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セカンドキャリア。|インタビュー 支援員の今|2022年01月

こもれびグループで、支援員として働く、Hさん。就労継続支援A型を利用する障がい者の人たちに対して、就労支援を行っています。Hさんの【今】について教えてもらいました。


■こもれびグループに入社した、経緯を教えてください。

昨年の話しになります。新たに仕事を探し、転職しようとしていた私は支援員の仕事に興味を持つようになりました。
転職を考えたきっかけは、それまで勤めていた会社がコロナの影響で休業が増え、収入も不安定になっていたからです。支援員という仕事に興味を持ったのは、福祉施設で働く妹のアドバイスが大きかったです。50歳を過ぎてからの転職でしたが、セカンドキャリアとして支援員という職を身に付けたいと考えるようになりました。これまで培(つちか)ってきたコミュニケーションのスキルを活かせる仕事だと思いましたし、コミュニケーションのスキルは努力し続ければ錆(さ)びることはないと思うので、長く第一線で働き続けるには良い仕事なのかなと思いました。

こもれびという施設があることは、(転職サイトで)近隣の支援員の求人を検索した際に知りました。求人に応募し、ホームページや面接で、こもれびについて知っていくなかで、この施設なら安心して長く仕事を続けていけるのではないかと思えたので、こもれびにお世話になることにしました。
他の就労支援施設が数十人単位の規模で運営しているケースが多いなか、数百人単位で利用者さんを受け入れていて、今後も周辺地域へと規模を拡大していくとのことだったので、将来性があるなと思えたのも働くことを決めた要因のひとつです。


■具体的にどのような支援を行っていますか?

今は軽作業や手芸、データ入力をする利用者さんを中心に支援を行っています。以前は、こもれびが管理する自動販売機の商品補充などをする利用者さんのフォローをしていたこともあります。また、ドライバーさんの都合がつかない時などに利用者さんの送迎の応援をすることもあります。

支援をするうえで気をつけていることは、利用者さんとの距離感です。
基本的には敬語で話しかけるなど丁寧な言葉遣いで接していますが、そのことで、よそよそしくなってはいけないですし、かといってあまりにフランクな関係でいることも良くないなと思います。
担当する利用者さんはもちろんですが、担当外の利用者さんへも(挨拶を含め)なるべく毎日声かけすることで、何か困った事があったときに相談しやすかったり、話しかけやすい関係を作って置くことが大切だと思っています。


■支援員として仕事をするなかでのやりがいは何ですか?

利用者の皆さんから声をかけて貰えるようになった時や、お礼を言われるとよかったなと思いますし、今後のやりがいにもなります。利用者さんにとって頼りになる存在になれるよう、もっと頑張ろうという気持ちになります。

また、利用者さんと接するなかで、家族や友人との接し方も再考するようになりました。たとえ親しい間柄であっても、言葉の選び方や心くばりが大切だなと改めて感じています。

支援員として働くなかで、障がい者の方への行政サービス、制度を知れたことも良かったです。身内や周囲の人が障がいを負ってしまった時にも、こもれびで得た知識を活かし、その人の助けになることが出来ると思うからです。


■支援員として仕事をするなかでの苦労はありますか?

まだまだ未熟で、自分のチカラだけでは利用者さんへの支援が充分に出来ないケースがあることです。そんな時は、先輩の支援員さんや施設長に相談して問題の解決を図っています。皆さん親切に対応してくださるので、とても助かっています。
自分ひとりで抱えこまず、時には周りに頼るという引き出しを持つことも、大切だと考えています。


■今後の目標や、将来の夢があれば教えてください。

個人的な目標としては、こもれびで働くことで得た知識や経験を活かして福祉系の資格を取りたいなと考えています。資格を取ることで、利用者さんへのより良い支援につながればと思います。

また、こもれびには、障がいを持たれた方々が、「家でジッとしているより、こもれびに居た方がいい」と思って貰えるような居心地の良い空間・時間を提供できる施設を今後もどんどん増やしていって頂きたいです。私自身もそんな場所づくりに少しでも貢献できたら嬉しいです。