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法律相談 どんな準備をすればよい?

弁護士に法律相談。緊張しますよね。
そもそも何をどうやって聞いたらよいか分からない、という声もいただきます。
そこで今回は、「効率よく法律相談をするにはどうすればいいか」をお伝えします。
法律相談をしようと思っているけど、何から準備すればいいか分からない、という方はご参照ください!
それと、これはあくまで私の個人的な考えですので、予めご了承ください!

①時系列に沿って事実をまとめる

まずは相談したいことについてまとめます。この時、何からまとめたらよいか分からない、という方も多いので、時系列表を作ることをお勧めしています。
例えば、相続の相談を例にとってみます。
お父さんが亡くなって、相続手続をしたいが、自分の弟ともめてしまった、というケースです。

この場合、お父さんが亡くなったのはいつか、葬儀・四十九日はいつか
→ 施設に入居していたら、いつに施設に入居したのか、
もめてしまったのはいつか、会ったときに揉めたのか、メールやLINEで話している時に揉めたのか
このように時系列に沿って事実をまとめると、弁護士の方にも背景事情が伝わります。

②困っていること、不安なこと、自分が希望する解決方法をまとめる

何を聞いたらいいか分からないし、漠然とした不安を持っているという方も多くいらっしゃいますよね。これは当然だと思います。
ただあとから、これも聞いておけばよかった!とかなるのももったいないですよね。

そこで次は困っていること、不安なこと、ご自身が希望する解決方法をまとめてみましょう。
困っていること 
 父名義の家に住んでいるが、弟がそれを売りたいと言っている

不安なこと
 今住んでいる家を追い出されてしまうのではないか

自分が希望する解決方法
 父名義の自宅を自分が相続したい

これらを書いていくことで、ご自身の考えも整理できていくかと思います。
特に突然トラブルに巻き込まれてしまった場合には、パニックになってしまう方も少なくありません。
まずは一旦落ち着くためにも、このように紙に書きだして整理することをお勧めします。

③紙に書いて当日渡せるようにする

ここまでこれらのことを自分で全部話すのは大変ですよね。

これらを弁護士に渡せるようにしておくと、説明の手間が省け、これからどうするべきかという具体的なところに時間を割けると思います。

事務所によっては相談票が準備をしているところもあります。
当事務所でも相談のジャンルごとに相談票を準備しています。
例えば離婚の相談票はこちら。 

このように、相談したい事柄を事前にまとめていただけると、相談日当日はより具体的なお話に時間を割くことができます。

当事務所では初回の法律相談には特に力を入れています。
もちろん上記のご準備をいただかなくても、丁寧に聞き取りはさせていただいております。

ただ相談票に沿って書いていただく中で、ご相談者自身が「自分の考えが整理できた」「自分が何を求めていたのかが分かった」とおっしゃっていただく方も多くいらっしゃいました。

少しでも参考になれば幸いです。

最後に、当事務所では初回法律相談の流れを動画にしておりますので、こちらもご覧ください!