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稼ぐ力とライフスタイルの再構築〜あなたの経験、知識、人間力を活かして企業顧問になる具体的ステップ

割引あり

購入特典

このnoteを購入した方限定で、
下記の特典を4つご用意しました。

🎁特典01 顧問起業、セカンドキャリアについて、「顧問の学校」吉野との個別相談
🎁特典02 あなたの経験を企業顧問に変換する“スキル棚卸しシート”
🎁特典03 ゼロから顧問先を獲得するパーフェクトガイド
🎁特典04 X売れる企業顧問へ8ステップブランディング戦略

本記事は4.5万文字の
大変ボリューミーな内容ですが、
是非最後までご覧下さい。

はじめに

はじめまして、「顧問の学校」の吉野です。

私は現在、全国の中小企業を対象に企業顧問業をやりながら、「顧問の学校」というセカンドキャリア向けの塾を開講しています。「顧問の学校」は、私のように複数社の企業顧問をやりながら、組織、時間、場所、人間関係、お金に縛られない生き方を目指す塾になります。


このnoteは、次の3つ方々を対象に書きました。

1:定年またはその近くにあり、これからの生き方に不安を感じている方
2:50代でセカンドキャリアとして「起業」を考えている方
3:企業顧問としてまずは月商100万円、年収1,500万円を目指す方

本書の内容を簡単に説明いたします。

第1章:「独立1年目で1,500万円稼ぐ企業顧問起業」では、50歳からの起業において「企業顧問」を推奨する理由について解説します。

第2章:「会社員マインドからの脱却」では、最新の働き方を基にした企業顧問としてのマインドを提案します。

第3章:「会社員時代の経験・スキルを活かし、唯一無二の企業顧問になる」では、あなたの会社員時代の経験・スキルを活かし、売れる企業顧問になるための具体的なステップを解説します。

第4章:「企業顧問への変換する方法」では、売れる企業顧問が身につけるべき3つの必須スキルについて紹介します。

第5章:「企業顧問のゼロからの顧客獲得方法」では、独立1年目で実施すべき具体的な顧客獲得の方法を解説します。

第6章:「経営者との面談突破法」では、契約を獲得するための面談時の姿勢、A4資料(ホワイトボード)の活用方法、そして共感を生み出すテクニックについて説明します。

第7章:「独立初年度で1,500万円、3年目で3,000万円を目指す方法」では、長期的な契約を獲得できるパーソナルブランドの具体的な構築方法について解説します。

私のプロフィールは最後に記載しましたが、YOUTUBE(漫画動画)にて会社員を辞めて企業顧問になる過程をリアルにお話しています。


「年功序列・終身雇用」の崩壊

「45歳定年制にする。個人が会社に頼らない仕組みが必要だ」と語るのは、サントリーHD新浪剛史社長です。「45歳定年制」というこの提案を聞いたあなたは、

「えっ、会社を辞めないといけないの?」
「これからどうすればいいんだよ」
「食いっぱぐれたくない」

と感じたかもしれません。人生100年時代に対する不安や、これからのキャリアについて考えた方も少なくないでしょう。仕事一筋で駆け抜けてきた会社員のあなたは、

「何歳まで働けるだろう?」
「年金と退職金でやっていけるかな?」
「人生100年時代って言われているし、これから先の人生どうしよう?」

など、先ゆく未来について不安に思っているのが本音だと思います。
それと同時に、次の3つの選択肢で頭を悩ませている人も少なくないでしょう。

1:定年後再雇用
2:別会社に就職
3:起業

「定年後の再雇用は給与が減るし、今更、転職も辛い。はたまた起業なんてできるの?」

そのような疑問が頭の中でグルグルと回っているのではないでしょうか? そう感じている方のために、この本では「50歳からの働き方」を詳しく紹介します。あなたもお気づきだと思いますが、ここ数年で、雇用を取り巻く環境はガラリと変わりました。「年功序列・終身雇用」という日本型雇用も薄れてきています。

会社に頼り切っていると、いくら大手であっても会社の経営状態によっては「解雇」ということになりかねません。そうなる前に個人の力を磨いておかないと人生100年時代を生き抜くことは難しくなってしまいます。

ただし、すぐに会社を辞めるべきだとは言いません。あくまで、景気悪化や万が一のことがあっても、会社に頼らず“個人で独立できる方法”を知って欲しいのです。


会社員経験が生きる起業法

こうお伝えすると、

「この年で独立して、大変そうだ」
「会社員しか経験していないから、自分で独立することはできるのだろうか?」
「特に目立ったスキルがないけど大丈夫だろうか?」

と思うかもしれません。

確かに、会社に頼らずに個人の力だけで稼ぐのは容易なことではありません。

また、起業というと、「それは若者がするものだろう」「リスクが大きすぎる」というイメージを持つかもしれません。

しかし、ご心配なく。今回私がお伝えするのは50歳から始める一人起業の方法です。これは自己管理が可能で、経済状況に左右されにくく、初期投資も必要ない方法です。さらに、資格を身につける必要もなく、会社員時代に身につけた知識を資産として利用することができます。

煩わしい人間関係から解放され、自力で現在の年収を上回る収入を得られたらどうでしょうか。

ストレスを感じることなく仕事に集中でき、頑張った分だけ銀行の残高が増えるでしょう。それにより、これまで節約していたものを思い切って購入したり、外食やホテルのグレードを上げたり、大切な人との素晴らしい時間を過ごすことが可能になります。

そして何より、「自分の力で稼いでいる」という自信を持つことができます。


折り返しの人生を謳歌するための企業顧問起業

この本でお伝えしたい事は、会社員時代の知識や経験を企業顧問に変換して、豊かなセカンドキャリアを生きる具体的な方法になります。

正しいステップを踏むことで、月商100万円、独立1年目には1,500万円、2年目には2,000万円、そして3年目には3,000万円の収入を得ることが可能です。

あなたが会社で培った知識や経験を全国の中小企業に提供し、感謝されながら対価を手に入れましょう。もしあなたが今、仮に50歳であれば人生100年時代と言われる中で折り返し地点になります。人生を長いスパンで見ると、これからが新たなスタートです。

Amazonには著名な起業家による多くの「起業本」が並んでおり、起業に関するノウハウを手軽に手に入れることができるようになりました。しかし、「起業」という言葉を聞くと、夢や憧れ、ロマンを想像する一方で、なんだか遠い世界のように感じることもあるでしょう。多くの会社員は、このような葛藤を抱えていると思います。

以下は、50代の会社員の方が抱えている葛藤の例です。

・このまま頑張っても役員になれないことが分かった。この先どうしようか悩んでいる。
・転職活動は手間がかかるし、新しい会社で今の年収を得るのは難しい。だから起業したい。
・大企業を辞めることに勇気がないので、まずは副業から始めたい。
・起業はお金を稼ぎたいが、リスクがあるので避けたい。
・起業方法が分からない。
・資金が不足している。
・家族に反対されている。

これらの想いが重なって、「どうしよう…。とりあえず会社員を続けるか」と、次を踏み出せずに悶々としているのではないでしょうか?

本書では47歳で会社員を卒業して無職になり、不安に負けそうになりながら、試行錯誤、もがきながら過ごしてきた経験をもとに書いています。

もがきながらと書くと苦しそうイメージを受けますが、ぜんぜんそんな事はなく(笑)、今の私は、会社員時代の年収の数倍を稼ぎ、自分に合わない嫌な人間とは付き合わず、仕事する時間や場所も自由に決める事ができるライフスタイルを送っています。

その時の詳しい内容はYOUTUBEにて漫画アニメで説明していますので、ぜひご覧下さい。

【漫画】役職定年になった私が年収1500万円になった方法 【顧問の学校】

これは、企業顧問だから可能となるライフスタイルなのです。

ただ、「企業顧問」と聞くと、「難しそうだな?」、「本当に私でもなれるの?」と尻込みしてしまうかもしれません。私も最初は「自分にもできるのだろうか」と内心ビクビクしながら起業しました。

不安な気持ちはできるだけ少なくしたいですよね。ですから、あなたが「起業」という言葉に興味を持っているのであれば、

「失敗したらどうしよう。もう後が無いよ」
「ゼロから起業できるのかな?」
という不安を取り除くために、この本を書くことにしました。

また、以下のような考えを抱えている会社員の方々にも、この本を手に取っていただけたらとても嬉しく思います。

・新しいスキルを習得するのは大変だと感じている方
・会議やマネジメントに疲れた方
・自分で何かやりたいけど、どうやっていいか分からない方

人生100年時代において、経済的にも人間関係でも豊かに生きることは非常に重要です。この本が「あなたの未来の扉を開くきっかけ」となれば幸いです。

ここまで読んできて、「著者の吉野隆行って、いったい誰?」、「カリスマ経営者なのかな?」、「サラリーマン経験はあるの?」と思ったかもしれません。

私は現在、PlayNode Consulting株式会社(プレイノードコンサルティング)という会社を経営しています。

仕事内容は、会社員時代にECサイトの運営・事業開発に携わっていた経験を生かし、日本各地の中小企業の売り上げアップに関する支援を行っています。前述の通り「企業顧問」と申し上げましたが、20数年にわたり会社員を務め、47歳の時に独立した一人社長です。詳細な経歴や実績については、本書最後に記載しています。

しかし、「吉野さんは成功したから会社員から独立できたのでしょう?」、「株式会社の社長になるほどの方なので、会社を辞めても楽々と収益を上げられたのではないでしょうか?」といった印象をお持ちになるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

会社員生活に嫌気がさし、突然に会社を辞めたものの無職にあり、不安に押しつぶされそうな時期を過ごしました。本当に苦しい時期でした。

無職の期間を経て、個人事業主として顧問として活動を始め、社員を雇うことなく一人法人を設立(現在も一人法人です)しました。組織、時間、場所、煩わしい人間関係、お金から解放されて、「良い人達と良い仕事をする」事だけを目的に6年が経ちました。

そして2024年、「顧問の学校」という塾を開校しました。「顧問の学校」は企業顧問として稼ぐ力を身につけ、豊かなセカンドキャリアを歩む学校になります。

新しいライフスタイルの再構築を受講生の方と「共創」しています。

企業顧問は最高の仕事です。本書を通して、企業顧問の魅力、そして企業顧問として稼ぐ力とライフスタイルの再構築について「具体的なステップ」をご説明していきたいと思います。



第1章   独立1年目で1,500万円稼げる企業顧問起業

まずは、独立1年目で1,500万円を稼ぐことができる企業顧問について詳しく解説していきます。


50歳からの起業は「企業顧問」をオススメする理由

50歳からの起業において「企業顧問」という道を選ぶ。私自身、企業顧問として独立したことは本当に良い決断だったと思っています。もう一度、言います。

本当に良かった。

まず一つ目の理由として、自分の経験や知識、スキルを活かして多くの企業に価値を提供できることが挙げられます。これまでのキャリアで培った専門知識や実務経験を利用し、全国の企業に対して価値あるアドバイスやサポートを提供できます。このような役割を果たすことで、自身の経験や能力に自信を持つことができます。

また、企業顧問として独立することで、自由な働き方を実現出来ます。スケジュールや仕事の範囲を自分で決めることができ、自分のペースで働くことが可能です。これによって、自分の強みや得意分野に集中して活動することができ、自己成長や満足感を得ることが出来ます。

さらに、企業顧問として独立は、リスクを最小限に抑えることが可能です。自身の経験やスキルを活かしたサービス提供が中心となるため、高額な設備投資や在庫の必要性はありません。ラップトップパソコンとスマホがあれば大丈夫です。オフィスも必要なく、自宅で大丈夫です。私も仕事場所は自宅だけでなく、顧問先に向かう新幹線、飛行機、ホテル、サウナなど、どこでも仕事が出来る環境を整えています。

そして、企業顧問としての成功には、集客のためにSNS投稿などをする必要がありません。あなたの経験や専門性を通じて信頼と実績を築いていくことが重要です。口コミや紹介によって顧客を獲得し、リピート依頼を得ることが何より大切になります。

セカンドキャリアとしての企業顧問は、新規のクライアントを常に集めて行くのではなく、各社と数年にわたって支援するスタイルです。これにより持続的な収入源を確保することができます。

最後に、企業顧問としての活動は、高収益かつ安定した収入を得やすいというメリットがあります。自身の経験や専門知識を提供することで、高額な顧問料を得ることができます。さらに、複数のクライアントと契約を結ぶことで収入の安定化も図ることができます。(顧問の学校では、1社30万円(月)の顧問料を取れる企業顧問を育成しています)

このように、50歳からの起業において「企業顧問」という道を選ぶことで、自身の経験や能力を最大限に活かし、経済的な豊かさと自由な働き方を実現できます。さらに、顧客からの信頼と満足を得ることで、長期的な顧客関係を築き、安定した収入を確保することが可能となります。そして、新しいライフスタイルの構築が可能となります。


企業支援の種類

企業支援の種類には様々なものがあります。

まず、企業が外部の専門家を依頼する際に思い浮かぶのは、税理士や社労士といった士業の方々でしょう。私も税理士と契約していますが、長期的な契約で毎月数万円という価格での契約が一般的です。決算処理などの作業が中心となるため、付加価値を付けるのが難しい面があります。

スポットコンサルティングというサービスも存在します。これはビジネスの専門家から短時間でコンサルティングを受けられるもので、通常は1時間程度のインタビューが行われます。報酬は一回の飲み代程度となりますので、大きな収入を得ることは難しいでしょう。スポットコンサルティングのプラットフォームとしてはビザスクがあります。

案件解決型の短期的なコンサルティングもあります。これは3ヶ月から半年の期間で、企業の大規模プロジェクトに参画する形態です。主にIT系のPM・PMO企業顧問が中心となります。報酬は1ヶ月あたり120万円〜200万円と高額ですが、支援企業に常駐することになり、複数の案件を掛け持つことは難しいでしょう。単価が魅力的に見えるかもしれませんが、長期的な契約獲得は難しく、案件が終了すると新しい案件を探さなければなりません。案件解決型の短期的なコンサルティングのプラットフォームとしてはフリーコンサタント.jp(みらいワークス)などがあります。

そして、私自身が行っている「企業顧問」と言われるものです。これは中小企業の経営者の右腕として、ビジネスや経営課題に対してアドバイスを提供するだけでなく、共に成果を追求していく企業顧問の形態です。契約金額は1社あたり30万〜40万円(月)が一般的で、週1回の打ち合わせ、月1回の訪問が基本となります。私自身も会社員時代の年収を大きく上回る収入を得ています。

企業顧問では複数の企業と契約を結び、契約期間も1年以上の長期契約となります。私自身も5年以上支援している企業があります。クライアントとの関係は信頼と共感に基づいて築かれ、長期的なスパンで共に成果を出していくスタイルになります。(企業顧問として顧客を獲得する具体的な方法については、第4章でお話しします)

フレキシブルな働き方も可能です。企業顧問は企業に常駐する必要はないため、自分のスケジュールや仕事の範囲を自由に設定することができます。自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能であり、自由度の高い働き方を実現できます。私の全国の企業を支援していますので、ZOOM等のオンラインをフル活用しています。


企業顧問は外部のCXO

企業顧問は、中小企業の経営者の信頼できるパートナーとなり、単にビジネスや経営課題に対するアドバイスを行うだけでなく、共に成果を追求する役割を果たします。

この役割は、知識を教えるだけの一般的なコンサルティングとは一線を画します。企業顧問はクライアントとの深い関係を構築し、見落としがちな盲点や新たな視点を提供します。まさにコーチのような存在なのです。

企業顧問は単に問題解決に留まらず、クライアントのビジョンを明確化し、その実現に向けた具体的なプランを逆算します。そして、経営者や社員が一緒に成長し、企業の目標達成に向けた努力をサポートします。これが、一時的な問題解決に特化したコンサルティングとの決定的な違いです。

顧客との長期的な関係を構築し、共に成果を追求することが求められますので、通常、長期的な契約を結ぶこととなります。これにより、安定した収入を得られるだけでなく、企業の経営課題解決に深く関与することが可能となります。短期的な視点にならずに、本質的な問題解決に取り組み、顧客の成功に貢献することができるわけです。

企業顧問の魅力はその他にもあります。

過去のマネジメント経験や部下育成経験を活かすことができます。長年にわたり培ったリーダーシップやコミュニケーションスキルを駆使し、中小企業の経営者や組織の成長に寄与することができます。失敗経験もまた価値に変えることができます。それがクライアントとの共感や共鳴を生む源泉となり、クライアントの課題解決に役立つのです。

繰り返しになりますが、「企業顧問」は、あなたの会社員時代の経験や知識を活かし、全国の中小企業の成長を支援することで、やりがいだけでなく、経済的にも自由に生きるための道を開くことができます。企業顧問としてのキャリアは、50代からの一人起業として非常に魅力的な選択肢なのです。

企業顧問としての魅力については、下記の書籍でもお話していますので、ぜひ読んでみて下さい。


役職定年者だからこそ年収が増える可能性がある

役職定年になると、企業内での役職や地位がなくなり、給与も大幅に下がることが一般的です。これまで積み重ねてきたキャリアや経験が十分に活かされず、生活に対する不安を感じることも少なくないでしょう。

しかし、役職定年を迎えた方々は、実は「企業顧問」として活躍するための土台をすでに築いていると言えます。その理由は、長年のキャリアで培った専門知識、リーダーシップ力、人脈を活かして、企業や組織に対して高い付加価値を持つ支援を提供できるからです。

あなたが中間管理職としての経験、現場で直面した困難な状況から生み出されるストレスは、実はとてつもない価値があります。成功体験だけでなく、挫折や失敗から得た教訓や洞察力は、経営者にとって非常に価値ある情報となります。


活躍の舞台は地方にある

企業顧問として成功するためには、自身が活躍できるフィールドを見つけることが重要です。特に50歳以上の方々にとって、多くのチャンスが存在するのは地方かもしれません。地方では、中小企業や地域ビジネスが成長や改革を求めており、それに対応する企業顧問の需要が増えています。

地方企業は、知名度が低いかもしれませんが、優れた経営資源を持つ企業が多く存在します。それらの企業を支援することで「社会に新しい価値を生み出す」ことに興奮しないでしょうか。

また、地方での企業顧問としての活躍は、地域経済の活性化や社会の発展に貢献するという大きな意義を持つと思います。私は、「企業顧問」が一人でも多く活躍する仲間を増やしたいと考えています。それが日本全体の活性化につながると信じています。

私が支援している企業の多くは地方の中小企業です。業種は様々で、家具、雑貨、アパレル、伝統工芸、動物病院、産業廃棄物業、食品など多岐に渡ります。また、「墓じまい」のビジネスも支援してきました。


様々なフィールドで輝く可能性

全国の中小企業では、企業顧問が業績を向上させ、未来を開く場面が多岐にわたります。具体的な分野としては、

・経営戦略の立案と実行
・人事領域での革新的な人材採用方法や公平な評価制度の設計
・財務経理における効率的な資金繰りや資産運用
・新規事業の創出と展開
・営業・マーケティングでの売上向上策や効果的な広告戦略の設計
・デジタルトランスフォーメーション(DX)のリーダーシップ
・EC事業の立ち上げと成長戦略
・AIの適切な導入と活用

など、数え切れないほどの領域で、企業顧問の知見とスキルが求められています。

しかし、地方の中小企業には、都市部とは異なる特有の課題があります。限られた人材で組織を運営しなければならず、経営者を支える役員や部門長の体制が未発達であることも珍しくありません。新しいテクノロジーやビジネスモデルへの適応も、情報収集や活用が困難なため、一筋縄ではいきません。

たとえば、人事領域では、単なる採用サイトへの情報掲載だけではなく、自社の魅力を引き立てる採用サイトの充実化や、直接的なリファーラル採用、副業の受け入れなど、複合的な戦略が必要となります。あるいは、マーケティング戦略についても、単に広告を出すだけではなく、常に効果を最大化するための微調整と改善が求められます。これらの情報は日々進化しており、その最前線に立つ必要があります。

企業顧問は、このような「行動したいけれど、人材が足りない」という挑戦の中で、経営者やリーダーと共にビジネスを推進します。そして、組織内の人材育成にも熱心に取り組み、自律的で活力ある組織づくりを強力にバックアップします。


企業顧問の将来って、AIに仕事を取られない?

企業顧問の将来性を考える際、AIやテクノロジーの急速な発展により、自身の仕事が奪われるのではないかという疑念が浮かぶかもしれません。だが、ここで一つ明確に言えることは、AIやテクノロジーの進化はむしろ企業顧問の可能性を広げ、役割を豊かにする要素となっているのです。

AIやテクノロジーはデータの解析や情報処理といった分野でその能力を発揮します。しかし、人間が持つ深い洞察力や豊かな経験という要素は依然として重要です。企業顧問の業務は単なる情報提供に留まらず、問題解決、戦略立案、人間関係の構築など、高度な判断力や人間的な視点が求められる領域です。AIはこのような業務を補完し、効率的な企業顧問の実現に役立つツールとなるのです。

さらに、AIやテクノロジーの進展は新たなビジネスチャンスをもたらします。デジタルマーケティングやオンラインビジネスといった新興分野では、企業顧問の知見やサービスが一段と重要性を増しています。テクノロジーの進化をうまく取り込みつつ、自身の専門知識やスキルを活かすことで、高い付加価値を生み出すサービスを提供することが可能です。


企業顧問2.0とは?

顧問の学校が提唱している「企業顧問2.0」というコンセプト、そして「企業顧問2.0」が最高の仕事である事についてお話します。もちろん、私自身の経験を基にお話します。

企業顧問2.0とは、新しいタイプの顧問です。下記が比較表になります。

企業顧問1.0は、定年退職後に会社員時代の取引先に対してアドバイスや営業の紹介に留まるのに対し、顧問2.0は「共創」を目指します。一緒に問題解決を行い、事業を作り上げていくのです。

行動範囲も全国です(人によっては海外も)。顧問1.0がこれまでの人生の行動範囲内に対して、顧問2.0は全国の企業と複数の契約を結び、4社から10社を顧問先に持つようになります。

私が支援している企業の多くも地方の中小企業です。業種は様々で、家具、雑貨、アパレル、伝統工芸、動物病院、産業廃棄物業、食品、墓じまいのビジネスも支援してきました。

これらの経験から言えるのは、地方の中小企業には、知られざる優れた技術やサービスが多々あると言う事です。しかし、成長させるための経験やノウハウが圧倒的に不足しているケースが多い。企業顧問2.0として中小企業を支援することで、素晴らしい商品・サービスを世の中に出していく。これは、社会に新しい価値を生み出す事につながっていきます。ここに大きな興奮と満足を得ることができます。


コンサルタントと企業顧問の違い。50歳からは問題解決だけを武器にするな

コンサルタントと企業顧問は何が違うのでしょうか?そして、50歳から始める新しいキャリアにはどちらがいいのでしょう?

コンサルタントは、企業が直面している特定の問題を解決するために雇われます。短期間で集中的に働き、問題を解決したら次の仕事に移ります。

短期集中の課題解決を求める企業と独立コンサルタントをマッチングさせるプラットフォームサービスもあります。フィーとしては月200万円以上という高額ケースもありますが、短期間その会社にどっぷりと関わる事になります。常駐するケースも多いので、他の企業の支援は出来ないと考えてよいでしょう。

一方、企業顧問は長い期間で企業と関わります。契約は1年以上になります。

私自身も3年以上の長期のご支援が多くあります。なぜならば、企業顧問とは短期的な問題解決なく、CXOとして企業の大きな目標達成や経営の改善に関わります。アドバイスだけでなく、現場メンバーと共に事業を作っていく伴走型になりますので、必然的に長期な支援になります。

企業の経営者も長期契約を望んでいるのですよね。優れた経営者ほど成功の為には時間が掛かる事を認識していますし、企業顧問と一緒に短期的視点ではなく、中長期的な視点で会社を成長させたい想いがあるわけです。

気になる企業顧問としてのフィーですが、月30万円が一般的です。企業顧問としても1ヶ月どっぷりと関わる必要はありません。その為、複数の会社との顧問契約が可能となります。

50歳からのセカンドキャリアにおいては、コンサルタントよりも企業顧問が良いのは言うまでもありません。

企業顧問として「長期的に」「複数の会社と」「中小企業のCXO的に働く」ことは魅力ではありませんか。

中小企業は、大企業に比べて柔軟性があり、迅速な意思決定が可能ですが、経験豊富なリーダーが不足していることがあります。50歳で豊富な経験を持つあなたが、企業顧問としてこれらの企業に参加すれば、企業の成長を大きく後押しすることができます。

結局のところ、50歳からのセカンドキャリアはただの再スタートではなく、自分の経験を活かして新しい価値を生み出し、さらには社会にも貢献できるチャンスなのです。

企業顧問として、特に中小企業の成長をサポートすることは、個人にも社会にも大きな意義がある仕事です。自分のこれまでの経験を生かして、何か新しいことに挑戦したいと考えている人にとって、企業顧問は理想的な選択肢と言えるでしょう。


うまい顧問ではなく、いい顧問をめざす

あなたが50歳を過ぎたとき、人生の転機に立っていると感じるかもしれません。豊かな経験、高い地位、そして安定した収入。これらはすべて、長年の努力の結果です。

しかし、ここで一つの疑問が浮かび上がります。「このままでいいのだろうか?」と。知識層であり、独立意識が高いあなたなら、新たな挑戦を求めているはずです。

さて、顧問という仕事には、「うまい顧問」と「いい顧問」がいます。一見、似ているようでいて、実は大きな違いがあります。外から見える成果だけでなく、その背後にある本質的な価値を提供できるかが、この二つを分ける重要なポイントです。

顧問として成功するためには、単にフレームワークやテクニックを駆使するだけでは足りません。クライアントの表面上の問題だけでなく、その背後に潜む根本的な課題や可能性を見極め、解決策を見つけ出す能力が求められます。また、難しいことをわかりやすく説明し、本質を見抜く――これが「いい顧問」になるためには不可欠です。

「顧問の学校」では、技術的なスキル以上に、クライアントとの共感深い洞察力を育むことに重点を置いています。問題解決の技術はもちろん、クライアントの真のパートナーとして共に歩む姿勢が、顧問としての価値を高めるのです。


企業顧問として成功する為の5つのポイント

企業顧問として成功する為には大きく5つのポイントがあります。
その5つとは

①会社員マインドからの脱却
②会社員時代の経験・スキルを活かし、唯一無二の企業顧問になる
③企業顧問に必要な3つのスキルへの変換
④顧客の獲得方法をマスターする
⑤パーソナルブランドの構築

になります。
次の章から具体的にご説明していきますね。

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