マスカット・ベーリーA試飲【番外編】
前回は岩の原葡萄園創業130周年記念トークライブの模様をお送りしましたが、今回はその【番外編】として、トークライブ中に話題に上がったふたつのマスカット・ベーリーAを試飲してみました!
↓ トークライブの記事はこちら ↓
同じくマスカット・ベーリーAからワインを造っている生産者さんのおすすめとあってなかなか興味深かったです。
牧内マスカット・ベーリーA エステート 2018(都農ワイン/宮崎県)
登美の丘ワイナリー 栽培技師長の大山さんは東北から九州まで、いろいろなワイナリーのマスカット・ベーリーAをおすすめしてくれました。
なかでも今晩わいんが注目したのは、宮崎県の都農ワイン。
もともとは町おこしの一環として立ち上がったワイナリーですが、現在では国内外でアワードを受賞しており、メディアからも注目されるまでに発展しました。
今回、試飲したのは基本のマスカット・ベーリーAよりワンランク上のエステート。
エステートは、2017年ビンテージが昨年イギリスで開催された、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2019にて奨励賞を受賞されたということもあってどのようなワインか気になっていました。
まず外観は透明感のあるルビー色が本当に美しいです。りんご飴のような香り、続いてプラムやイチゴの香りが顔を出し、グラスを回すと森のような香りも漂ってきます。
味わいには野生のベリーを感じ、タンニンはあまり多くないですが、キメ細かく、すべらかでワイン全体のバランスを調和のとれたものに整えています。
全体的に軽やかで、マスカット・ベーリーAのチャーミングな魅力が詰まっています。軽く冷やしておけば、夏でもおいしくいただけるでしょう!
・希望小売価格:1,740円(+税)
・内容量:750ml
・生産国:日本/宮崎県
・生産年:2018
・アルコール度数:11.0%
★公式Webサイトでは最新ビンテージで販売中
★楽天市場でも取り扱い中!(ヴィンテージは2019)
https://a.r10.to/hIttKs
マスカット・ベーリーA Yキューブ 2017(ダイヤモンド酒造/山梨県)
続いてご紹介するのは、登美の丘の大山さん、塩尻ワイナリー ワイナリー長の篠田さんのふたりから名前が挙がった山梨県のダイヤモンド酒造。
こちらのワイナリーでは3代目の雨宮吉男さんがフランスで修業されたということもあり、樽熟成を施したマスカット・ベリーAは従来の軽やかでかわいらしい印象とは異なり、深みのある香りとしっかりした味わいになっています。
マスカット・ベリーAの特徴であるイチゴの香りは奥のほうにかすかに感じる程度で、ブルーベリーなどの酸味を伴う果実にミントのようなスーッとした香りが重なります。
抜栓直後は酸味やタンニンがやや強めの印象なので、少し時間を置いて飲んだり、2日目も楽しむことができます。 数年の熟成のポテンシャルもあるのではないでしょうか。
先ほどご紹介した都農ワインとはかなり印象が異なるワインですが、カジュアルに日常的に楽しむなら都農ワイン。 じっくり腰を据えて飲みたいときはダイヤモンド酒造など、そのときの気分や好みで選んでみるのもいいかもしれませんね。
・参考価格:2,700円(+税)
・内容量:750ml
・生産国:日本/山梨県
・生産年:2017
・アルコール度数:12.5%
★楽天市場で取り扱い中!
https://a.r10.to/hlJaen
さまざまなタイプのマスカット・ベーリーAでおうちご飯をさらに楽しく!
さて、前回のトークライブでのテイスティングも含め、合計5つのマスカット・ベーリーAを飲んでみたわけですが、「軽い、甘い!」という従来のイメージからはずいぶん進歩したのだなあと実感しました。
ボディが軽めで、和食に合わせて気軽に飲めるタイプから、すきやきやハンバーグなどのお肉にまで合わせられる濃密なタイプのものまで実はいろいろなタイプが選べたんですね。
筆者のおすすめは、前回試飲した岩の原葡萄園のマスカット・ベーリーA。ミディアムボディながら、しっかりした果実味とまとまりのある味わいが、幅広い料理に合いそうです◎
個人的コスパ賞は同じく前回試飲した、塩尻ワイナリーのマスカット・ベーリーA。2,000円代で品種をキレイに表現し、ピュアな味わいに仕上げているところが素敵でした!
日本を代表する品種マスカット・ベーリーAでおうちご飯がさらに楽しくなりそうですね♪
↓ 前回のトークライブの記事はこちら ↓
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