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ロールモデル、欲しいですよ!

みなさんは、ロールモデルという言葉をご存知でしょうか?私は今、痛切にロールモデルを必要としています。
 


そもそもロールモデルとは


ロールモデルとは、ざっくり言うと、仕事場において、「こんなふうになりたい!」って思える憧れの人のことを指します。

私がロールモデルという言葉を知ったのはこちらの記事を読んだから。中原淳先生のブログはいつも子育て本がわりに拝読しています。

この記事では、ロールモデルになるような仕事と家庭を完璧に両立する完全無欠の働く女性が不足していることが課題だと世の中では思われているけれど、果たして女性はそんなロールモデルを必要としているのか、本当に必要なのはメンターやスポンサーなのではないか、という問いを発信しています。noteで色々なワーママさんのブログを読んでいても、「そんな完全無欠のロールモデルを用意されても私は、そんなふうになれない」と嘆かれている方が多い印象です。

完全無欠な女性のロールモデルは確かにいらない

めっちゃわかる

特に仕事も育児も両立して、立派なキャリアを築いた完全無欠な女性。彼女たちが働く女性の地位をも築いてきてくれたので、大いに感謝しています。ですが、とても真似はできない。曇りなき眼で「育児との両立のコツは、実家の母を活用することです」なんて言われましても、ね。

私のロールモデルのMissing Piece

冒頭に挙げた中原先生のブログでは、ロールモデルは特定の誰か、ではなく、いろんな人の良いところを取り入れたパッチワークである方が自然では、と仰っていて、目から鱗が落ちました!

ですが、それにしても、今の私の職場の人の良いところを全部をかき集めても、何かとても大切なものが足りない。

Missing Pieceは踊る大捜査線の「わくさん」

私は30歳で第一子を産んで、それからワーママに。明確なマミートラックを走ってるわけではないけれど、職場では、どうしても二軍扱い…な気がする。残業デフォな男性9割の職場なので、仕方ない。もう、出世は無理だろうな、と思う。まぁ、そもそも子供がいなくても、なかなかのポンコツ具合で、かつ会社への忠誠心もそんなに高くない私は、出世はしなかっただろうけどさ。

でも、会社への忠誠心は低くても、仕事への忠誠心は捨てられない。あの頃、子供たちが泣きながら保育園に通ってくれて、それで繋いでくれた働く機会だからできるだけ、未来を向いて働きたい。

でも、いないんだよな。私の職場には、現場ひと筋でノンキャリだけど存在感のあるベテラン社員が。そう、ドラマ『踊る大捜査線』の「わくさん」みたいな、そんな憧れの存在が。

フジテレビ公式動画配信サービス『FOD』より引用
https://fod.fujitv.co.jp/title/4397/4397120002/
懐かしいです(*´艸`*)

チャイルドペナルティを課されて、王道キャリアを歩むことが難しくなった多くのワーママが必要とするロールモデルって、キラキラ管理職ワーママではなくて、わくさんみたいな、ノンキャリだけど、現場で生きる逞しいおじさん的な存在なんじゃないだろうか。

存在感のあるベテラン一般社員さんがいたらいいのに!

私の職場には、管理職になる人と、だんだん存在感が薄くなっていく窓際ベテラン社員のどちらかしかいない。他部署には居たんだけどなぁ、わくさんみたいな人。それはもう、個人の問題ではなくて、うちの組織の構造的な問題なんだと思う。私も、窓際おばさん化しつつある自分を感じるもの。

なぜ、うちの部署には窓際ベテラン社員ばかりなのか、については、また別途考えるとして、とにもかくにも、私はやっぱり、職場に存在感のあるベテラン社員さんがいて欲しい、私のロールモデルになってほしいです!

そんなことを考えながら仕事をしています。やっぱり、ロールモデル、欲しいですよ。

追記
とはいえ、正社員で、子供がいても辞めさせられず、窓際おばさんになれるだけ、恵まれていることも、わかっているつもりです。それは、私の努力や能力のおかげではなく、ひとえに運と、あと私のダメ人間要素がたまたまプラスに働いたからです。





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