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【うつ病日記 5 】気づいてあげられなくてごめん

5/23.24

とうとう、お母さんに私の不調を伝えた。学校のカウンセリングに行ったこと、メンタルクリニックに行ったこと。

「そうだったの。教えてくれてありがとう」

そんな感じのことを言われた気がする。
避難されることも、落胆されることもなかったと思う。

それから数日。
家族の前で「うつ病」の自分を曝け出すのにも慣れてきた。
お母さんはすごく優しくしてくれる。
私が泣き始めたら、背中をずっとさすってくれるし、最近は隣で寝てくれる。

そうしていると、
「ああ、昔からこうしたかったな。嬉しいな」
と思う。

でもお母さんは、自分を責める。
「昔こうしてあげられなくて、気づいてあげられなくてごめんね」
そんな風に謝るお母さんを見るのは辛い。

私はお母さんのおかげでここまで生きてこれたのに、自分を責めないでほしいと思う。



二度目のメンタルクリニック

先生は、過去の嫌な記憶が整理されていないから、いろんなところに乱雑に散らばった記憶がすぐに出てきてしまうのだと言う。

確かにその感覚はあって、例えばスニーカーを見た時。
小指を上げる仕草を見た時。
テキサスで起きた銃乱射のニュースを見た時。

いろんなところで急に記憶が蘇って、動悸が始まる。
そして、泣けてくる。

病院で処方してもらった抗不安薬は、効いているのか分からない。
 


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