偶然
最近の私は運がいい。今日の星座占いは1位だったし、ラッキーカラーは私の好きなピンクだった。家の近くの工事がうるさいって美紀に愚痴ったら次の日、なぜか休止になっていた。ずっと欲しかったクマのぬいぐるみも何故か家に届いた。パパのサプライズかな?笑
そんな感じでとにかく最近の私は運がいい。今日も学校だけど、工事が終わって近道できるから少し油断してた。このままじゃ間に合わない。私は走って学校へ向かった。無我夢中で走っていると、角からクラスメイトの男の子が飛び出してきた。急には止まれず、彼とぶつかってしまった。カバンを落としてしまい、中から大量の教科書が落ちた。急いでいたのでカバン閉め忘れていた。彼は申し訳なさそうに教科書を拾ってくれて、私を心配してくれた。もう学校には間に合わないな。私は彼と2人で話しながらのんびり学校へ向かった。そういえば、彼とは初めて話したけど結構話が合うな。こんな偶然の朝もいいかも。
僕には好きな人がいる。その人のためなら何でもする。趣味や性格、なんでも知ってる。この前も工事がうるさいって友達に愚痴ってるのが聞こえたから、大量のクレームを入れて休止にさせてやった。だけど僕は彼女と話したことがない。彼女と2人きりになりたかったので、通学路を調べて待ち伏せしてみることにした。少し待っていると、いつもより5分くらい遅れて彼女が走ってきた。僕は偶然を装うため、飛び出してぶつかった。やっと2人きりになれたね。そういえば、この前送ったクマのぬいぐるみは喜んでくれたかな?
※フィクションです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?