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「離婚の条件はどうやって決めればいいの?②」

はじめに

前回に引き続き、今回も離婚の条件をどのように決めるかについて、お話をします。
特に離婚をする際に大きな問題になる「財産分与」についてお話をします。
財産分与って言葉は聞いたことがあるけれど、具体的にはどういうものか分からない、という方にこそ読んでいただけると嬉しいです。

財産分与ってなに?

離婚の条件を決める場合に、どんな方でも問題になりやすいのが夫婦が結婚生活中に作った財産の清算(財産分与)です。

財産分与を簡単に言ってしまうと、「夫婦で作り上げた財産は、離婚の際に清算をして分け合う」、という制度です。

財産分与を考えるにあたっては、まずはお互いの名義の財産をきちんと把握しておく必要があります。

財産は正確に把握することが大切

ここで大事なのは、夫婦それぞれの名義の財産を正確に把握しておくことです。

不動産、預金、積立型の保険、投資信託などの金融商品、退職金などについて書き出してみましょう。

その上で結婚生活とは関係がなく得られた財産についても把握しておきましょう。例えば、不動産を買うときに親が出した頭金、相続や贈与としてもらったお金などです。これらの財産は、基本的には財産分与の対象にはならないので、のぞく必要があります。

このような情報を踏まえて、財産分与について考える必要があります。
ただ相手が財産を隠しているような場合には財産分与の金額を正確に算定することができません。

このような場合には、弁護士にご相談されることをお勧めします。
その上で、相手ときちんと話し合い開示を求める必要がありますが、それでも開示されない場合には、調停・訴訟を通じて資料を取り寄せることも考えられます。

まとめ

財産分与は離婚後の生活にも多大な影響を与えます。
そのため、条件を定めるときには、その基となる情報をしっかり集めて考えることをお勧めします。

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