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蒲田行進曲【お子様Ver.】

2度にわたりお届け致しました、私の幼少期三輪車スペシャルはいかがだったでしょうか?
遠出の回は、ちょっと見方を変えれば「初めてのおつかい」と一緒なんですよ。あの、感動の番組ですよ!海外でも涙を誘ってるあのシリーズ!
あれを地でやってたんです。

そうは思えなかった?
(・д・)チッ
確かに、私の場合内容が「初めての小遣いせびり」ですからねぇ…
可愛くないので、番組にはなりませんな。やれても深夜枠や。

常々、その辺の雑草も食えば、膝も擦り下ろして帰って来る子供。
親は将来を案じてたでしょうねぇ…きっと。
「なんで、こんなにアホな事ばっかりするんやろ」って。
多少修正はされたかもしれませんが、今になっても完治はしていない気もしますがね。
同じ様に子供の将来を案じてる親御さんに、是非うちの母親に会ってもらいたいもんです。リード方式じゃなく、放牧方式を編み出したりとか、こんなアホを見守ってきたわけですから、色々聞いたら下を見て安心できるかもしれない。
ウチの母上ストーリーもここで書いたらウケるんかいな?

さて、今回のお題「蒲田行進曲」はみなさまご存じですよね?
知らんわ!!って方はリンクからどうぞ。コントとかの方が知ってる方多いかもしれません。
では、やったことある人~?

(。´・ω・)ん?

やっぱり、私くらいですかね?
この映画が上映されたのが、1980年ですから私が体験したのとほぼ同じ時期なんですね。知らなかったとは言え、こりゃ奇遇。
駅の階段を踏み外して滑り落ちる方は何度か見たことありますが、さすがに大階段落ちはね、いないと思います。

じゃあ、なんでそんな事に?

それはね、探求心と好奇心の塊みたいな幼少期の私は、何でも口に入れるシーズンを卒業した後、何でも体験してみるシリーズへと移ったわけです。
そしてこの時は、

「犬は四つ足で階段を下りているが、何故人間はしないのか?」

のテーマに取り組もうとしたのです。
もう意味不明ですね。人間の理解を超えた思考です。
人間はわざわざ何万年もかけ、二足歩行を取り入れ進化してきたにも関わらず、一旦私は、受け継いだDNAですら否定する所から人間を始めたと言えるでしょう。
団地型のマンションに住んでいた我が家ですので、ドアを開ければそこに階段はありました。途中の踊り場からですから10段くらいでしょうか?
そこに上がり、四つん這いになり先ず手を下の段へ。
ここからが問題。
例え子供の比率だとしても、動物と人間を比べると足と胴の長さの比率が全然違うので、足を次の段に置こうとすると引っかかる。
そして、手は次の下の段へ置かなければいけない。

ソンナノデキルワケガナイ


足を出した瞬間に、階段を派手に頭から転げ落ちました。
そして、ドア横のメーターボックスにぶち当たり停止。

正にここが、今回のクライマックス!
蒲田行進曲ばりに階段を落ちる。しかも前転で。

学生時代シリーズでも、万有引力に沿って2度も頭をカチ割ったのですが、実は既に15年も前ににも実験と体験を終えていたのです。
物は上から下に落ちるのです。身体の大きさに比べて子供の頭は重い。
下に向ければ、バランス悪いに決まってる。
そして、四足歩行を捨てた人類はもうとっくに階段を四足で降りる能力を失っていました。実験で証明されました。
しなくても分かるけど。
いや、絶対進化の過程で同じような事を体験した先祖はいるはず。
山道とか、派手にすっ転んで、転がって痛い思いした先祖。

僕だけじゃないもん!!絶対みんなもやってるって!
じゃあ、皆って誰?言ってみ?
って、あのファミコンはみんな持ってる論理と論破の法則。

まあ、そこで頭から降りるの止めたんだろうけどね。

派手な音がして、ここでもすぐに母親登場。
また理由を聞かれたけど、我ながらアホ過ぎて詳細述べず。
泣き喚いてごまかして、優しくしてもらおうとする。
今どきなら、即病院なんでしょうけど、昭和なんでたんこぶ出来てるから大丈夫と、闇医者以上の謎診断でOKな事に。
これくらいでは医者には行かんのよ、昭和の子供は。
お金ないからレントゲンなんて (ヾノ・∀・`)ムリムリ
半月は晩御飯のおかずが1品減ってまう。
しばらく頭痛がしてたけどなぁ…まあまだ生きてるから大丈夫なんでしょう。
母親曰く、

「本気でヤバい時に子供は泣かない」

だそうです(笑)
本当かどうか、知らん。もうそれ瀕死やん…ってツッコミたいが。
こんな体験ばっかりしてるから、言うの怖い。今でも絶対返り討ちにあって怒られる。

こんな子供が、元気にちゃんと大人になるのか心配だったでしょうねぇ。
一体、何になれるのやら。
何歳まで生き残れるのやら。

そんなこんなで、首の骨も折れず取り敢えずおっさんまで生きてます。

Fin…






自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…