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組織で起こる問題は一人に起因するのではなく、それぞれが複雑に絡み合っているもの。

人の人との間に起こる問題は「1人」のせいにすることはできないことが多いのではないか。例え関係者が2人であろうとどちらかが完全に悪い、というのは少ない気がする。

なぜ、そのように考えたかというと最近読んでいる「組織が変わる」という本がとても共感できたから。

この本では組織を変えていくには「対話」が大事であると述べているが、その理由は問題は誰かのせいではなく皆んなが関係しているから。自分も他人も問題が起こる要因に含まれており、どちらかの意見ではなく、それぞれの立場で感じることを話していく必要がある。

一昨日、私は育児のことで妻と口論になることがあった。口論になった時は「相手が悪い」との気持ちが強く、「なぜ俺のことをわかってくれないの?」と問題の起因を妻に押し付けていた。けど、後日冷静になって考えてみると、自分には自分の言い分があるけど、妻にも妻の言い分があることに気づいた。

丁度、「組織が変わる」を読んでいたこともあり、どちらかが悪いではなく、互いの考えと相違している部分を対話することで明らかにすることができた。本当は当事者だけではなく、第三者にファシリテートをしてもらうと視野が広がっていいのだが。

組織で起こっている人間関係における問題も、同じように誰かのせいではなく、「問題のプロセスにそれぞれが関係している」との前提にたち、対話をしていくことが必要なのだと感じる。現実は、私を含めて「犯人探し」をしてしまうことが多いと思う。

問題の起因を1人に求め、その人を改善することで一時的には対処できるかもしれない。けど、上記で書いたように問題は1人だけでなく、様々な人が関わっている。一概に正解は出せない状況であると、1人に原因を追求したとしても、問題は繰り返し起こってしまう。

だから私たちは人と人との間に起こる問題は、誰かに原因を追求したり、改善策を求めるのではなく。自分も含めて多くの人が関係していることを前提に、それぞれの立場から意見を出し合い、妥当な対処の仕方を考える必要がある。本にも書いてあったが、自分のせいにすることもよくない。これも本質的な問題解決から遠ざかってしまうから。多様性の時代だからこそ、それぞれの視点で意見を出し合うことが大切であることを学んだ。

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