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こんにちは。

大人サーファー応援トレーナー

サーファーズ身体管理学

近藤政隆です。

さて、WSLナラビーンクラシックが始まってますね。日本人ではカノア君が頑張ってますね!

さて、サーフィンでも捻挫をしてまだ炎症が残っているとか、内臓の炎症がまだ治まらない、、など炎症という言葉を良く聞くと思います。

炎症と聞くと、、

✅悪いところ
✅痛みがあるところ
✅炎上とおんなじ意味?

そんなイメージする人が多いですかね?

✅言葉は分かっていても詳しい事は分からない

と、いう人が多いと思います。

今回の記事を読んでもらうと炎症とはどんな仕組みかが分かります。

炎症とは?

まず、炎症を一言でいうと、

✅体の中で異変が見つかった時に起こる反応
✅この異変と細胞(免疫細胞)などが戦争をしている状態です。

生体防御機構

この異変と戦っている細胞の働きを生体防御機構と言い、日本でいうと自衛隊です。この自衛隊も陸、海、空軍があるように、体を守る細胞達にも役割があってマクロファージ、白血球などが存在します。

これは以前にアニメはたらく細胞を使って詳しく紹介していますので、詳しく個々の働きを知りたい人は下の記事を読んでください。力作です!笑

生体防御機構の主な仕事は体の中で起こった異変(異物)を殺菌・消毒・消化をする事です。

異変の種類と炎症の反応

この体の起こる数ある異変に対しての炎症の反応をざっとあげてみると、、

✅怪我や打撲 怪我や打撲で細胞が傷つくと炎症を起こします。この時の炎症は細胞の損傷を狭い範囲にとどめたり、早く治すための反応です。
✅病原体、細菌、ウィルス これらが外から体に入ってくるとそれを見つけた免疫細胞(白血球など)が、食い止めようとバトルになり炎症を起こします。特に節々にあるリンパ節では大乱闘を繰り広げます。(仁義なき戦い)
✅科学的物質刺激 金属アレルギーの人や危険な薬品などの化学物質が体につくと炎症を起こし、細胞の損傷を狭い反応にとどめたり、早く治すための反応です。
✅新陳代謝異常 これは内臓の変調によって起こります。内臓を構成する細胞へのダメージなどに対し、炎症を起こして対処しようとします。
✅極端な温度環境 極端な温度環境でも火傷、凍傷などの炎症を起こします。
✅耳や肺に水 耳や肺に誤って水が入ると中耳炎・肺炎を起こします。

炎症の症状

上にあげた変異に起こる炎症の症状には主に4つの徴候があります。これはケルススの4徴候とも言われています。

✅発赤 皮膚が赤くなるのは血流量を増やすためで、理由は白血球などの体の自衛隊をスムーズに送り込むためです。
✅熱感 その場所が熱くなるのは体内の細胞が熱くなる物質をだすためで、理由としては患部を熱くしたほうが白血球などの自衛隊が活発に動けるためです。
✅腫脹 患部が腫れるのは血管内の組織液などがあふれるためで、その理由は白血球を血管外に誘導し損傷部位に向かわせるためです。(過去記事参照)
✅疼痛 痛みが出るのは炎症している時に細胞達は色んな物質を出します。それが痛みの感覚受容器を刺激するからです。理由は悪い場所を知らせるためです。(よくできてますね!)

結局炎症は体にとってどーなのよ?

炎症は異変から体を守るために起こるので、体にとって必要な事です。

でも、見方を変えると体にとって悪い事が起こっている証拠になっているとも言えます。

そう考えると、私を嫌いでもAKBは嫌いにならないで、、あ、、違う、、

悪いのは異変であって、炎症は体を守ってくれる大切な反応なんですね。


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