ご飯デートのお店選び101

ご飯デートをする際の(特に初回の)レストラン選びは、典型的な男性のジェンダー役割だろう。事実上、お店の良し悪しは女性が男性をスクリーニングする基準の1つになっている。しかし恋愛初心者の非モテ男子は、デートに耐えうる店のストックがなく困りがちである。東京で生まれ育ったからと言って、東●レが脳内にプレ・インストールされているわけではない。そこで本稿では、私の経験に基づいて、デート初心者向けにお店選びの簡単なステップをまとめてみた。

1. 食べログ 3.5以上

まぁ筆者は別に食べログ信者ではないのだが、食べログやRetty等のポータルサイトから、何でも良いので1つ決めて利用しよう。例えば食べログ なら、3.5でカットオフ値を設けると少なくとも不味い店はかなり除外できると思う。最近はInstagram等にアップされた写真からお店を見つけることも多いかもしれないが、立地や価格帯をポータルサイトでチェックしなければいけないので二度手間ではある。

2. 交通アクセスがよい立地

例えば東京だと、相手の職場が都内のどこでもアクセスが良くてお店が集中している新宿や銀座あたりをまず抑える。とは言え、これら町も広いので、更に特定の地区に絞るのが良いと思う(例えば、新宿なら西新宿や新宿三丁目等)。デート慣れしてきたら、恵比寿、表参道、神泉などオシャレなスポットを開拓していこう。

たまに気を利かせて相手の住んでる地域の近くの店を探そうとする人がいるが、そこまでする必要はないと思う。むしろ初対面の女性はあなたに住所を知られたくないと思ってるので、逆に女→男への警戒心を高めそうだ。逆もまた然りで、あなたが住んでる地域の店を予約したことがバレるとヤリモクだと思われるので、避けた方が良い。

3. 食事の種類

洋食系(イタリアンやスパニッシュ・バル等)が無難だと思う。和食系も焼き鳥等はOKだが、デート相手が生モノOKかどうか確認した方が良いだろう。エスニック料理もダメではないが、パクチーがダメな人が一定数いるので注意は必要だ。つまりデート相手には食べられない物や食物アレルギーは聞くべきである。

ちなみに色々な流派があるのだが、デート慣れしてないうちは食べたいものを聞くのは避けた方がよいと思う。お店のストックが少ない状況で食事の種類を指定されると、店選びに困ることになる。

4. 価格帯

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安いチェーン店に女性を連れて行くとSNSで吊し上げられるが、高ければ良い訳ではないのが難しい。日本はデフレなので客単価4~6千円あたりから、デートでの利用に耐えうる小洒落たお店が存在する。男が奢っても8千~1万2千円/デートの出費で収まる。客単価3千円以下のお店だとチェーン店になりがちで、避けるべきである。逆に客単価1万円越えする高級店に交際前の女性を連れて行くべきではない。

5. 席の配置

対面よりも横並びの方が、緊張せずに女性と会話ができるは事実である。しかし予約時に席を指定できない店もある。その場合は仕方がない。

6. 待ち合わせ

これも色々な流派が存在するのだが、特に初心者はお店集合が良いと思う。例えば新宿駅の混雑する改札前で初対面の女性と待ち合わせをするとなると、相手を見つけるのにも一苦労かもしれない。また女性との会話に慣れてないうちは、待ち合わせ場所から店までの道中の会話に困るかもしれない。初めて行くお店の場合は、道に迷う可能性も0ではない。要は現地集合にした方が、非モテ男子が失点するリスクが少ないのだ。

また個人的な経験になってしまうのだが、なぜか女性はデートで5~10分遅れがちだと思う。2人で遅れる場合は店に一報入れなければいけないが、お店集合なら男が待ってれば済む話だ。話は逸れるが、女性がデートに遅れて来ても、まぁ程度問題ではあるがイライラしてはいけない。あなたのそんな態度は女性に見られていて、器が小さい男だと判断されてしまう。何食わぬ顔で堂々と待っていよう。

7. その他の注意事項

非モテ男子が直面する困難の1つに、初見のお店を選ばざるを得ない時がある、という難しい問題が存在する。原則的には初回のデートでは、使い慣れている店の中から選択するのが無難だろう。見知ったお店でデートした方が男性側に余裕が生まれるし、一皿あたりの量も分かっているので、調子に乗って頼みするリスクもない。ところが非モテ男子はデートで利用できる店のストックが乏しいため、初めて行くお店を選ばざるを得ない状況がある。友人を誘って下見ができればベターだが、社会人皆忙しく予定が合わないこともある。その場合には、食べログ等で口コミ等を熟読してイメージトレーニングをしておく等で対処をするしかなさそうだ。

またデートを誘う際に「○○が美味しいお店があるんだけど一緒に行かない？」的な誘い方をすると承諾率が上がる、というテクニックがある。確かにそうなのかもしれないが、その○○なお店を事前に知ってなければいけない。(初めて行ったかのように装うのではなく)本当に初めて行くお店の場合、デート慣れしてない非モテ男子は緊張してしまうだろう。