見出し画像

本当に日本は人手不足でしょうか?

「人手不足だー!」と、みなさんおっしゃいますが、
今年の2月に沖縄県内のハローワークに「求職してますー」と登録している、通っている人は28689人います。

「コロナ禍明けて以降、人手不足だー!」
も変でして。
コロナ前の2018年2月の沖縄の有効求職者数は25338人…。

コロナ前の方が、人手不足でしたけど…?

と、まぁこのように世の中には
自分の身の回りの統計だけ、雰囲気だけで物事を捉えてしまうことが往々にしてあります。

そもそも求職している人、全員がハローワークに行っているわけではないので、少なく見積っても、その倍は潜在的に求職中と言えるでしょう。ってことは6万人。

さらにUIターンで、沖縄で働きたいなぁ。なんて人を合わせたら、日本全国に約10万人の求職者がいる。と言えますが、本当に人手不足でしょうか。

人手不足なんじゃなくて、企業の採用情報発信不足なんじゃない?というのが、私の持論です。
で、やっぱりそこにテコ入れすると、採用できています。

「ええ!小宮さん、うちはずっと求人広告打ち続けているから発信不足じゃないですよ!」

と、仰る事業所さんの求人広告内容は…
ビックリするほど情報量が足りません。

今時、家電買うにしたって、Amazonで隅々まで読んで、なんから家電屋さん行って実物できるだけ確認して、慎重に慎重に選ぶのに…

「給与16万円~18万円」「正社員登用あり」「各種手当あり」ってだけの情報で、なんで選ばれる。と思えるのか、逆に不思議です。

人手不足なんじゃなくて、情報発信不足。
情報発信不足なんじゃなくて、企業の内省が不足しているのかもしれません。

失われた30年間のあいだ、本業については研鑽を重ねてこられた企業・事業者さんも、ことそれ以外の間接業務に関してはまるっきり手つかずってことが多くて。

人材採用に関して自社独自のノウハウや考え方がない。
というのは、その最たるものなんじゃないかなーと思っている今日この頃です。

さて、8月8日はうるま市で採用力向上セミナーです。
今年度は残すところ、あとは21日の浦添だけ。
あとは宮古・石垣でのセミナーになります。
採用力向上モデル事業の枠(小宮10回使える券)も残すところあとわずかになっておりますので、お早めにセミナーのご予約お願いしまーす。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?