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【特別区経験者採用】予備校選びの注意点|プロが教える10のポイント!


(1)合格実績の公表

特別区経験者採用に向けて予備校を選ぶ際、「実際に合格者が出ているのか」というのは非常に重要な要素である。合格実績を公表していない場合、「そもそも合格者がいない」、もしくは「受講生から合格報告をもらえるほどの関係性がないため、実績を集計できない」予備校だと考えられる。

大手予備校での勤務経験から言えることだが、受講生に手厚い指導をしておらず、受講生からの信頼がない場合には、受講生も予備校に合格報告をしない傾向にある。このため、予備校によっては「合格報告をくれたら千円の金券をプレゼント」などとアナウンスしていることすらあるのだ。

一方で、Gravityでは受講生たちから「先生、合格しました!」とすぐに連絡をもらえる関係性になっているため、合格実績を迅速に集計し公表することができている。

合格実績を公表していない予備校は、そもそも合格者がいないか、受講生からの報告をもらえるほど関係が構築できていない可能性があるため、注意が必要だろう。

なお、Gravityの合格実績等については、まずは下記の記事を読んでみてほしい。

(2)講師自身の合格経験

1発合格を目指すのであれば、実際に特別区経験者採用に合格した経験のある指導者から学ぶことがベストだ。講師自身が受験していることで、受験生が悩むポイントや苦労したポイントを理解しており、合格に向けて注力すべきポイントを把握しているため、受講生目線での効率的な指導が期待できる。

とくに特別区経験者採用の場合、論文試験が2回課されることや、面接試験の長さが一般的な面接試験の2倍以上であることなど、他の公務員試験とは異なる傾向や特徴がある。こういった観点からも、特別区経験者採用を実際に受験し、合格経験のある指導者から助言やアドバイスを受けることが望ましい。

もちろん、合格経験があったとしても、それが単なる個人的な考えに過ぎないこともあるだろう。したがって、特別区経験者採用に合格実績のある複数の講師から助言や回答をもらえる環境が最も望ましいと言える。

なお、Gravity講師陣の合格経験については下記の講師紹介から確認してほしい。

(3)講師の指導経験が豊富か

近年、「元公務員」という講師も増えてきたが、「元公務員=指導がうまい」というわけではないので注意が必要である。

予備校選びで最もおすすめなのは、説明会やセミナーに参加し、その講師の指導スタイルや説明のうまさを体感することである。入会後に「授業がつまらない」「授業がわかりにくい」と感じると、長丁場での試験対策が苦痛になるため、説明のうまさやテンポの良さは確認しておくべきだ。

公式サイトや広告では、誰でも自分を魅力的に見せることができるため、実際に会って話し、触れてみることが重要である。例えば、Gravityのセミナーでは、私だけでなく「奥田恭央講師」「森田りさ講師」「遠藤みずき講師」といった複数の講師に質問や相談ができるため、ぜひ参加してみてほしい。

(4)入会後の有料講座や有料オプション

一部の予備校では、入会前に一切説明のなかった有料講座や有料オプションを「入会後しばらくしてから」勧誘してくることがあるので、注意が必要である。

入会前に「総合コース」や「フルコース」と説明されていたにもかかわらず、入会後にさまざまな教材や講座の受講を勧誘され、「実際には全然フルコースではない」という状況に直面する受験生が非常に多い。

例えば、ある予備校に30万円近く支払って入会した受験生が、論文の模範答案の購入で5万円試験直前の演習講座で3万円面接対策のオプション講座で3万円など、結局はトータルで50万円近くかかったという事例もある。これはまさに「業界の闇」であり、予備校選びの際には慎重に検討する必要がある。

予備校選びに際しては、説明会やセミナーに参加した際に、必ず「どのようなオプションがありますか?」「結局、総額ではいくら必要ですか?」と質問することが重要である。そもそも、事前の説明がない時点で悪質と感じるべきだ。

もちろん、予備校側は質問に対して「オプションの購入は自由です」と答えるだろうが、必要な講義が含まれていない場合には結局購入する必要が出てくるため、注意が必要である。とくに試験直前には不安をあおって購入を促してくることが極めて多い。

したがって、質問するまで有料オプションの内容や金額を隠している予備校は避けたほうがよいだろう。

(5)質問・相談をいつでも行えるか

必須の要素である。とくに社会人の場合、限られた時間で素早く対策を進める必要があり、「時間との戦い」になる。質問ができずに自分で考え続けることは明らかなタイムロスだ。

効率的に学習するためには、講師にどんどん質問して素早く解決していくことが重要である。しかし、予備校によっては、「授業で理解できるから質問は出ない」「授業の開始前に質問できる」などと曖昧なサポート体制を取っているところもあるので注意が必要だ。

実際、ある予備校を利用して不合格となった受験生からは「授業前に質問できると言われたが、質問できる雰囲気ではなかった」「質問はできるが、回答までに10日も待たなければならない」という声も届いている。

確認の意味でも、「質問や相談はできるのか」「再質問は可能か」といった点について、事前に問い合わせたほうがよいだろう。そもそも、これらの点を曖昧にしている予備校は少し危ないと感じるべきだ。

(6)印象操作や誇大広告

予備校によっては、印象操作や誇大広告を行っているところもあるため、注意が必要である。

例えば、予備校を開校して数年しか経っていないのに「500人以上を指導」「何百人を合格に導いた」などと、どう考えても計算が合わない宣伝をしているところがある。また、開校して1年目で「合格者の声」を出している予備校すら見受けられるのだ。

さらに、講師が1人しかいないのに、HPには在籍しない人物の画像を掲載し、複数の講師がいるような印象を演出しているところもある。

私は最大手予備校で勤務した経験があるため、このような違和感や誘導にはすぐに気づくことができる(実際、大手予備校では、内部の受講生に向けて悪質な予備校に関する注意喚起を行っている)。

各予備校の公式サイトを見る際には、「事実」と「演出」を見抜くことが重要である。客観的な目線でリサーチを行い、誇大広告や印象操作に惑わされないようにすることが大切だ。

(7)特別区経験者採用に特化しているか

当然だと思われるかもしれないが、合格を目指すのであれば、特別区経験者採用に特化した教材や講座で対策を進めていくべきである。

ここについても、予備校によっては、大学生向けの問題集やテキストの表紙を「特別区対策」と差し替えて利用しているところもあるため、注意が必要だ。「特別区経験者採用に対応してるみたいだ!」と思い申し込んだら、特別区に関係のない教材が自宅にどっさり郵送されてくることはよくある話である。

とくにこれは大手予備校や格安の予備校に多い特徴なので、入会前には教材の内容について事前に確認しておくことが重要だ。

(8)豊富なデータを有しているか

公務員試験は情報戦である。手前味噌だが、Gravityの無料公開セミナーが各回すぐに満員御礼となり好評なのも、一般には非公開の最新の試験情報を提供しているからであろう。

やはり試験情報が豊富であればあるほど、それだけ試験対策を有利に進めることができる。合格者が多いほど豊富なデータが蓄積されていくため、やはり「合格実績があるのか」というのが予備校選びの一つのバロメーターとなるだろう。

したがって、予備校を選ぶ際には、合格実績の有無や、最新情報の提供がどれだけ充実しているかを基準にすることが重要である。

なお、豊富なデータを受験生に還元することを目的に、Gravityは無料公開セミナーを実施している。このイベントは、Gravityの公式LINE登録者限定で招待を行っている。

特別区経験者採用の受験生なら登録必須&参加必須のイベントであるため、今のうちに登録しておこう(登録は下記のリンクから)。

(9)併願対策が考慮されているか

予備校選びで忘れてはならないのが「併願対策」である。

私の経験から言って、現時点で「特別区にしか興味がない」という受験生でも、様々な自治体を調べていくうちに、横浜市・川崎市・仙台市・八王子市など、1つや2つは併願する受験生が非常に多い。このため、今は特別区にしか興味がなくても、併願先への指導や対策を実施してくれる予備校かどうかも調べておく必要がある(下記の記事は横浜市を併願した受験生の合格体験記である)。

例えば、Gravityでは併願先の模擬面接を無料で実施している。このように、予備校によって併願対策のサポート内容は大きく異なるため、ここも入会前に確認することが重要だ。

併願対策が充実している予備校を選ぶことで、受験の幅が広がり、合格の可能性を高めることができる。したがって、予備校選びの際には、併願対策のサポート内容もきちんとチェックしておこう。

(10)講師の情熱

ここが最も重要である。情熱の判断基準として、私は「合格後の受講生との関わり」が挙げられると考えている。

一人ひとりの受講生に対して情熱を持って向き合って指導していると、受講生との関係性も深まり、合格後もつながりが続く。受講生や合格者たちとの関係の深さこそが、情熱を持って接してきた証なのだ。

Gravityの場合、合格後や職員になった後も、過去の受講生たちからメールや連絡が届く。教室に遊びに来てくれるのはもちろん、最近では、受講していたカップルから入籍の報告もあった。

さらに昨年は、Gravityの合格者の有志50名以上で「お疲れ会」が開催され、ありがたいことに我々講師陣も招待された。また、前年の合格者と今年の受講生との交流会を年3回も開催しており、毎回多くの合格者や現職の職員たちが積極的に参加し、受講生たちにアドバイスをしてくれる。

もし我々が情熱をもたず、受講生たちとの信頼関係が築かれていなければ、合格者たちが卒業後に連絡をくれたり、飲みに誘ってくれたり、合格者同士で宴会を企画して講師たちを招待してくれることなどないだろう。受講生たちとの卒業後の付き合いの多さや長さが、その予備校への評価に他ならないのだ。

予備校において大切なのは、「絶対に受講生たちを合格させる」という断固たる決意である。講師の決意は情熱となって受講生に伝わり、それが彼らの努力や奮闘につながる。この点からも、予備校選びにあたっては、講師の本気の「情熱」こそが一つの判断基準になると言えるだろう。

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