりの時。

子供のいる親戚女性にこう言われました。

「え〜まよちゃんの旦那さん、そんなに子供達の面倒を見てくれるの?
それは旦那さんがすごいわ。
まよちゃん、楽でしょ〜。」

この発言の前提には、妻が子供の面倒を100%に近い感覚でみるのが当たり前、というのがあります。

だから「妻の育児」を「分担してくれる」夫は「すごく」て、おかげで私は育児で「楽」ができているようです。

これは価値観の違いなので、妻が育児をメインでするのが当たり前と考えそれを受け入れてるのならばそれはそれでいいと思うんです。

しかしこういう発言をする方の大抵が「うちの旦那は子供の面倒なんて全然見てくれない」と愚痴を続けてくるんですよね。

この親戚もそうでした。

「うちの旦那なんて子供を全然見てくれずに好きなことばかりしているからワンオペで大変!」

つまり妻が育児をメインでするのが当たり前と考えてはいるものの、それを受け入れていない状態です。

この矛盾を抱えた既婚女性はとても多いように感じています。

特に夫が家事育児を当たり前のようにしていると話をした時に、

「ご主人も家事育児をするなんてすごいですね。
うちの旦那なんてさ〜全然子供の面倒見てくれなくて!」

と言われる方の多くは、

妻が育児をメインでするのが当たり前と考えてはいるものの、それを受け入れていない状態」という矛盾を抱えているようです。

「うちなんて旦那は子供の面倒なんて全然見てくれない」という愚痴はこの矛盾から出てきます。

不満があるうちは、夫に対しての感謝をするのは難しい状態。

十分な感謝ができないと、もっとこういうことをしてくれたらいいのに!と次の不満が出てしまいます。

不満は不満を呼びます。

悪循環です。

私が掲げている「100年続く夫婦関係」とは程遠い状態。


ではどうしたらいいのでしょうか。

結婚していると必ず相手に対して大なり小なり不満が出てきます。

その時にその不満を受け入れるのか、それともその不満の芽を潰そうとするのかで結果は違ってきます。

不満を受け入れてしまう場合。

価値観をすり合わせるアクションをしなくていいのでその時は楽です。

長い目で見ると不満を受け入れ続けないといけないので楽ではないかもしれません。


不満の芽を潰そうとする場合。

まず当たり前だと思っている価値観から見直す作業が入ってきますし、お互いの価値観をすり合わせるアクションをするので時間もかかるし話し合いもしないといけないし、何よりお互いがお互いの価値観を理解して二人だけの新たな価値観を作り出す必要があるので楽ではありません。

しかし長い目で見ると不満や矛盾を受け入れる必要もないですし、価値観の共有ができるので穏やかな気持ちで過ごすことができますし、夫婦の絆は深まります。


つまり「向き合って愚痴のない夫婦関係」を手に入れるか、「向き合わずに愚痴を受け入れる夫婦関係」になるか、なのです。

あなたはどちらがいいですか?


私は「向き合って愚痴のない夫婦関係」をおすすめしています。

縁があって結婚する以上お互いを尊敬し合える関係を続けて欲しいですから。

不満が出ている間はお互いを尊敬し合える関係になるというのはとても難しいですから。


さて夫の育児家事についてです。

あなた(女性の立場)はどのパターンがいいですか?

(1)妻が家事育児をして当たり前、そしてそれに対して不満がない
(2)妻が家事育児をして当たり前、でもそれを心では受け入れていない
(3)妻も夫も家事育児をするのが当たり前、そしてそれを夫婦ともに受け入れている

(1)か(3)なら気持ちが穏やかに過ごせますよね。


「旦那さんが家事育児に参加してくれるなんてすごいね!うちなんてさ〜」という言葉が出てくる方は夫婦関係の見直しをするタイミングかもしれませんよ。

そしてこれから婚活をする方はこういった矛盾を抱えないためにも、お互いの価値観をすり合わせるような話し合いのできる相手と結婚する必要があります。


このnoteでは、100年続く夫婦関係のコツ、それを意識した婚活術、私の恋愛婚活履歴書を綴っています。

フォローして次回の投稿をお待ちいただけると嬉しいです。

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