見出し画像

いつの時点で弁護士に相談すればよい?

「弁護士に相談に行く。」
もう考えただけでも憂鬱になりますよね。 そのため、弁護士に相談に行くのは一番最後の手段、と考える方も多いのではないでしょうか?
ですが、実は弁護士には早い段階でご相談いただくのがおすすめです。
今回はその理由をお伝えします。

今回お話しすること

  • 弁護士に早く相談するのが良い理由

  • 具体的にどの時点で相談に行くのが良いの?

  • どの弁護士に相談すればよいの?

弁護士に早く相談するのが良い理由

弁護士にはトラブルになってから相談に行く、と考えている方も多いかと思います。たしかに、紛争が起きてしまった後にご相談をいただくことも多いのですが、その時点だと取れる手段が限られてしまう、ということもあります。

例えば次のような場合です。
Aさんが亡くなった後、長男Bさんと長女Cさんとの間で、相続する財産を巡ってトラブルが起きてしまいました。
実はBさんとCさんは仲が悪く、Aさんの介護を巡ってもケンカが起きていました。またBさんはAさん名義の自宅に同居しており、Aさんが亡くなった後もこのまま住みたいと思っています。ですが、Cさんはその自宅を売却して、お金で分けることを希望しています。

もし、Aさんが亡くなる前にご相談いただければ、このまま相続が起きた場合の問題点を、AさんBさんと共有しておくことができました。
それを踏まえて、Aさんが遺言を作成しておくことで、BさんやCさんの相続分を定めておく、という手段を取ることもできました。

ただ、Aさんが亡くなってしまった後では、法律の規定に則り、遺産分割をするほか方法はなく、場合によっては自宅を売却せざるを得なくなってしまいます。
このように、相談が早ければその分、取れる手段が多くなります。

具体的にどの時点で相談に行くのが良いの?

では、どの時点で相談に行くのが良いのでしょうか?
結論から言えば、トラブルが起きるかもしれないな、と少しでも思った時点で相談に行くことをお勧めします。
この事例でいえば、Aさんの介護が始まった時点や、Cさんと介護の方針でもめてしまった時点で、これから起きる相続に備えて、弁護士に相談に行くのが良かったかと思います。
少しでも問題になりそうだと思った時点で相談に行く、これが大切です。

どの弁護士に相談すればよいの?

では、相談を決めたとして、どの弁護士に相談をすればいいのでしょうか?
以前と比べて、弁護士にアクセスできる手段は増えました。
まずはインターネットで検索をして、無料法律相談ができるところを探すという方も多いと思います。また知り合いから弁護士を紹介してもらえる場合には、その方に相談をされるというのもよいと思います。

最初にも書きましたが、弁護士に相談をすること自体、憂鬱と感じる方が多いと思います。
そのため、相談をする時には「少しでも気軽に相談できそうな弁護士」に相談をするのが良いのではないでしょうか? 例えば、初回無料相談であれば費用面では少し気が楽になるかと思います。また最近では電話・ZOOMなどで相談をできる法律事務所もありますので、それもハードルが下がるかと思います。

まとめ

早目に相談をすることで、取れる手段が増えるということもありますし、準備に時間をかけることができます。
反対に、相談すること自体をためらい、時間が経ってしまって機を逃すことは、ご本人にとってよくありません。
今回を機に、弁護士に相談をするなら早めに!、というのを覚えていただけると幸いです!

当事務所では相続・遺言・後見・離婚・労災問題について初回無料法律相談を実施しております。
お気軽にお問い合わせください!