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株、やってる?

ついに日経平均株価が30,000円を超えた。1990年8月以来らしい。バブルのときってこんな感じだったんだろうか。杞憂をよそにこのまま株価は上がり続けるのか。それとも……。私にはとんと見当がつかない。

実は昨年末、「私も株主とやらになってみたい!」と思い立ち、SBI証券に口座を作った。試しに入金した1万円だけ入ってる。長年、「私は庶民だし投資なんて関係ないわ」と思っていたら、ひょんなことで同僚が株をやっていることを知って、びっくり。それから手当たり次第に「株やってる? 株持ってる?」と会う人に聞いてみると、親から譲り受けた人や自分で始めた人が相当数いたのである。

バブル崩壊の煽りをまともに受けた氷河期世代、時代を呪ってばかりいないで、アベノミクスより前に株を買い始めてたら、貯金の額も違ってたかもしれないなぁ(そもそもそんな余裕はなかったけど)。でもお金のことって、誰も教えてくれなかったじゃないか〜と親を恨んでも仕方ない。ベストセラーになった「金持ち父さん」も読まなかったし。そんなわけで遅ればせながら、「私も株主さまになるのだ!」と、株の教科書を読んだりして準備を進めていた。

そして、去年3月の株価大暴落。千載一遇のチャンスだったにも関わらず、コロナに怯えてオロオロしていた私は、株を買うなんて大胆なことができたはずもなく、機を逸したのである。だって、世の中がこんなに大変なことになってるのに、景気が良くなるなんて思わなかったから。いや、景気は確かに悪い。株価だけが上がっている。なんだこれ。証券会社のチーフストラテジストが言うことも分かるけど、本当に大丈夫なのかね。外国人投資家にそっぽむかれたら終わりじゃん。

しかし、いつかは憧れの株主になって、株主優待とか配当金とか、株主総会のお土産とかもらってみたい。今も、気になる企業の株価はチェックしている。明るい企業文化があって、社員が幸せそうな会社を応援したい。でも、今買う気分じゃないよなぁ。我ながら気がちっちゃいと思う。

私が株主になる日は、遠そう。



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