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サーフィンで起こる捻挫の話し

こんにちは。近藤政隆です。

サーフィン中にフローターやエアリアルの着水の時に足をグキッとやってしまい足首の捻挫だと診断された経験はありますか?

私はありません、、そもそも出来ません、、、笑

さて、そんな大技で怪我をしてみたいもんですが、捻挫は他のスポーツや転倒時にやってしまった経験は皆さん一度はあると思います。女性だとハイヒールでグキッというやつですね。(内反捻挫と言います。)

捻挫ってなんだ?

人間の筋肉の中に関節はたくさんあります。そのひとつひとつ骨が靱帯でつながれています。


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リアルな足首だと、、

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この黄色の丸のところなんかです。とにかく靱帯がまず骨をつないでその上に筋肉や筋肉の腱がまた付着しています。この靱帯が部分的に切れたりして炎症を起こして腫れることを捻挫といいます。私もサッカーをしていた頃にやりました、、

捻挫の程度

捻挫にはお医者さんが判断する程度があって、大まかに3つに分類されます。

第1度 靱帯の一部の断裂で痛みや軽度の腫れがあります。

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第2度 靱帯の部分断裂で、かなり腫れて関節の運動も制限されます。

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第3度 靱帯の完全断裂で関節が不安定に、、腫れや痛みがハンパナイデス、、

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正直3度損傷だと手術でつなぐしかないと思います。特に膝の前十字靭帯などの大きい靱帯とかだと、再建手術でつながないと競技復帰は難しいです。再建手術は代用として自分のあまり使わない場所や大きい筋肉の腱を移植したりします。(膝のお皿の腱の一部など)また、足首の小さい靱帯などでは切れたまんまでも他の靱帯や筋肉などで補ってなんとか競技できる場合もあります。また1度や2度の軽傷の部分断裂だと、保存療法がメインで自己回復の力でつながります。

どうやって回復するのか?

では、保存療法の場合はどういう過程で回復するのか?

まず、捻挫をするとその負傷箇所に色んな炎症物質たちが集まって大騒ぎします。俗にいう炎症です。アイシングはそれを少しでも抑えるためにします。

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何日かすると炎症がおさまり痛みも引き、破損組織を再生する線維芽細胞たちが活性化して再生過程がスタートします。

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そしてくっつきコラーゲン繊維が再生を進行させます。

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そして治ります。ここまで回復する過程は本当に個人差があります。年齢や保存の仕方でも変わります。足首などよく使うところは歩いてしまったりするので、治りがどうしても遅くなります。また、コラーゲンなどのもとはタンパク質なので栄養状態や休養の仕方でも大きく変わります。

よくやってしまう勘違い

この他によくあるのは炎症が治るタイミングで痛みが引くので治ったと勘違いして運動を再開してしまうケースです。再生過程が完全に終わるまでは損傷部位は弱っている状態です。またやっちまった〜!?と、なる危険性大です、、

痛みが引いてからも数日は大事をとり、医師や専門家に必ず相談してから運動を再開したほうが無難です。

どうしてもの場合もあるのが現状

ただ、プロや学生などは時間が限られていたり、大事な試合だったりすると痛み止めやテーピングで無理をしてしまう事が実際は多いですね、、それで試合中に再発、、悲しい瞬間です、、

捻挫の過程についてざっくりと紹介しました。サーファーの皆さんも少し足や膝をひねってしまったらこの記事を思い出してくれると嬉しいです。少しの我慢が後々のサーフィンライフを楽しくしますよ。

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