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体を動かして、気持ちに余裕を持たせる

いつかの自分が変化を感じるための備忘録、兼日記。
日々の出来事とか考えたこととかを書いている。

今日は、お仕事の日。
来週から始まる企画展の展示作業を手伝っていた。そのため、ほぼ終日体力仕事をしていたかんじ。


すごく久しぶりに、展示作業をした。
巡回展示の作業で、美術専用車でやってきた作品や展示物を開梱していく。ただ箱を開けて中身を取り出すだけじゃなくて、中身が無事かどうかを確かめたり、特殊な梱包方法をしてたら記録をとったりしなきゃいけない。
素手ではさわれないものや壊れやすいものもあって、慎重な扱いを求められるので、ちょっと神経質になる。
その割には展示する場所を移動させたり、一人では持てないくらい重いものを動かしたり吊り上げたりする必要があって、ものすごく体力もつかう。
展示できれば終わりではなく、照明の設定やキャプション(タイトルや説明が書いてあるやつ)を設置したり、解説パネルを用意する必要もある。
企画展は始まってしまえばある程度楽なんだけど、始まる直前までが結構に大変なイメージ。
僕も過去に担当していた企画展では、本当にギリギリまで展示作業や最終調整をしていたのを覚えている。

今回はもちろんお手伝いとしての作業で、メインの担当は元上司だ。
休職直前まで展示関係の仕事をしていたからか、元上司は僕のノウハウをわりと活用してくれたように思う。
上司からは「きちんと休みつつ、無理をしないように」と言われていた。
体調を崩すと、それこそ早く学芸業務に戻りたいのに戻れなくなってしまうので、重々承知で動いていた。
でもいざ動き出すと長年(6年くらいやってた)の癖なのか、「あとちょっと」がたくさん出てくる。
休みをリマインドしてくれたのが、最近記録している水分補給のアプリだった。
日中は約1時間おきに「水を飲む時間です」とリマインドしてくれるので、その通知に気づいたタイミングで小休憩を挟んだ。

元上司との付き合いも長い(7年くらい)ので、思った以上にスムーズに作業が進む。
楽だなぁと思ったのが、長さとか距離の感覚が元上司と近いこと。
展示作業をしていると「あと20ミリ」とか「ここは15センチ感覚」とか、「目線(おおよそ床上150センチ)合わせ」とかそういう感覚が頻繁に出てくる。
僕は自分の手の付け根〜中指の先までが17センチくらいあって、それを基準にアバウトな感覚を持ってる。たぶんそのアバウトな感覚が、上司と近いんだと思う。
上司は僕よりちょっと繊細だけど。「22.3ミリ」とか言われても、2.3ミリはわからん。錯覚。
その感覚が似てると、ちょっと合わせるための時間が効率的になるんだなぁと思った。
まったく合わない人は、本当に合わない。「5センチ」の感覚とか、普段考えない人は本当に考えないと思うから。僕だって高校生のときからの習慣で、やっと身についたものだから。

とても企画展1週間前とは思えない進捗で、今日の作業は終了。
高所作業車(5mくらい高く上がれる)の充電が切れてしまい、作業ができなくなったから。

休職中の展示業務がどんなのだったか、正直わかっていないんだけど、こんな感じだったのかなーと思った。
またこの仕事に戻れるだろうか?前みたいに素直に一生懸命、挑むことができるだろうか?とか、考えた。答えは出なかった。


今日は体が一生懸命動いた分、気持ちは余裕があったように思う。
動いている間は余計な不安や焦りを想像したり、自己嫌悪する余裕がない。
体はびっくりするくらい、疲れたけど。空調効いた館内で、汗かいたくらい。
明日(以降の筋肉痛)が心配。

最近休みの日に抑うつっぽいのも、身体の動きが少ないからかもしれない。
多少お金を使ってでも、半日外に出かける勢いで体を動かした方がいいのかなぁと思った。


明日は、今日に引き続きお仕事の日。
事務関係に人手が足りていれば、今日と同様に展示作業に行くかもしれない。
でも体次第だなぁと思う。
土曜日だし、来館者も多いかもしれない。そっちの対応の方が、重要で緊急度は高い。やっておきたい事務仕事もあるし。
今日はiPadを充電したまま忘れて出勤してしまい、出勤して気づいたときのショックが大きかった。どこにいても必要な相棒と化した…。明日は相棒を連れて行く。

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