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図書館と雑誌のサブスクがあれば

私は随分と前から、よほどのことがない限り本を買わなくなりました。最大の理由は家から2分のところに世田谷区の図書館があるからです。区内に24か所もある内の1つです。ある時必要になった本が書店にも古本屋にも、ないことがあったのですが、ふと近くの図書館に行ったらその本が本棚にあるのを見つけたのです。それに、すべての図書館の蔵書がインターネットで予約さえすれば、借り出されていないものなら、ほぼ2日以内に指定した図書館に配送されることもわかったのです。

「なんだ本は買わなくてもいいんじゃないか」というのがその時の偽らざる気持ちで、それがきっかけであまり本を買わなくなったというわけです。しかし新刊で読みたい本があったらどうするのかと思われますよね。ベストセラーになるような本は是非すぐ買って読みたいところですが、そういう時は書店で中をパラパラとめくって、本当に今買って読まなければいけないのかどうかをじっくり考えます。

人気のある新刊は、図書館ではすぐにたくさんの予約が殺到しますが、数か月経てば必ず順番が回ってきます。自分に順番が回ってくる頃にはすっかり読みたいという意欲がなくなっていて、買わなくてよかったと思うことがよくあります。そして,どうしても読みたい時には予約の順番が回ってくる前に書店で買えばいいのです。

英語では ”Is it need or want?” という言い方があると、アメリカ人に教わったことがあります。これは本だけではなく、物を買う時に大事な考え方ですが、日本語で言えば「必要な物は買ってもいいが、欲しいだけの物は買わない。」というようなニュアンスです。

ところが雑誌に関していえば、少し違います。雑誌は生鮮食品のように。読むタイミングが重要ですから。もちろん図書館にはかなりの種類が展示されていて、最新号やバックナンバーをいつでも見ることが出来ます。それでも、図書館によって選び方に偏りがあり、読みたい雑誌が十分にあるわけではありません。そこで私は以前からdocomoのやっているdマガジンに加入しているのです。

dマガジンはいわゆる雑誌のサブスクになりますが、始めた頃は月額440円でスマホ5台まで使えたので、家族が5人でシェアをすることが出来ました。しかもPCだと台数は無制限だったと思います。一人当たりにしたら本当にコスパの高いものでした。

現在は月額が580円になりましたが、10台のPCやスマホの複数端末で使えるというように変わったようです。雑誌1冊を買う金額で1,400種類の雑誌が毎月家族みんなで読み放題なんですから、使わない手はありません。同じ雑誌のサブスクで、楽天マガジンなら月額418円だそうです。情報がどんどんタダになっていく世の中ですが、どうしてこんな安価なサービスが提供出来るのか不思議ですね。

本を買わないなんて書くと出版社やライターの方々から怒られそうですが、実のところ、本も雑誌も本当に必要なものはチャンとお金を出して買っていますよ。これからも魅力のある本がどんどんと出てくるといいですね。

本音を言わせて頂くと、時間とお金に余裕がある方には書店で目についたものはバンバン買って読んで頂きたいと思っています。乱読は贅沢な趣味ですし、それが何よりの醍醐味だからです。ちなみに私は趣味欄にはいつも読書と書いています。毎日のように本を買っていた時もあるんですよ。

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