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「老後のために何から準備した方が良いの?①」


はじめに

穏やかで安心できる老後を過したい。」とお考えの方も多いと思います。
では「安心できる老後」、「穏やかな老後」とは、具体的にどういう状況でしょうか?
今回はこの点についてお話をします。

どんな生活をしたいか、具体的にイメージをしてみましょう

「安心」、「穏やか」は抽象的な言葉なので、なんとなく希望はあるけれど、具体的なイメージをしたことがない方も多いのではないでしょうか。
同じように、老後に対して、漠然とした不安感を持っている方が多いように思います。

まずは自分がどんな生活をしたいのか、ということからイメージしてみましょう。今のままの健康状態であれば、今後の生活もイメージもしやすいと思います。
反対に、認知症になってしまったり、病気などで思うように体が動かなくなってしまったりした場合に、安心した生活を送れるでしょうか。
このような場合に、自分が「安心」や「穏やか」と感じるのは具体的にどういう状態なのか具体的に考えてみることをお勧めします。

そして、段階に応じた安心した生活をイメージしましょう。
例えば、まず判断能力や体力が十分あるうちはどう過ごしたいか?
少し自信がなくなってきたときには施設に入りたいのか?なるべく自宅で過ごしたいのか?
そのためにはどのような準備が必要なのか、お金の管理は誰に任せれば安心と感じられるか?などを考えることをお勧めします。

ご家族のことについても考えてみましょう

これはご自身のことだけでなくご家族のことにも当てはまります。
例えばご両親が元気なうちはどう過ごしてほしいか、体調がすぐれなくなってきたときにどうしてほしいか、といったことを家族の観点から考えてみることがおすすめです。

その上で、一度ご家族と話し合いをしてみましょう。
なかなか言い出せない話題ですが、例えば帰省などで家族が集まったことをきっかけにして話し合いをするのも良いかもしれません。

このように穏やかな老後を過ごすために、まずはご自身の希望を具体的にすること、その上で問題点を洗い出し、対策を検討することから始めることをお勧めします。

対策については弁護士に相談してみましょう

その際、高齢者の方の案件を多く取り扱っている弁護士にご相談いただくことで、ご自身の希望を叶えるためには何が必要なのか、何を準備すればよいのか、ということが分かると考えられます。

そのため、気になることが生じた場合には、一度弁護士にご相談をすることをお勧めします。

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