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とあるIT企業のハラスメント⑦~脱走への道~

Aさんの離脱に向けての方針を決めて動き出す話。

4月を迎えて、Aさんも限界の状況だった。
会社は完全にリモート、外出自粛が続く中で、相変わらずXの活動は「対面」で続けられていた。


Aさん「もう限界です…」


Aさんは感情がだいぶ戻ってきており、時折泣きながらも話をしていた。

…そろそろ決着をつけよう。

どんなタイミングでどんな話をすべきか。

まず、今まで感じたXの印象から少なくとも対面で言うことは避けるべきだった。話が終わるまで開放しないだろうし、相変わらず「自分が満足するまで」逃してもらえない。

本人無自覚だろうが、そもそも軟禁のようなことを日常的にやってきている。

そうなるともう会わずに、長期連絡できなくてもいいタイミングで。ということでGWに実行することに決定した。

そもそもこのコロナ事情、大変申し訳無いが都合が良かった。少なくとも会社で対面で会うのは避けられる。

平日もZoomを使って週3回、ミーティングとワークなんていう名前のものをやらされていたAさん。そのリモートの場で脱退をぶつける事にした。

ただ、Zoomとはいえ、本当に報復が怖い。今後の動き方も含めてどうしていくかを決めないといけない。そんな状況だ。

過去のやり取りを見ているとかなりのストーカー気質もある。セクシャルな境界線も把握していない。自分のことが全て正しいと感じている。

ヘタすると逆恨み、裏切り者というレッテルと報復もあり得る。

脱退報告をしてうまくぬけられないだろう。その上でどう動くか、「会社」も含めて話をする必要があるだろう。


-当日の脱退報告プラン
-その後モメたときにどうするか
-脱退出来たあとの動き


その辺りの方針をザックリと決めて私とAさんは動き出した。

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