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サグライフじゃない、やさぐれ人生

 本日反動日和、とはいえ、遊びに行っただけの次の日なので睡眠不足による言い訳がない。それでもアタマん中マントラが回り続けている。

ここで改めて気付いたのは私の人生は言い訳ばかりであってそれで成立させようとしているという事。それに芯の方でやめろとでも言いたいからマントラが鳴っているのか、いやこれもただの言い訳か。

やった事はないけど多分ずっと遊んだとしても身体はいずれ、あ、ちょっと旦那、わて、あきまへんと言って休む時すぐ来るだろう。
本来それぐらいでいいと思うのだが私は遊ぶのが下手くそなんだろう。何でも面白がる事が出来れば良いのだろうに諦めて言い訳してこの今も楽な方楽な方へ行こうという魂胆でこんな事に成り下がっているんだろうなとしみじみ思う。

バイト終わりに映画を観て帰る。いわゆる弐番館。二時間二十分とみると後退りしそうになる自分がいる。交通費も掛かるので迷う。
元は他観ようと思っていたのだがたまたまチラシを見て気になったのが『RHEINGOLD ラインゴールド』

RHEINGOLDというのはドイツ語なんだろか。それぐらい当日のノリとタイミングで決めた。
めちゃくちゃ要約するとドイツのギャングスタラッパーの噺、ただこのXatar(カター)というラッパーはクルド語で“危険(な奴)”という意味らしく何でそんな名前を名乗っているかというとクルド系の移民でドイツを中心にサグライフを重ね世に名を売ったという訳で、ファティ・アキンという世界で名を馳せる監督であるというのも気になった。
クルド系や移民など社会の事描かれていそうでありながらおバカ映画の匂いがしたのだがまあそんな具合でマントラアタマでもボーッと観られて良かった。

やりたい事やる為に段々と道を外れて行って代償と迷惑を身内にもかけて行く。
それでも我が道を行く。
別に私なんか比べる必要すらないが私には到底負いきれない代償を請け負っているし文句はない。よくやるぜ、しかないんだけれど。
その数奇な人生においてラッキーな部分は大いにあると思う。
終始、偉大な音楽家クズ父の教えとして運命なんかない、自分で切り開くしかない。が結構大きいテーマ。たしかにそりゃそうや。としか言いようがない。

でも言い訳も多少してもいいんでねと思った。

幼少期パートどん底の秩序ない世界では通用しないのはしみじみ沁み入る所もある。どんなに切り拓こうとしても邪魔されるそれでも抗うしかないと。
その後、刑務所の中でも(これはドイツの刑務所)でやる事やるというのは思い知ったけれど、ただやはり平和があっての上でしかカルチャーが成り立たないのはその分浮き彫りになっているのではないだろうか。

しまってないけど今日は終わり。マントラ鳴って喧し、先ず休めと言っている。
一番分かった事はあんなハードモードのサグライフは儂には無理や。

ほんまは帰りに寄りたい…。夏の終わり、

#Spoon 近藤フルコースのCASTだよ!

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