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銀河鉄道に乗りながら日記を書きたい。

また書くのを忘れてしまった。
いや怠けただけか。

とりあえず適当に書きます。

この間、『銀河鉄道の父』という映画を見ました。今年はなんでも宮沢賢治が亡くなってから九十年だそうで、それを記念して作られた映画だとか。

まあ元々長井慶喜さんって方が書かれた本が原作らしいんですけど、最近じゃ読みたい本が溜まりまくっている僕からしたら映像作品だとかなりありがたいんですよね。

主演が菅田将暉さんってことも一役買っているんですが。

多分、大方の人もそうなんだろうけど、宮沢賢治って離小島みたいなイメージありますよね。彼が生きていた時代には芥川や太宰など超有名どころの文豪がいたんですけど、宮沢賢治はそういった文豪たちと全く縁がなかった。

出版した本もめちゃくちゃ売れた訳じゃなくて、彼の作品が注目を浴びるようになったのは死没してから。まるでゴッホみたいですよね。

宮沢賢治の作品もなかなかに異質な感じで、正直呼んでいてよくわからない。だけど、なぜか心が温まる。ホッとするんですよ。

本音を言えば、小学生の頃は宮沢賢治の作品はどこか怖い感じがした。クラムボンとかマジ恐怖でしたよ。

映画を見ると、少しだけ宮沢賢治に対する印象は変わったかな。それでもところどころ気狂ってるなとか思いましたけど。大声で「南無妙法蓮華経」と叫ぶところとか。病に臥した妹にタバコ勧めるとか。本当かどうかは知りませんけど。

あの時代の文豪たちって、言葉を恐れずに言えば、イっちゃってますよね。精神が弱いというか感性が豊かすぎるといか繊細すぎるというか。でもその感受性の豊かさが素晴らしい文学作品に結実しているのだと思うと感動したりします。

さて、『銀河鉄道の父』の主題歌はいきものがかりさんが歌っています。STARという曲名で、透き通った歌声に歌詞が素晴らしい。

1番好きなフレーズはこちら。

ものがたりを灯りにして 悲しみを照らすのさ
時を超えるのは 言葉だけなんだ

もう一つ気になったフレーズはこれ。

誰かを愛せば 弱くなるけれど
それがきっと 幸せだと 僕は知ってしまった

気になった方はぜひ聴いてみてください。
あと宮沢賢治も読んでみてください。
注文の多い料理店が面白いですよ。

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