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あなたに、ここにいてほしかった。

もりもと こうへい


大人になってから初めて一人で行った墓参りで、手を合わせながら母にかけた言葉も、仕事帰りに自転車に乗りながら、2年前僕の誕生日を祝ってくれた、今はもういない友人を思い出したときに心に浮かんだのも、思えば、この言葉だった。

大学の頃から付き合いのある友人が、wish you were hereという活動を始めた。大切な人を自死で失った人が、互いの経験を分かち合って、ご飯を食べたり、散歩をしたり、同じ時間を過ごしながら、一緒に生きのびることを目指した活動。

友人自身も、子どもの頃に自死で母親を失った経験があって、たまたま僕もそうだったから、その活動に混ぜてもらって、自分たちがどんな人間なのか知ってもらうために、大切な人の自死についてこれまで感じ、考えてきたことを、録音して配信した。


お昼どきに、テーブルに置いたiPhoneのstand.fmの録音ボタンを押してから、柿やパンをつまみながら友人と喋っていたんだけど、収録しているのを忘れるくらい話に夢中になってしまって、何度も、柿を食べようとして指したフォークを持つ手が止まった。それくらい、僕らにとっても価値のある話だった。


大切な人を自死で亡くした人にしか感じられないこと、至らない思いが必ずある。人によって感じることも違うし、同じ人であっても、何かのきっかけがあるたびに、そのできごとの捉え方も変わっていく。ひとりで抱えこむだけでなくて、分かち合うことで癒されていくこと、気づけることも、必ずある。

すごくデリケートな話題だっていうのはわかっているし、配慮しないといけないこともある。だけど、タブーにするより、話せた方がきっと楽になるんじゃないかと、僕自身の経験から思う。

大切な人を自死でなくした人、自死でなくても、大切な人をなくした人にとって、何かきっと感じることのある話になったと思うので、良かったら聞いてみてください。

もし、必要そうな人がいたら、こんな活動をしている人がいるよって、紹介してあげてください。







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もりもと こうへい

たまには遠くを眺めてぼーっとしようね。

もりもと こうへい
92年生まれ、奈良暮らし。 自死で大切な人を失うことについての語りを友人とstand.fm "wish you were here の対話"で発信してます。詳しいことは、一番上の読んでね。