見出し画像

保育園の求人をいじって1週間で採用できた理由

先日、求人広告を添削した保育園園長から、電話が鳴っていたので、何事かと思ってとったら

「求人出して1週間目で採用できました。」
「求人広告切り抜いて持ってきてくれました。」
「近所に住む30代女性の経験者でした。」
というお電話でした。
#調理員さんの募集

う、うれしいお電話ありがとうございます。

せっかくなので、この場を借りて種明かしします。


①保育園での給食の調理業務です。
 →まず端的になんの仕事か伝える

②調理員2名で給食約30食、おやつ約20食を調理します。
 →数字を使えば、イメージのミスマッチがなくなる。
 →それくらいならできそう!と思える。

③保育園での調理経験が約10年(あいめ保育園では5年)の先輩(30代で小学生とこども園生の子を絶賛子育て中、趣味が「お茶」で、気さくで話しやすいです。)と二人で子どもたちの給食とおやつを作ります。
→2人で作ると言っても、仕事相手がめっちゃ嫌な人だったら気まずいなという不安の払しょく

④(8:00~12:00・11:30~15:30 の交代制ですが、初めの2ヵ月は付きっきりでお仕事を教えます!)
→素人でも教えてますよーという姿勢。未経験者でも大丈夫という意味の補完。

⑤小規模園のため大きな釜を使う大量調理ではないので、家庭調理をされている方であればすぐに習得できるお仕事です。また、調理師資格等は必須ではないので、無資格でも調理業務に携わることができます。
→資格や経験が必要がないことの不安を払拭。
→同業他社との差別化

⑥調理以外には、食材の発注や買い物/翌日の調理工程のチェック/食器の洗浄や調理室内の片づけ清掃も行います。
→最後に、フワフワしたお花畑さんが来ても困るので、仕事はこんだけあるからな!ということも書いておくことで、ミスマッチの軽減。


と、まぁ求人広告原稿1つ取ってもこれだけの意図があります。

ちなみにこれだけではなく
1日の流れや、求める人物像の箇所にも同じくらい創意工夫があります。

あと、そもそも地元求人誌だけではなく受け皿としての園のHPにもしっかり情報が記載されているというメディアミックスが当たり前に重要です。

それらが組み合わさって、
「求人広告出して1週間で、思ってた以上の人がきた!」
という現象が生まれます。

ただこれをいちいち解説しないので
クライアントさんからすると
「相変わらず、小宮さんは天才や!」
という感想を頂けます。

それはそれで、デへへ。それほどでも~。
と甘んじて受け入れて過ごしています。
参考まで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?