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友だちの大切さ

今朝、ふと、これまでの友人について
ぼんやりと思い返すことがありました。

小学校から今日に至るまで
思い返せば、数えきれない人と
出会い、知り合ってきたと思う。

ただ、いまだにどれくらいの人と付き合いが
あるかというと、両手の指に収まるくらい
ではないかと思う。

私は、あまり密になる友人は少なく
広く浅く、そして一匹狼の気質があった。
小学校と中学校はエスカレーターで
上がるため、一番一緒にいる年数が
長い期間だったので、過去においても、
その時の友人は付き合いが長いのかもしれない。

けれど、高校に行けば、高校の友人。
大学に行けば、大学の友人と、
自分のおかれる環境が変わるたびに、
その環境にいる人とのつながりは深くなり
過去の友人とは、だんだんと浅くなっていくことを
今日まで繰り返してきたように思う。

だからといって、何か悩みがあるわけでもなく、
自分のこの歩み方は大方、自分にとっては
良き選択だったとも思う。

そして、社会人になれば会社の人が
今の自分においては濃密でもあり、
また、友人と遊ぶ時間よりも仕事に
精を出す時間のほうが人生にとっても
有意義で充実感を感じる日々が続いていた。

今朝、ふと振り返ったのは
段々とアラフォーに近づいている自分にとって
仕事だけが人生の幸せではなくなってきており、
仕事以外の時間の過ごし方を
意識するようになっているからだと感じる。
もっと家族との時間を大切にしたい。
心の知れる友人と楽しい時間を過ごしたい。
など、人と過ごす幸せな時間も
大切にしていきたいと思う自分が
過去に比べ優ってきているのだと思う。

思えばこれまでの自分は、
人間関係を深めることに少し恐れも
あったものだと思う。
慣れてくると、土足で踏み込み過ぎてしまう
自分の傾向が、過去には、うまくいかないことも
拗れてしまうこともあり、だからこそ、
深く関わることから逃げるようになった自分がいる。

ただ、そんな痛い経験も、他の経験も重ねてくると
昔の自分よりは、もう少し
お互いが心地よく感じられる関係を
作ることができるようになってきたからこそ、
関わる人との時間を大切したいと
思うようになったのだろうな。

昔、アルバイトをしていた時の
店長の話を思い出す。

「どうせ、ここで出会った人との関係はアルバイト辞めてしまったら、忘れてしまうんでしょ。そうじゃないじゃん。せっかくの出会いなんだからその後も続いてもよいじゃん。」

この言葉が、絶対ではないし、
強制できるものでもない。
また、1人の時間を楽しむ
という選択をとることも生き方の一つなのだけど
自分が、出会った人との関係を大切にする
生き方を選ぶのであれば、参考になる言葉だった。

人生で大切にしたいものの価値観は
自分の成長や変化と共に変わり続ける
ものなのかもしれない。

今の私は、家族との時間、友人との時間を
とても大事にしたい。
これからは少しづつ、
時間の使い方を変えてみよう。

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