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2021冬の視聴記録 その2

ドラマやアニメの視聴記録、続き9作品分です。
その1では過去作品含め15作を紹介しています。


オー!マイ・ボス!恋は別冊で

TBS、火曜22時。

菜々緒様が菜々緒様全開なドラマ。菜々緒にしか出来ない役ですよね。ねえ、どうする?いきなり横に並んで写真撮ってって言われたら?恐れ多いよねえ。いや違う、そんなことはどうでも良くて。
「平凡で良い」じゃなくてまずは「平凡を目指す」っていう1話のまとめ方が好きでした。ウチの娘は〜では菅野美穂が小説家、書けないッでは吉瀬美智子が同様に小説家、生田斗真が脚本家、と創作系の仕事をしているひとのドラマが今期は揃っていますが、今作は仕事ドラマとしての展開が楽しみです。菜々緒と編集部で信頼関係が築けるのか、とかね。
あとは同僚の厳しくも面倒見の良い間宮祥太朗、ごもちゃん(リモラブ)からのギャップにくらり。ふんわりした玉森くんもとっても良いですよね。萌音ちゃんとの身長差!って思ってたけど2話で握手した時の手の大きさの違いにもギュンとしました。手が大きいって、それだけで素晴らしいよ…。個人的には倉科カナが出てくるのが楽しみです。早く出てこないかなあ。


ワンダーエッグ・プライオリティ

日本テレビ、火曜25時29分。

これは、ちょっとすごい。『101回目のプロポーズ』や『高校教師』でお馴染みの野島伸司さん原案・脚本のオリジナルアニメなんですが、確かに他のアニメとはちょっと違います。先に書いておくと、結構しんどいです。それも精神的にしんどい内容。なので観るひとは十分気を付けて頂ければ。
タマゴを割ったら出てきたトモダチ。ファンタジーのようなその世界は、トモダチにとっては現実で、主人公のアイにとっては夢。だから夢の中では怪我をしない。だけど現実世界に戻ってきたら夢で負った怪我も現実になる。夢の世界にはアイにとって初めての親友で、自殺してしまった小糸の像がある。トモダチを助けたら像が温かくなった。じゃあもっとエッグを割って、もっと助ければ小糸は戻る?というのが大まかなストーリー。
それぞれのエッグから出てくるトモダチは、きっと現実世界で小糸と同じように自殺をしてしまったひとたち。襲ってくるのは、そんな彼女たちのトラウマ。見て見ぬふり、が具現化したもの。パワハラ教師。ファンタジーな世界の中で襲ってくるのはどこまでいっても「現実」なのが怖い。
観るのが怖いのに、それでも1話を観てしまったからわたしももう見て見ぬふりが出来なくなってしまった。ハッピーエンドにはならないと思うんだけど、このアニメの着地点が気になります。


ウチの娘は、彼氏が出来ない!!

日本テレビ、水曜22時。

ツッコみたい部分は多々あるんですが、収入が減っても引っ越しをしない理由が「部屋の窓から象印のマークが見えるから」という、そういう理由がわたしはなんだかとても好きなんですよね。あ、こういうのあるよね、大事だよね、って思うので。あ、あと浜辺美波に「わたしが広瀬すずだったら」、菅野美穂に「わたしが井川遥だったら」を言わせていたのは面白かった。
ドラマ終盤で岡田健史がジャパリパークを熱唱してくれることを期待しているんですが…ないかなあ。観たいよね。


にじいろカルテ

テレビ朝日、木曜21時。

いちばん好きだったのは初めて診療所に行くシーン。診療所を目にして、中に入って、部屋を見て。となりのトトロでサツキとメイが家の中を駆け回るシーンを思い出すかのようなわくわく感がとっても良かった!暮らしを描くドラマが好きなので、結構時間をかけて「これからここで暮らしていくんですよ」が描かれていたのがツボだったなあ。
とはいえ全体的には騒がしいな…と思ってしまっていまいちハマれない1話でした。東京と虹ノ村での映像の彩度の差や、台詞がない時の個々の俳優さんの表情が好きです。朔先生、好きになる予感しかないよ…。


俺の家の話

TBS、金曜22時。

笑って泣けて、金曜22時にぴったりなドラマが始まりました。期待値が高かったけど、本当にすごく面白かった。ちょっと特殊な環境にある「観山家の話」ではあるものの、これは「俺の家の話」であり「わたしたちの家の話」なんだ。
どの家にも訪れるであろう介護問題。それを重たくネガティブなムードではなく、あくまでもコメディとして、けどファンタジーではなく現実として家族の話として描くクドカン。けらけら笑っちゃうシーンもたくさんあって(ブリザードのBGMにユーミン流れるの超面白かった!)だけど、軽くジャブを打つように発される台詞に胸がどきんとしたりもして。
寿三郎と学生時代の寿一の「お前は俺の跡を継ぐんだぞ」「なんで俺なんだよ。寿限無の方が上手いじゃん」「そういうもんなんだよ」の会話が、ラストでは寿一が寿三郎を介護する理由として「そういうもんだからだよ」と描かれるのがとても良かった。抽象的な「そういうもん」という言葉がこんなにも響くなんて。
実力派のキャストが勢揃いしていると思うので安心して観られますよね。1話だけしか観ていないけど、これは間違いなく傑作なんじゃないかなあ。俳優・長瀬智也が大好きです。


呪術廻戦

TBS、金曜25時25分。

第2クール始まりましたね!わーい!京都姉妹校交流会ということで虎杖が伏黒や釘崎と再会できて嬉しいです。好きなのは狗巻くん。

余談ですが先日呪術の話になった時に「伏黒の玉犬、格好良いからこの前ひとりで練習したんだけど小指と薬指がくっつかなくて出来なかったんだよね」って話したら友人と恋人に「…え、ひとりでそんなことしてるの?」って引かれました。え、みんな、やらないの?


ここは今から倫理です。

NHK、土曜23時30分。

「倫理は、選択科目ですが、実は人生における必修科目です」
大人になってから学びたいなって思った学問っていくつかあるけど間違いなく倫理もそのひとつだなあ。勉強したくなります。ストーリーと山田裕貴の目に完全に惹き込まれました。これぞNHKドラマ。
谷口くんの、自分がいじめをされていた側だからこそいじめられている人を助けられる教師になりたい、という発言に対して「善人であるから救う。悪人であるから救わない。そうしてしまえばあなたはいつか、いじめっ子をいじめてしまうかもしれませんよ」という高柳先生(山田裕貴)の言葉が突き刺さる。映画『聲の形』を観た時も同じことを思ったな。「あいついじめっ子だったから近づかない方がいいよ」って。それも同じなのにね。
あ、いち子ちゃん(茅島みずき)のように、真っ直ぐ努力ができる女の子大好きです。だからこそとてもしんどい1話だったけど。そうそう、茅島みずきちゃんって昨年のNHKドラマ『不要不急の銀河』で鈴木福くんの彼女役をやっていた方ですね。気になるなあ。


書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜

テレビ朝日、土曜23時30分。

『その女、ジルバ』『ここは今から倫理です。』と今作、土曜23時台にドラマが被りすぎじゃないですかね。しかも3本とも面白いんだもん、困っちゃう。
新しく始まったドラマ枠、ずっとオジドラだと思っていたんですがオシドラでした…。主演はすべてジャニーズの所属タレントなんだとか。第一弾に生田斗真を持ってきたのは大正解なんじゃないでしょうか。
もうね、キャストがとにかくみんなわたしの好きなひとたちで目が喜んでます。家のインテリアも素敵ですよね。青と黄色のバランスにうっとり。
脚本の福田靖さん『まんぷく』が大好きだったんですが、その時と同じように登場人物がたくさん出てきてもそれぞれを魅力的に引き立たせているなあと感じます。生田斗真はホームドラマとの相性の良さが確立されたし、わたしの推しである山田杏奈ちゃんは恐ろしいほどに全シーンかわいい。赤いブレザーの制服をあそこまで着こなせるのすごくない?かわいい。弓道着姿も麗しかった。かわいい。ダルめADの短ちゃんも、ちょっと面倒なやんちゃ岡田将生も、ハキハキしている小池徹平も、「バズりゃいいのよ」な北村有起哉も、全員最高!
会議の場面、家庭教師の前、奥さんの前、での生田斗真の態度の違いをずっと楽しんでいたいドラマです。あと今期1番BGMが好きなドラマ。


天国と地獄〜サイコな2人〜

TBS、日曜21時。

スイッチング以降が圧倒的に楽しいよね。というかその前までが割とくどいシーンが多いかなっていう印象でした。お互いの癖(腕をトントンする、耳たぶを触る)や効果音での「はい!ここ大事ですよ!」ポイントが多くて…。っていってもお互いが変わってからの演技はさすがで、高橋一生は「女性の演技」というより完全に「彩子(綾瀬はるか)」になっていたのが凄すぎた。圧巻。綾瀬はるかの壁ドンも良かったですよねえ。その時の表情が最高。いいぞ!!もっと、もっと欲しい!!の気持ち。
北村一輝、違法捜査だとしても捜査の手掛かりになる証拠を彩子が掴んでくればちゃんと「ありがとさん」ってお礼言えるところは良い人ですね。彩子の同居人である柄本佑が今後どう関わってくるのかも楽しみです。
マスクを着けるのか外すのかは統一して欲しかったなあ…。ストーリーと関係ないところで気になっちゃうの、モヤモヤします。


以上、2021年冬の視聴記録でした。

観終わった後にもまとめられたら良いんですが、いつもそれをやり忘れちゃうんですよね。

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