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転職検討中の方に伝えたい、税理士法人に入社するメリット(未経験者向け)

こんにちは、税理士法人アーリークロス代表の小西です。今回は、税理士法人に転職することのメリットについて書きたいと思います。以前の記事にも書いた通り、税理士試験の人気が落ちていることから、税理士事務所では年々採用が難しくなっています。

かつては「税理士資格を取りたい」「将来税理士になりたい」と思った人が税理士事務所に応募してくるので、事業内容ややりがい、キャリアのイメージというものをアピールする必要がありませんでした。しかし、若い税理士受験生が激減しているため、「今まで税理士法人への転職なんか考えたこともなかった人」にも税理士法人を選択肢にいれてもらう必要があります。そこで、今回は税理士法人の業務やそこで働くメリットについて解説したいと思います。これを機に税理士法人への転職に興味を持つ人が増えてくれると幸いです。
↓イメージ動画もよかったら御覧ください!

税理士法人の業務内容

一見、同じに見える税理士事務所ですが、結構中身にムラがあります。当社を前提としてご説明します。

メインの業務はいわゆる顧問税理士業務になります。月次の会計処理をチェック(または代行)したり、決算書を作って法人税の申告を代わりにしたりという業務を行います。これに加えて税務の相談(納税額がいくらになるか、いつまでに何をすると有利になるかetc)となります。ここまではどこの事務所でもされていると思います。

これ以外にも実は、事業計画の作成支援、融資のサポート、M&Aのサポート、事業承継のお手伝い、バックオフィスのクラウド化のサポート、キャッシュフローの見える化、IPOの支援といった経営に関わるサポートも行っています(当社の詳しい業務内容はコチラをご覧ください。当社は割と業界内でも変わっている方だと思います)。税理士事務所によって業務内容は様々なのでホームページ等でぜひ確認してみてください。

税理士法人で働くメリット①-経営者に感謝される仕事

まずこの仕事の一番いいところは、お客様である中小企業の社長にとても感謝されるというところです。想像してほしいのですが、社長には「お金に困っている」という話をできる相手がほとんどいません。家族にだって言えないことが多いです。

我々は顧問税理士として、数少ない社長の「お金の相談相手」になることができます。創業時には、創業融資の相談を。拡大期には、増加運転資金や節税の相談を。苦境に陥ったときには、事業再生の相談を。事業承継や引退の際には、その資金相談を我々は日々うけています。社長によりそって一緒に答えをつくることにより非常に感謝していただけます。

今回の新型コロナの影響が出始めてからも、融資制度の相談や必要書類の準備に我々は奔走しました。「これで安心して眠れる」、「これで従業員をクビにせずに済む」こういった言葉をもらえることは非常にやりがいを感じることができます。人の役に立ちたいという方には本当におすすめできる仕事です。

税理士法人で働くメリット②-キャリアアップになる

この業界で経験を積むと、人材価値があがり、キャリアアップにつながります。私としては転職せずにこの業界にいてほしくはありますが、様々なキャリアパスが存在します。

税理士法人には経営者から日々たくさんの相談がきます。そこで身につく知識はパッと思いつくだけでも以下のようにたくさんあります、

税金、会計、簿記、財務、融資、M&A、労務、経営、補助金、事業再生、会社法、民法、不動産、保険、業務改善、ITスキル、相続、コミュニケーションスキルetc

この他にも会社の裏側まで知ることができるため、様々な業界の裏事情にも詳しくなれます。

もちろん担当する業務によって身につくものは違うと思いますが。これらのうちの半分でも詳しくなれば、労働市場においてひっぱりだこになると思います。

経理や税務部門はもちろんですが、企業の経営管理部やCFOとして活躍したり、コンサルタントとして活躍したりする税理士事務所出身者も多数います。日々社長の右腕として活躍する税理士事務所のスタッフは、経営者からひっぱりだことなるのです。実際私の知り合いでも、優秀な会計事務所の担当者を引き抜いたという事例をよく聞きます(※うちのスタッフは引き抜かないでくださいね笑)。

また、たとえば税金に詳しい保険外交員や税金に詳しい不動産営業マンとして、「税務×〇〇」という形で付加価値にして活躍しているかたもいらっしゃいます。税理士である私がいうのもなんですが、税務は本当に難解ですし、あらゆる取引に影響してきます。「税務につよい」というのは一生モノのの付加価値になると思います

もちろん税理士資格を取れば独立も可能です。

税理士法人で働くメリット③-不況に強い

税理士法人は不況に強い業種です。不況になったからといって大きく仕事が減ることはありません。不況だろうと決算や税務申告は必要になりますし、資金調達や事業再生のニーズはむしろ強くなります。また、資格という参入障壁があるため、急にライバルが倍増したりということもありません。不況に強い雇用が安定しているというのは、未来が見えないこの経済状況で大きなメリットだと考えています。仕事がなくて倒産したという税理士事務所は聞いたことがありません。

世の中ではAIによって税理士の仕事がなくなるというような言説もありますが、それは不正確です。機械に置き換えられるような業務は減るかもしれませんが、それは我々の仕事のごく一部だからです。上記でもご説明したとおり、我々の守備範囲は多岐にわたります。AIに置き換えられるものがあったとしても他にやることは沢山あります。我々も日々業務が増えているので、むしろAIでできる部分はどんどんやってほしいと願っています。我々がクラウド会計やIT関連の投資に力をいれているのもこういった理由からです。

また、知られていない事実ですが、税理士の脅威として言われているクラウド会計の拡大が進んだ直近数年間でも税理士事務所のマーケットは成長し続けています。我々はITによって仕事を失うのではなく、ITによって業務を拡大させることができるのです。以下の記事によりますと、「会計事務所市場は、2012年~2016年に124%成長」しています。

今後もバックオフィス業務のDX化や事業承継のサポート、海外進出支援等の業務が拡大していくと考えています。

税理士法人のメリット④-そのほか

あげればキリがないですが他にも色々あります。転勤がない、出張が少ない、金融投資や不動産投資に詳しくなる、休みが取りやすい、定年後も働きやすい、真面目な人だと思われやすい(笑)etc

アーリークロスで働くメリット-成長している組織で一緒に成長できる

最後に当社で働くメリットもご説明したいと思います。当社は税理士業界でもトップクラスの成長(前期実績:対前年比50%超)を果たしており、様々なチャンスがあります。新しい業務にチャレンジしたり、新しいクライアントを担当したり、マネージャーになったり、とたくさんの成長機会があります。これは成長企業ならではのメリットだと思います!地味に思われがちな税理士業界でも伸びてるところはあるのです!

税理士法人意外といいなと思った方へ

いかかでしょうか。「おっ、税理士法人もいいな」と少しは思っていただけましたでしょうか?

宣伝になってすいません(笑)。税理士法人アーリークロスでは業界未経験の方も採用しています。

さきほど書いた通り、税理士法人は様々な業務を行っています。税理士事務所や経理等の経験がなくても、過去のお仕事の経験が活かせます。社長に寄り添うコミュニケーション力、金融の知識、ITスキル、課題解決力、こういったスキルを活かして社長の右腕となってください!もちろん、簿記や税務の知識はたくさん学んでももらいますが、社内にたくさん専門家がいますので丁寧にレクチャーしていきます。ご応募お待ちしております。

「急には怖くて応募できないよ」という方には、オンライン会社説明会も実施ておりますのでお気軽にお問い合わせください(日程が合わない方には、次回開催が決まり次第ご案内しますのでフォームよりご登録ください)

うちで一番長く働いてくれている2人も全く違う業界出身です。最初は苦労したようですが、今は部長として大活躍してくれています。新たな仲間と会えることを楽しみにしています。

おわりに

会計業界が不人気になってしまっているのは非常に悲しいなと感じています。今回のコロナ禍の対応を通じて、税理士法人は、間違いなく地域経済の重要なプレイヤーだと再認識しました。

不人気になってしまっているのは、「AIでなくなる仕事」みたいななんとなくのイメージだったり、我々が仕事のやりがいをうまく発信できてなかったりというのが原因ではないかと思っています。今回はこの誤解や認知度の低さを少しでも軽減すべく筆をとってみました。少しはイメージが湧きましたでしょうか?仕事選びの一助となれば幸いです。




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