「ドグラ・マグラ」(まんがで読破)を読みました
あまりにもわかりやすかったので、嬉しくてAmazonレビューにも感想を書いてみました。上記ツイートとはまた異なる文章です。(短いんですけどね!)
たいへん主観的な感想文ですが、私はその時本気でそう思ったし、これがフックになって、推理小説的な切り口のまんが版「ドグラ・マグラ」に触れてから、さらに夢野久作による原作版小説(上下巻)に触れることになったとしたら、人生おいてたいへん刺激的な読書体験ができると思うのです。
しかも只今Amazonアンリミテッドの無料お試し期間もあるみたいなので、無料で読めるだけ読んでみるのもいいんじゃないでしょうか。
上記レビュー中で「まんがで読破」シリーズで一番面白かった、と書いていますが、個人的に購入済みのもので読破した記憶に残っているのは、「死者の書」「葉隠」くらいしかありません。
「死者の書」はエジプトの死生観を新鮮な気持ちで学べましたし、「葉隠」は武士をサラリーマンに置き換えて読めることから古今さまざまなビジネス書にも応用されるくらいの良書なので、原作の良さがまんがにも反映されていてよかったと思います。
このシリーズ、「タイトルは知ってるけど、中身はよく知らないな?」という名著のことが気になったときに、活字で読むのはしんどいな~という人向けのいい企画本だと思っています。
しかし、逆にダメだったことで記憶に残っている作品もあるのです。
新渡戸稲造原作の「武士道」。絵が劇画チックで超シリアス~って雰囲気をバシバシ醸し出しているんですが、いかんせん内容がフワッとしすぎ!! これは「Not for me」というやつでしたわ……。「葉隠」がよかったので、お侍さんシリーズを購入したろ~って思って買ったのですが……。
「原作は英文で書かれてアメリカで出版された」というWikipediaの概要通りに、アメリカ人に向けて日本文化の宣伝目的で書かれたのなら、このフワッフワぶりもやむなしなのかもしれないし、アメリカの人々が「武士ってカッケー!」とか夢とロマンを感じてしまうくらいの想像の余地を残して余りあるくらいのアレさ加減が、私の個人的な期待を大きく外れてしまい「おかねかえして!!」という気分になってしまったのでした。
でも、もしかしたら「えっ、全然イケるやん」ってなる人もいるかもしれない。
興味をひかれた皆様におかれましては、ぜひ「まんがで読破」シリーズで、夏休みの読書感想文用作品リサーチをされてみてはいかがでしょうか!
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