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hondashizumaru
原作者と作品と、出版社による二次利用の関係性について考えてみる
割引あり
わずか数日の間に世間にセンセーショナルな波紋を投げかけ、激しい追い風を受けて大炎上した挙句、原作者である漫画家の死という最悪の幕引きをした、TVドラマ版「セクシー田中さん」の脚本トラブル。
訃報を知った時の私個人の感想は下記のとおりです。
ツイートで見た対応方法から、かなり責任感と自分の作品への愛が強い人なんだろうとは思いましたが、拡散された後もプレッシャーをよそに逃すことなく真っ向から向かい合ってしまったんでしょうね。(今となっては何を言っても無駄ですが)
— 山口小夏 (@konachu572) January 29, 2024
業界人同士、同業者同士の酒の席での愚痴として、その場限りの空気の中に吐き出して、酒の酔いに溶かして涙と一緒に流し去ってさえいれば。
Xのアカウントを閉じて知らんぷりを貫いてから、ほとぼりが冷めたタイミングで「みんなひどいよ」と声明を出すことで、もう少しソフトランディングな終幕もあったのかも……と、残念な気持ちしかありません。
この対応によって、現時点ではその禍根が複数の業界に「呪い」のように深く刻みつけられ、混乱の嵐が吹き荒れているように感じます。
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