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七回忌と帰省と。

Konitaroです。

今日は父の命日です。
あれから6年も経ったのかと思うと、切なくもありなんともいえない気分になります。
あれば7年前いや8年前かな、当時の公演間近の稽古が終わった帰り、母からのメールが始まりでした。

父が脳梗塞で倒れたという連絡、稽古終わりの帰り道、気が気でなかったことを思い出します。もし父に何かあれば、降板して実家に向かうことも考えました。でも、公演まであと1週間を切った状態で舞台を降板することはかなり苦しい決断になることは間違いません。

結果として、父は入院することとなり、大きな後遺症が残ってしまいました。舞台は降板とはならなかったのですが、辛さを振り切ってなんとか3回の公演を乗り切りました。

その後実家に帰省し、お見舞いに行きましたが、後遺症として下半身の麻痺と、左半側無視が残ったと聞きました。
ものすごく辛かった記憶が残っています。
同じ技術者としてずっと背中を見てきた父が、仕事が続けられなくなり、好きだった水泳もできなくなってしまうことがとてつもなく辛いものでした。

何よりも父本人が辛かったと思います。
まだまだこれからというときの突然の病、そして後遺症と辛い状況だったと思います。
そして退院し、母が自宅で介護すると決めて色々と準備した矢先に「がん」が見つかりました。

長い入院生活で体力が落ちた状態、手術は不可能と言われました。
また、抗がん剤も体への負担が大きすぎるため、投与が難しい…要するに打つ手なし、でした。

これほど辛い診断を聞くとは思いませんでした、何もできずただひたすら回復に希望を持ち、祈るだけです。

そして6年前の今日、息を引き取りました。
母から、「今日はお父さんはよく寝てる」というメールの後、そのまま起きることなく、この世に別れを告げました。

今晩は、父の好きだったビールを一緒に飲みながら過ごしたいと思います。
そういえば、父の好きだった料理ってなんだったけな…🙄

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