見出し画像

読書の秋にワインの本はいかが?

読書とワインで、実りの多い秋を過ごす

最近は過ごしやすい気温になり、すっかり秋めいてきた今日この頃ですが、秋といえば読書の秋! ということで、今回はnoteのお題 #推薦図書 をお借りしてワインに関する本を5つご紹介します。

ワインの基礎知識をやさしく学べるものから、美味しいワインの選び方、はたまたビジネスを切り口とした教養本まで、幅広く選んでみました。今晩わいんスタッフのレビュー付き!

秋の夜長に、ワインとともに楽しんでみてください。

1. マンガで教養 やさしいワイン

ワイン男子がマンガでワインを教えてくれる、初心者向け読本

“もしもワイン用ぶどうが「ワイン男子」として現れたら?” をテーマに作られた、ワイン入門書です。
ワインと料理のマリアージュ(組み合わせ)もよく分からないOLのマリアが、イケメン(ワイン)たちと出会い、彼らのことを知っていく…… という分かりやすいストーリーになっています。

ブドウの特徴的な品種を擬人化していて、実業家のカベルネ・ソーヴィニヨンは「カベルネ、意外と二の腕がガッチリしてるのね」 などと言われたり、孤高のバイオリニスト ピノ・ノワールは「ソロでこそ彼は輝くわ」 と言われたり、チャラい双子の兄弟シラー&シラーズに迫られたりと、ワインに興味がなくても、ちょっと飲んでみようかなと思わせる演出が盛り盛りです。

マンガ以外の解説も、図解や表を交えて分かりやすく解説してくれるので、これ1冊読んだだけで、なんとな~くワイン通になれそう。 ワイン初心者におすすめの1冊です。

2. 基本を知ればもっとおいしい! ワインを楽しむ教科書

ワインの基本をこの1冊で網羅! 趣味でワインを始める人にピッタリ

本のタイトル通りまさに教科書といった感じで、ワインの醸造方法から代表的なブドウ品種、ワイン生産国、ラベルの読み方、マナーやグラスの選び方に至るまで、かなり多くの基礎知識を盛り込んでいます。

カラーイラストをたくさん用いていて、読みやすく、理解しやすい工夫がなされているところもグッド。
ワインに興味を持ったならまずは基本をおさえておきたい人、趣味としてワインを始めたい人におすすめです。

巻末には基本的なワイン用語集と、「記念日ワイン」「ジャケ買いワイン」などのテーマ別のワインリストがあるので、購入時の参考になりそうです。

3. Amazonソムリエが教える 美味しいワインのえらび方

細かい知識は必要ナシ! 手頃でおいしいワインをみつけるヒントが満載!

シニアソムリエの原さんが、ワイン初心者の人たちにも日常的にワインを楽しむポイントを教えてくれる1冊。

まずは好みのブドウ品種を知ることから始めよう…… ということで、代表的なブドウ品種(白4種類、赤4種類)のなかから、お気に入りを見つけていくことをおすすめしています。

生産国別のワインの特徴、相性のいい食事やチーズとの組み合わせなども載っているので、もっとワインを知りたい! というすでにワインになじみのある人たちでも十分楽しめる内容になっています。

ユニークなのは、LESSON 3の「こんなワインを探しています」。ツナ缶に合うワインって? コンビニ弁当に合わせるなら? など興味をそそられる質問に答えてくれています。

4. dancyu合本 ワイン。 

dancyuらしい、食事とワインにこだわった美味しい1冊!

グルメ雑誌 dancyuのワイン特集などの過去に掲載された記事を編集し、合本にした本。 食事とのマッチングを念頭に置いた内容が多く、読んでいるととにかくお腹が空いてきます……。

大阪の中心地に存在する元オフィスビルの倉庫を改造したワイナリー、フジマル醸造所(現在は東京・清澄白河にも展開)を皮切りとした、個性豊かな日本のワイナリー特集をはじめ、さまざまな種類があるワインをより楽しむためのティップスや、ワインに合わせるつまみ特集など、ワインをより楽しみたいと考えている方の最初の一歩におすすめです。

「イタリア料理が好き!」 「食事と一緒に楽しむワインが好き!」といった食いしん坊やグルメな方であれば、翌晩にはきっとワインを片手に帰りたくなるはず。

5. 世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン

世界のエグゼクティブが追い求めるワインの魅力とは

ニューヨークのオークション会社クリスティーズで10年以上ワイン部門を担当した著者が「ビジネスツールとしてのワイン」という切り口で書き記した1冊。

フランス、イタリアなどの著名なワイン生産地の解説と格付けなどから始まり、それらワイナリーが込める情熱、そして新興国であるアメリカ、チリなどの伝統にとらわれないワイン造りとその評価など、教養として不足ない知識が得られます。

当初「本当に世界中のエリートがワインを学んでるの?」という疑問がありましたが、読み進めていくうちにワインは「投資」としての側面をかなり強く持っていることがわかります。
そういった一面も合わせて、ワインは世界のエグゼクティブたちを惹きつけるのかもしれない、と納得してしまいました。

ワイン好きの取引先がいるビジネスマンは、間違いなく一見の価値アリ!

肩肘をはったり、はらなかったりしましょう

以上、5冊をご紹介しました。

今回レビューを書くにあたって本を一通り読みましたが、ワインは本当にいろいろな顔をもつ飲み物だなあと感じました。

暮らしの中へ深く浸透し、飲料水やジュースのように気軽に楽しまれているかと思えば、ビジネスの世界ではハイエンドな趣味・嗜好品として、エリートたちの共通言語になっていたりと、そこにいる人に合わせて価値を変えて存在するワインは多種多様な人生を彩るとても懐の深い嗜好品ですね。

ぜひ、ワインのもつ様々な一面をこれらの本で知っていただき、楽しんでいただきたいです。

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?