欧米白人男性に夢中な日本人女性について考察する

このnoteは最近はめっきり更新しなくなってしまったが、たまたまTwitterで面白いツイートの応酬が目に留まったので、一筆とることにした。

世の中には欧米白人男性が大好きな日本人女性が一定数存在する。↑のツイ主がそうなのか不明だが、こうした女性らの一部は、日本人男性を欧米白人の彼氏と比較して「男尊女卑」「優しくない」「エスコートがスマートじゃない」などとディスりがちである。

しかし、よくよく話を聞いていると、彼女らが言ってることに矛盾があることに気づく。日本人男性はジェンダー差別をするから嫌だと言っているのに、欧米白人男性にジェンダー役割を求めている。言わずもがな、男性が女性に優しくしエスコートするのは、男性のジェンダー役割そのものである。その矛盾に彼女らは気づいていない。まぁ彼女らが日本社会のジェンダー差別に憤っているというのは真実なのかもしれないが、彼女らが欧米白人男性に恋している理由は別にあると考える方が妥当だろう。

最も重要かつ見逃されがちな理由は、我々が持つ内なる人種差別意識である。要するに、黄色人種である日本人よりも白人の方が概して優れていると無意識下で思ってしまっているのだ。例えば同様の性格やスペックを持つ日本人と欧米白人なら、白人男性に魅力を感じやすい。いや私は白人の顔が好きなんだ!と主張する女もいるかもしれないが、(黄色人種や黒人に比較して)白人の顔立ちが美しいという価値観自体が、白人優越主義に基づいているのである。こうした観念が厄介なのは、無意識下に刷り込まれているため本人は自覚がない場合が多いことだ。

更に言うと、そんな日本人男性よりも「格が高い」欧米白人男性と付き合っている私は、周囲の日本人女性よりも「格が高い」のだと思い込むことができる。よく駐妻が夫の勤め先や年収でマウントを取り合う姿が散見されるが、構造は似ている。自分に自信がなかったり、自分の中に何か価値あるものを持っていないと考える女性ほど、恋人や配偶者の価値を自らの価値の代用の物差しとして用いがちである。

自分に自信がない女性は(男性もだが)、恋人から好かれようと媚びてしまう。日本社会における女性のジェンダー役割が嫌だと海外に飛び出したにも関わらず、欧米白人彼氏に尽くそうと女性としてのジェンダー役割に徹してしまうのは皮肉だ。こうした女性も、本心では男性に「女扱い」されたいのだろう。そんな気持ちを見透かされた日本人女性らは、白人男性に見下されているのではないか?

ちなみに婚活的な文脈で言うと、こうした女性は地雷率が高いの避けるべきである。まぁ彼女らも日本人男性に興味がないので、交わる可能性はそもそもないかもしれないが。

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