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45歳からのヒルクライムー振り返り編(1)

2024年を迎えて早くも富士ヒルのエントリー時期が近くなりましたね。
45歳からヒルクライムを始めて早くも4年が過ぎようとしています。最近noteを始めたのを良い機会にこれまでのリザルトを振り返り、それをこれからのレースに活かしていきたいと思います。


これまでのリザルト

まずはこれまでのリザルト(年代別)をまとめた上で、それぞれの時期を振り返っていきたいと思います。


富士ヒルクライム
2020年(age:45) 
1:19:52 227/1597人
2021年(age:46) 1:12:36  42/752人
2022年(age:47) 1:15:32  82/1130人
2023年(age48) 1:11:27   75/1300人    一歳刻み  17/254人

乗鞍ヒルクライム
2022年(age:47)
 一般男子E   1:12:25    37/423人
2023年(age:48) 一般男子E   1:10:21    26/449人


ロードバイク乗り始め

ひとり目の子供が生まれた翌年にようやく就職先が見つかった僕は、これまでの研究や教育に加え、慣れない大学業務をこなす毎日に必死で適応しようともがいていたように思います。
あっという間に10年近くが過ぎ、なんとか仕事が落ち着いてきた時期、ふと思いつきました。
「長男と自転車で旅ができたら楽しいかもしれない…」。

妻も乗り気で、早速、近所の多摩川沿いにあるサイクルゲート多摩川というショップで安売りしていたカレラのER-01をいう自転車を購入しました。これはエントリーモデルでしたが、フルカーボンのフレームとしてはかなり格安で、かつ高性能の素晴らしいフレームだったと思います。コンポーネントはとりあえず勧められるままにシマノの105としました。

サイクルゲートにあったER-01。店長の二戸さんに組んでもらった。

初めてロードバイクに乗った驚き

初めて乗って感じたのは、とにかく速い! そして人力で遠くまで行けることへの素直な驚きでした。自宅から20kmくらいの羽村取水堰に行った時の興奮は今でも忘れられません。

2020年の夏、ロードバイクを購入したばかりの頃は羽村取水堰へ良くサイクリングしました。

こうしてロードの楽しさに目覚めた僕は、家族を巻き込みつつ、相模湖やら檜原村やらへのサイクリングへと漕ぎ出したわけです。
今思えば、自分が西東京に住んでいたのは本当にラッキーだったと思います。
山や湖などサイクリングへ行く場所も多くて、自然が豊か。ロードに乗り始めた当初は妻と「ここに住んでいて、ロードバイクに乗らないのは本当に勿体無いよな〜」と話していたものです。
そういう土地柄なのでサイクリストも多く、さまざまな出会いが僕の人生に彩りを与えてくれたように思います。

息子たちを稲城クロスに出場させる。普通の重量級の子供自転車で(笑)。
周りの本気にビビりつつも、良く頑張った!
長男とふたりで大垂水峠を越えて相模湖へ。楽しかった!
大学で自転車部だったHさんと雛鶴峠へ。
Hさんには技術的なことを色々と教えていただいた。

いわゆる「ガチ勢」との出会い

しばらくするとショップに出入りしているうちに数人のサイクリスト(ヒルクライマー)との出会いがありました。彼らに勧められるままにStravaなるアプリを入れたり、一緒にサイクリングに行くうち、徐々にロードで坂を登ることの面白さに目覚めてきました。同時に「速く」上ることへの意識が芽生えてきたのもこの時期。

たまたまショップであった友人Nさんと都民の森へ。
今思えばNさんとの出会いは僕の人生に決定的意味を持っていた。

特にサイクルゲートで出会ったNさんは本当に親切で、初心者で機材のことなど何もわからない僕に色々と教えてくれました。このNさんは、富士ヒルでゴールドリングを獲得するレベル。初めて出会ったサイクリストが、富士ヒルのゴールドクラスのヒルクライマーだったのも僕の運命(大袈裟?)を決める重要な要素だったと思います。

初めてのイベント参加:南アルプスロングライド

羽村取水堰に始まった僕のロードバイク熱は徐々に高まって、サイクリングのイベント情報などもチェックし始めるようになってしまいました。。。
そして初めて参加したのが山梨の南アルプスロングライドです。

初めて参加したイベント、南アルプスロングライド(2019)


ツールドフランスを走った今中大介さんと。
僕が今中さんの太ももに手を乗せているように見えますが違います(笑)。

このイベントでツールドフランスも走った今中大介さんとお会いし、一緒に写真を撮らせていただいたことは嬉しい思い出です。このロングライドのイベントはコロナ以降開催されていませんが、提供された食べ物も最高に美味しく、種類も豊富で、現地の方々のホスピタリティに溢れたもてなしも忘れられません。素晴らしいイベントだったと思います。僕の中では今でもNo.1のイベントです。

初めての富士ヒル参戦(2020)

そんなこんなで山を走り上ることの楽しさに目覚めた僕は、2020年に初めて富士ヒルクライムに参加しました。この当時の練習は、とにかく近所の坂を走りまくるという原始的なものでした。当時、早朝に市役所がある通りの激坂を何度もインターバルしていたのが、僕のヒルクライムトレーニングの原風景です。

初めての富士ヒル(2020)を終えて。雨でグチョグチョ。
この頃には機材にも凝り始めてビックプーリーなど装着していました。

試走もしていないので初めてのコースを夢中になって漕ぎました。不思議とキツイという感じはなかったのですが、とにかく寒かった! 
雨で下山が辛かったのを覚えています。
記録は1時間19分52秒で、走った当時はそれがどのくらいのタイムなのかもわかりませんでした。しかし、Nさんに「初めて走ってブロンズ(1時間半以内)は良い結果だと思いますよ」と言われ、嬉しかったのと同時に、次回走る時にはシルバー(1時間15分)を狙いたいという思いも芽生えました。
こうしてロード沼にハマっていったのですね……今になって振り返ってみると。
次回は2回目の富士ヒルでシルバーを獲得するあたりについて振り返ってみたいと思います。


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