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2021春の視聴記録 その2

ゴールデンウィークがやってきました。
いつもなら気になっていた過去作を一気見しようかななんて思うのですが、今年は放送中のものを追うのでいっぱいいっぱいです。嬉しい悲鳴。

視聴記録その1はこちらから。


きれいのくに

NHK、月曜22時45分。

NHKのダークファンタジー。ファンタジーだけど現実的で、良い意味で落ち着かず毎回緊張しながら観ています。撮り方とかテンポとか時間の流れ方が映画みたい。ネタバレになってしまうのですが、蓮佛美沙子があまりにも吉田羊に似すぎていて驚きました。声の出し方、話すトーン、表情、仕草。どれをとっても年上の演技ではなく、吉田羊なんだもん。
映画『月極オトコトモダチ』から気になっていた橋本淳を観たいなと思って観始めたのですが、あまりにも酷い役で笑ってしまいました。本人もネタにしているし。


大豆田とわ子と三人の元夫

フジテレビ、火曜21時。

「今週こんなことが起こった」という伊藤沙莉のナレーションで最初に今週のダイジェストを持ってくる構成が面白すぎる。こういうことがこの1時間で起こるんだ、って予め知らされた状態で観るわけだけど、ネタバレという概念を吹っ飛ばす面白さ。1話で3人の元夫にパスワード解除のため「最初のペットの名前は?」って聞いて回る展開がもう好き。え、なに?カブトムシのベティちゃん?
語ると長くなるのであれなんですが、とにかく岡田将生の慎森が好きすぎてもうダメです。眼鏡、パーマ、タートルネック…性格はちょっと面倒な部分があれど、それでもとわ子さんのこと大好きな感じがにじみ出ているところがずるい。2話、慎森が愛おしすぎてぼろっぼろに泣いていたら「ねえ、慎森のダメな部分もちゃんと観てる?」って恋人に注意されました。観てる観てる。


着飾る恋には理由があって

TBS、火曜22時。

軽いテイストだけど心情が丁寧に描かれているのが好み。着飾って、会社のため社長のためにプライベートも仕事もSNSに翻弄されている真柴(川口春奈)と、SNSに縛られない駿(横浜流星)。お互いがお互いに影響を与えていくんだろうなっていう1話が良かったし、翻弄されているっていっても好きだからやってるんだ、って真柴が気付く2話も良かった。どんな色合いのお洋服も着こなす真柴がかわいくって画面が華やかで癒される。あと何より出てくる犬がかわいい。
このドラマと『レンアイ漫画家』とどちらもラスト1分くらいで視点が変わる演出、好きですね。同じクール内で被っちゃったの勿体無いなって思うけど、でもそれが気にならないくらいどちらも良いなあ。


DIVE!!

テレビ東京、水曜0時。

久しぶりのスポーツドラマです!やったー!森絵都さんの原作も、スポーツドラマも好きなので視聴。映像のカット割が多い部分が気になります。編集の癖が強い。効果的に使われるなら面白いなって思うけどあまりにも多いのでちょっとくどい感じ。とはいえ見せ場である飛び込みシーンはさすがの格好良さ。
ジャニーズに疎いので、メインキャストが全員同じグループだって1話を観てから知りました。荒乙の泉くん、リモラブの八木原くんは知ってるぞ。飛び込みの練習、大変だっただろうなあ。スポーツドラマってそこがすごいよね。あと面倒臭い野間口徹と、面倒臭い大東俊介が面白いです。


桜の塔

テレビ朝日、木曜21時。

個人的に今期のダークホース作品。警察の権力争いなんて別にさほど興味が無いのにめちゃくちゃ面白いのは、想像よりもずっと玉木宏がダークで、そして人間味が溢れ出ているからだなあ。1話のネタバレになりますが…その協力者が元警察官(橋本じゅん)と同じく元警察官でクラブのママ(高岡早紀)っていう組み合わせ。お、おもしろすぎる〜!
広末涼子、玉木宏が幼馴染なのも、若手警官の岡田健史も、椎名桔平、吉田鋼太郎、光石研の権力争いも、どれもこれも良い。森崎ウィン、渡辺大知、仲里依紗も好きですし。キャスティングが豪華なのに、しっかり地に足ついている感じというか、豪華でしょっていう魅せ方じゃないところが好きなのかもしれません。あと関智一さん、ものすごくお似合いです。素敵。玉木宏は自分が良い声だってちゃんと知った方が良いと思います(ドラマの話)。


リコカツ

TBS、金曜22時。

松永天馬が連ドラに出る世界線に生きている…だと?ドラマは事前情報を出来る限り入れずに観るので1話を観て驚きました。いや、天馬さんぴったりじゃないですか!アーバンギャルド好きな妹に速攻LINE送りましたもん。
瑛太、どこから声出てるの?って感じで最初ずっと笑いながら観てたんですけど、3話まで観た今、やっぱり笑いながら観てますね。わかる、の連続。観ながら恋人とあれこれ話すのが楽しい。桜の塔に続いてこちらにも声優さんが出演。北川景子の母役(三石琴乃さん)がゾンビランドサガのたえちゃんの声だなんて信じられる?いや、セーラームーンの方が分かりやすいか。毎週の決め台詞になってきた「まだ君の夫だ」が楽しみになってきました。


半径5メートル

NHK、金曜22時。

芳根京子と永作博美、どちらも好きなのでうれしい。「あなたは何をどう見るの?」と聞く宝子(永作博美)。そう、結局自分の中で思考して言葉にすることが大切なんだよね。自分の内側を見つめるドラマ。
初回のおでんおじさんはちょっと前にTwitterで話題になったポテトサラダの件かなあ。レトルトを買うこと、その理由。そしてその背景。全員の背景を考えていたら言葉なんて何も言えなくなる気がする。それでも考えて、考えて、そうして自分の中から出した言葉はちゃんと届く言葉になる。そう思う。


あのときキスしておけば

テレビ朝日、金曜23時15分。

デュエリストである松坂桃李にオタク役なんて…そんなのハマりすぎちゃうんだよ。スーパーで働くももち(もうこの名前が可愛い。ぴったり。呼びたくなる。絶対に愛されキャラになるよ、ももち)をレジで助けてくれたのは大好きな漫画の漫画家さん。憧れの漫画家さんの元でお手伝いをすることになって、舞い上がるももちの行動ってオタクはこうなるよな、って感じですごく良い。どこが好きって聞かれるの困るよね。好きなものほど答えられないよね。全部だもん。
今回の場合、入れ替わりどころか、な展開じゃないですか。戻ることがあったら、どうなるんですかね。絵心って身体に染み付いているものなの?センスって肉体と精神どっち?そこらへん興味深いなあ。あとビーバーの主題歌が良かった。


今ここにある危機とぼくの好感度について

NHK、土曜21時。

「この物語はフィクションです」に思わずニヤリとしてしまう。
「スポーツっていうのは、体を動かすっていうことだと思うんです」と某政治家を彷彿させる中身の無い話しかしない神崎(松坂桃李)。好感度だけの空っぽ男。ただ、それが悪いとはわたしは言い切れなくて。だって、自分の身を守ることだって難しいんだもの。いつどこで何が炎上するか分からないんだもの。気を付けていても、ということがある。だからこそ神崎がこの先何かしらの行動を起こすのか、それがとても気になる。
「あいつが大っ嫌いだ。正しいことを言うんだ」「誰一人本質を語り合うことを望んでいない」「見下すのは勝手だけど見くびるのはやめたほうがいい」ヒリヒリする会話の連続、たまらない。ミスターレッドカード、いるよなあ、きっと。


コントが始まる

日本テレビ、土曜22時。

連続ドラマで観る群像劇、良いなあ。インディーズのファンってこんな感じだよね、っていうのが詰まっていて胸がきゅうっとなる。くすぐったさと羞恥心とちょっとの誇り。毎日の生活に彩りを、希望を与えてくれる推しという存在。そしてそんな推しもまたファンによって支えられているという現実。ライブハウスの薄暗い空間で好きなバンドのフライヤーに挟まっていたアンケート用紙に無我夢中で文字を書き込んだあの頃。がっつり同世代(むしろ同学年)なので、気を抜くと物語に溶け込みすぎてあっという間に観終わってしまう。わたしの中で、観るよりも完全に中に入り込んでしまうドラマ。
男性のプライベートな会話劇ってドラマであんまり観ないので(あるとしても職場の同僚もしくは学校のクラスメイトかな)そこが新鮮で面白い。


 泣くな研修医

テレビ朝日、土曜23時。

30分ドラマって好きなんですけど、医療ドラマに関しては1時間枠の方が合うのかなあという気がしました。もっとじっくり一人一人のキャラクターを掘り下げていく方が面白そうだなあって。医師一家の研修医(野村周平)と社会人経験のある研修医(柄本時生)が1話で言い争いになるシーン、患者さんの前でやらないでよ〜と思いつつ、共感が強すぎるのも問題なのかもしれないなってちょっと自分自身に危機感を持ったりもしました。木南晴夏、白衣が似合う。


コタローは1人暮らし

テレビ朝日、土曜23時30分。

冬ドラマ『書けないッ!?』に続くオシドラサタデー2作目。小学生の一人暮らし?って思っていたらそれ以上だった。5歳って!朝ごはんに梅干しおにぎり2個とお味噌汁を用意してたよ。なんて立派なんだ…。もちろんフィクションだけど、子供の一人暮らしって発想自体は結構面白い気がする。子供ならではの視点って面白いから、その面白い視点のまま描かれる普通の日常(5歳の暮らしは普通ではないけれど)って楽しみ。大家さん夫婦をイッセー尾形が1人で演じてるのツボです。


ドラゴン桜 第2シリーズ

TBS、日曜21時。

ドラゴン桜が帰ってきたぞー!という気持ち以上に、ドラゴン桜が日曜劇場になってる!感が強かったです。元からこんな感じだったっけ?振り回されるミッチーは永遠に観ていたい。
まだ1話しか観れていないんですが、とりあえず初回は勉強無しでアクションでしたね。こんなこと出来ないでしょ?みたいな乗り物のアクションシーンが結構好きだと最近気付きまして。(シティーハンターで屋根の上を車が走りながら追いかけたりとか。ああいうの大好き。)学校の中をバイクで走るのは興奮しましたね。いや、廊下は走っちゃいけません。
秀才キャラな鈴鹿央士も気になるけど、なんと言っても加藤清史郎よ…!1話から胸がぎゅーってなりました。清史郎くんが東大に合格するのを見届けたい。あと長澤まさみに「先輩」って言う林遣都が観られるのもとっても嬉しい。何あれ、良すぎる。



現時点で好きな春ドラマTOP3は『大豆田とわ子と三人の元夫』『桜の塔』『今ここにある危機とぼくの好感度について』です。

ちなみに母にも同じ質問をしたら『着飾る恋には理由があって』『結婚できないにはワケがある。』『ワンモア』との回答でした。なんですって、3作品中2作未チェックなんですけど。

春アニメだとシリーズものになってしまいますが『ゾンビランドサガ リベンジ』と『SSSS.DYNAZENON』が好きだなあ。


夏はもう少し過去作を観る時間を取ろうと思います。
さあ春作品、出来る限り追いかけていくぞ〜!

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