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静岡を歩き直す(0)

更新履歴
2023/11/27
「しずおかイベントニュース」バックナンバーリストを更新しました。

ごあいさつ

公益財団法人静岡市文化振興財団が発行している月刊のフリーペーパー、しずおかイベントニュースというのがあります。これは、財団が管理している市内の施設の催しを中心にした情報誌です。で、その中に「街かど」というコラムが毎号掲載されています。静岡に長く居た人は、同じ名前のフリーペーパーが存在したことを憶えているかも知れません(カバー画像に使用している物です)。私もすこし集めていましたが、今、この静岡文化情報街かどはオンラインで見ることが出来ます。

念のため確認すると、「街かど」の創刊は1994年11月、「総集編」である40号は2012年7月刊行です。「総集編」が何故あるか、というと、フロー情報の塊のような文化イベント情報誌の中で、毎号地域特集が組まれていたので、そこだけはある意味保存版だったわけです。
その後、「しずおかイベントニュース」の中に最初は二頁の枠で「街かど」が復活し、14年7月から一頁の枠になって継続しています。
色々不明のことがあったので、この記事を公開する前に財団の担当者にうかがったところ、知らなかった情報が出てきました。
「しずおかイベントニュース」は2006年(平成18)7月号が創刊号コラム「街かど」の掲載をはじめたのは2013年(平成25)11月号から、とのこと。つまり、「しずおかイベントニュース」は「静岡文化情報街かど」の後継誌ではなく、並行していた時期があったらしい。いま、公開されていない部分についても調査してくださったので、以下の記事には反映させています。あらためて、有り難うございました。

これらの記事は目立たないものの、地域史・地域文化を考える時とても役に立つ情報の宝庫です。特に古いものは「現在」であってももう無いものもあったりするので、とても貴重です。どこからでも、試しに覗いてみてください。

その、“新生”「街かど」を、私は2017年11月号から、年1~2回のペースで担当しています。いつまでやらせていただけるのか分かりませんが、現在までに担当したのは以下の9回です。

201711 但沼 但沼舎人親王の謎
201812 小島 歴史の歯車 小島
201911 村松 高山樗牛の墓石
202005 真砂町 古いが新しい。 清水駅前銀座商店街
202101 駒越 駒越西交差点
202106 小坂 隠れ里の情報ステーション
202202 大谷 静岡大学界隈
202210 銀座・江尻町 記憶する商店街 清水区銀座・江尻町
202303 上清水町 あらためて、清水伝説 

どうしてなのか、清水区が多く、葵区は一度も触れていませんね。
字数制限もあって、記事のために調べたことの大半は使わず、写真も白黒の小さなものしか載せられないので、伝わりにくさを感じていました。というわけで、少しずつ、自分の記事を振り返りながら補足していくような、順不同・不定期の連載をしてみようかなと考えたています。
誰かの役に立つと言うより、私の備忘のため。ですが、こういうリストがあるだけで、ちょっと見てみようか、見たら、行ってみようか、と言う気持ちになる人が、少しでもいれば幸いです。

「静岡文化情報街かど」

本題に入る前に、この広報紙の地域情報について簡単に触れておきます。「街かど」は、40号、総集編に、特集された地域のリストがあります。そこにも、最初の10号は地域特集が無かったと言う説明がありますが、もう少し正確に言うと、最初の10号はやや流動的に著名人の記事が掲載されており、その中には特定の地域を扱う特集的なものもありました。
2 199502 ぶらっと出掛けて楽しめる 七間町・映画と文化 江崎善三郎
3 199508 水と緑と歴史の里・藁科 黒澤脩
4 199512 井川の自然と文化 大村和男
5 199601 伝統文化と「とろろ」の里丸子 芝山信夫
9 199702 西奈=瀬名 ふるさと発見

こんなかんじです。他に連載もあります。
11号からデザイン変更があり、12号からは「路地裏散策」というコーナーになり、16号以降は「あの日あの時」という解説付きで貴重な古写真を紹介するページもレギュラーになりますが、31号でもう一度デザイン変更された時に消えました。いま、とりあえず、10号以降の地名のあるタイトルだけ列挙しておきます。記事は基本的に無署名。署名のあるものもありますが省略します。ややイレギュラーなタイトルがたまにありますし、他のコーナーも魅力的な記事がとても多いので詳しくは直接確認してください。

10 199710 駅南、あの日あの時。
11 199803 用宗 用宗の今昔
12 199809 路地裏散策 鷹匠 長谷通り 浅間通り 城北公園
13 199903 路地裏散策 池田の今昔
14 199911 路地裏散策 静岡の繁華街 七間町 常盤町 両替町 人宿町
15 200003 伝説の里 西奈
16 200012 路地裏散策 駒形界隈
17 200103 路地裏散策 西草深・東草深
18 200110 路地裏散策 秋の寄り道 羽鳥周辺
19 200203 路地裏散策 土手通り界隈
20 200210 路地裏散策 大里~大浜街道周辺
21 200303 路地裏散策 歩こう!駿府城下の東海道 伝馬町通り
22 200309 路地裏散策 草薙周辺
23 200403 路地裏散策 安東・北安東
24 200410 路地裏散策 興津
25 200503 路地裏散策 きよみずさん通り
26 200510 路地裏散策 曲金・小鹿・大谷
27 200603 路地裏散策 清水巴川・港周辺
28 200610 路地裏散策 蒲原周辺
29 200703 路地裏散策 鷹匠
30 200710 街道散策 安倍奥
31 200803 散策 八幡界隈
32 200807 北街道散策
33 200903 由比特集
34 200907 丸子・宇津ノ谷
35 201003 美和探訪
36 201007 三保半島
37 201102 登呂周辺
38 201107 職人のまち 田町散策
39 201202 御門台・狐ヶ崎
40 201207 総集編 変わるまち、変わらないまち

「しずおかイベントニュース」

「イベントニュース」になってから「街かど」に特化したリストはないと思うので、最後に、これまでの分のタイトルを書きだしてみました。これは、自分が担当する場合に地名の重複を避ける為に作っていたものですが、その時、案外重複があることに気づいたのでした。逆に言えば、取り上げられていない地区の多いこと!
初期の2頁時代には、左側に「あの日あの時」がレギュラーでしたが、その後消えています。また、半ページの場合もあります。
上に書いたように、2014年4月以降はweb公開されています。それ以前が読みたい場合は、市立図書館・財団などにおたずねください。

201311 静岡市 回帰する「しずおか」 杉山彰梧(あの日あの時)
201312 羽鳥 月瀬の羽鳥 中勘助の羽鳥 平野雅彦(あの日あの時)
201401 駅南 青春時代の宮本町 海野幸正(あの日あの時)
201402 登呂 「登呂」と私 杉山彰梧(あの日あの時)
201403 呉服町・七間町 「景気がいいね~」 平野雅彦(あの日あの時)
201404 三保 三保の貌 海野幸正(あの日あの時)
201405 丸子 丸子と「内谷」 杉山彰梧(あの日あの時)
201406 葵区大谷嶺 変わることを恐れない 平野雅彦
201407 清水港 共創による風景づくり 清水港 東惠子(あの日あの時)
201408 興津(前) 桜と別荘の町・興津 佐野明生
201409 井川 「ヤマメ祭り」と井川の里 富山昭
201410 興津(後) 興津の寺社 夏祭り二題 佐野明生
201411 日本平 日本平 その眺望景観からの都市デザイン 東惠子
201412 (横田) 横田の「駅」と「おいべっさん」 富山昭
201501 (折戸) 折戸 東惠子
201502 (小島) 小島藩の人物と防人の歌に寄せて 佐野明生
201503 (浅間) 「お浅間さん」と節分祭 富山昭
201504 しずマチ 「しずマチ」場の力・人の力 東惠子
201505 由比 由比の今昔 お太鼓・時頼・そして正雪 佐野明生
201506 水見色 伝説の里「水見色」由来記 富山昭
201507 千代田 千代田 弓削幸恵
201508 足久保 古い歴史を未来に活かす-銘茶の里、足久保 中村羊一郎
201509 富厚里 富厚里・伝説の山と川 富山昭
201510 谷津山 静岡市街地に残る緑の丘、谷津山 村上敏
201511 閑蔵 閑蔵-獣たちの領域で暮らすお年寄り 中村羊一郎
201512 久能海岸 久能海岸~有度浜伝説・潮花汲み 富山昭
201601 番町 番町~大人も子どもも笑顔あふれるまちづくり~ 弓削幸恵
201602 横田町 横田町-おいべっさんと東海道 中村羊一郎
201603 日向 日向の里と伝統芸能「七草祭」 富山昭
201604 長沼 長沼駅周辺散策 村上敏
201605 (休載)
201606 広野 広野~「海岸公園」と「十五夜祭」 富山昭
201607 建穂 建穂 古い歴史と仏像の里 中村羊一郎
201608 羽鳥 羽鳥 中さんは花咲爺 奥山和子
201609 八幡・有東 久能みち-八幡・有東界隈- 曽根辰雄
201610 用宗 水軍の基地があった用宗 中村羊一郎
201611 庵原(前) 庵原村史から学ぶ(前編) 鈴木斉
201612 庵原(後) 庵原村史から学ぶ(後編) 鈴木斉
201701 新間 詩碑「風のごとし」 奥山和子
201702 江川町 駿府江川町-江川町交差点界隈- 曽根辰雄
201703 羽鳥 隠居の本家 奥山和子
201704 宮ヶ崎町 宮ヶ崎町-静岡観光の新たな舞台に- 中村羊一郎
201705 清水港 みかんきり 代表的郷土唱歌 髙木桂蔵
201706 馬淵 馬淵一丁目-上田敏が育った町- 曽根辰雄
201707 久能山 久能山 家康鎮魂の地 髙木桂蔵
201708 久住 久住の「おとうけんさん」と「おかんじゃけ」 富山昭
201709 三保 世界遺産となった景勝地 髙木桂蔵
201710 稲川 稲川-稲河太夫・山梨稲川の町- 曽根辰雄
201711 但沼 但沼舎人親王の謎 小二田誠二
201712 宇津ノ谷 「蔦の細道」「十団子」 富山昭
201801 春日町 森田鶴堂の漆喰鏝絵のお寺の界隈 曽根辰雄
201802 興津清見寺町 静岡市発展のカギとなる東西・南北の結節点 中村羊一郎
201803 JR清水駅東口 JR清水駅東口 万葉歌碑 髙木桂蔵
201804 鷹匠町 象徴詩人:蒲原有明がみつめた街の戦災 曽根辰雄
201805 大間 藁科の高地集落「大間」の里 富山昭
201806 大岩・富春院 『西国立志編』と中村正直 大岩・富春院 髙木桂蔵
201807 御幸町 御幸町・御幸ヶ丘-昭和天皇、軍靴の跡- 曽根辰雄
201808 曲金 「曲金」と「軍神社の花火」 富山昭
201809 江尻町 和歌を楽しみ、割烹を営む人びとのまち 曽根辰雄
201810 草薙 草薙神社と茶つみ唄 髙木桂蔵
201811 丸山町 徳川家康公の和歌 田中章義
201812 小島 歴史の歯車 小島 小二田誠二
201901 大谷 「漂着神」と大谷の里 富山昭
201902 興津 興津・『坐漁荘』 髙木桂蔵
201903 野田平 貴重な民俗・野田平の送り神 富山昭
201904 清見潟 武田信玄の月の名歌 田中章義
201905 安西と安東 安西と安東 曽根辰雄
201906 井川 古代残す井川の山里 髙木桂蔵
201907 草深中通り 草深中通り‐洋風・開化の似合う町‐ 曽根辰雄
201908 駿府城公園 豊臣秀吉の和歌 田中章義
201909 中平松 「天の羽衣伝説」異聞-中平松 富山昭
201910 三保 風早の三保の浦 髙木桂蔵
201911 村松 高山樗牛の墓石 小二田誠二
201912 清水岡町 清水岡町-「御浜御殿」碑を建てた文人たちの足跡 曽根辰雄
202001 沓谷 青年団・ボーイスカウト発祥の地 静岡市 髙木桂蔵
202002 丸子 義元公の和歌 田中章義
202003 丸子 大鈩 大鈩の名所・「不動尊」「誓願寺」 富山昭
202004 井宮町 井宮町-水分の神・瀬織の神から北辰の神へ 曽根辰雄
202005 真砂町 古いが新しい。 清水駅前銀座商店街 小二田誠二
202006 入江 清水の偉人・若杉雄三郎 髙木桂蔵
202007 駒形通 安倍川町:二丁町遊廓―遊里と苦界の世界― 曽根辰雄
202008 平山(竜爪山) 駿河の聖地「穂積神社」 髙木桂蔵
202009 梅ヶ島 歌人・吉井勇と梅ヶ島 細川光洋
202010 東静岡 新都心のビジョン/時の余白 白井嘉尚
202011 久能山 西行の見上げた月 田中章義
202012 蒲原 堀川-水路疎通(疎水)景観のまち- 曽根辰雄
202101 駒越 駒越西交差点 小二田誠二
202102 用宗 “風の聲立つもちむねの磯” 田中章義
202103 駿府城公園 駿府城公園~過去と現在をつなぐ東御門・巽櫓の展示リニューアル 鈴木将典
202104 銭座町 銀座発祥の地・駿河銭座町 髙木桂蔵
202105 興津中町 中宿 -東海道・身延道結節のまち- 曽根辰雄
202106 三保 駿河の名社・御穂(三穂)神社 髙木桂蔵
202107 小坂 隠れ里の情報ステーション 小二田誠二
202108 屋形町 今川氏・流寓公卿の館 伝承地 曽根辰雄
202109 呉服町 人々の集う場所・駿府城下町の札ノ辻 太田那優
202110 両替町 十返舎一九生家地特定の記 大畑緑郎
202111 栃沢 第一回文化勲章受章者が詠んだ静岡茶の祖 田中章義
202112 長谷通 長谷 -観音・仁王が守護していた通り- 曽根辰雄
202201 平沢 駿河区 平澤寺 髙木桂蔵
202202 大谷 静岡大学界隈 小二田誠二
202203 片山 片山-駿河国分寺の伽藍地- 曽根辰雄
202204 追手町 葵文庫と静岡市歴史博物館 森昌俊
202205 興津 野球の名付け親 正岡子規が仰いだ富士 田中章義
202206 羽鳥 木枯ノ森 花野井有年碑 髙木桂蔵
202207 追手町 家康がいた時代の駿府 廣田浩治
202208 西平松 閻魔堂の閻魔さまが見守る久能みち 曽根辰雄
202209 三番町 かつて静岡市の若者たちが詠んだ歌 田中章義
202210 銀座・江尻町 記憶する商店街 清水区銀座・江尻町 小二田誠二
202211 金座町 慶長小判/芹沢銈介/アートロフト 白井嘉尚
202212 宇津ノ谷 昔の情景をそのまま残す蔦の細道 髙木桂蔵
202301 追手町 家康が住んだ駿府城の本丸 廣田浩治
202302 蒲原中 蒲原中ーケレン塗装工輩出のまちの洋館ー 曽根辰雄
202303 上清水町 あらためて、清水伝説 小二田誠二
202304 追手町 静岡市で詠まれた御製と御歌 田中章義 
202305 瀬名川 瀬名川-中世東海道が往還するまち- 曽根辰雄
202306 両替町・音羽町 駿府に時を告げる時の鐘 青木祐一  
202307 広野 家康の柿 小二田誠二 
202308 駿府城公園 静岡駿府ライオンズクラブが建立した歌碑 田中章義
202309 瀬名 「どうして家康が?」(幕ヶ谷神社) 安藤雅之
202310 中田 吉井勇の迷悟庵跡(中田) 細川光洋
202311 駿府城跡 慶喜公の養魚鉢 今野喜和人
202312 草薙・谷田 文化財の忘却について 堀切正人
202401 駿府城公園 駿府城本丸御殿を想像する 増田亜矢乃
202402 東新田・下川原 石の流転 小二田誠二
202403 長田 長田村の栄華を訪ねて 安藤雅之
202404 長沼 あいのうた短歌集 田中章義
202405 丸子 柴屋寺ー狂歌堂の俳諧歌ー 曽根辰雄

というわけで、他の人の書かれた物を見ながら調べて歩く、と言うのも楽しいのでそのうちやってみたいんですが、さしあたりは、自分の担当した記事を書いていたときに使わなかった資料、取りこぼしていた情報などを加えながら、地域研究の楽しみも含め、ぼちぼち書き進めます。

ところで、「しずおかイベントニュース」は市立図書館、県立図書館で蔵書検索しても出てきません。webで公開されているだけ良いのですが、自治体の広報関係資料の類は、その時々の普通の暮らしを知るためにも大事な情報です。静岡では、かつて「Orange Map」というフリーペーパーがありました。これなどは、全部そろえたら中心市街地の商店の変遷を可視化できる素晴らしい資料になると思います。
これは市立中央図書館にはあるようです(市立図書館資料検索・予約 >令和4年度郷土に関する定期刊行物リスト〈pdf〉)。「このリストのものは、蔵書検索システムに登録していないので、資料検索できません」とあります。

あ、「しずおかEVENT NEWS!」でありました! そうだったのか……。タイトルは難しいですね。

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