美しい と 正しい は違うので、正しさの先に美が無い問題

日本人なら「さ」と「く」を発音できると思いますが、
「さくさく」と言う時
・最初の「さ」を強調すると、「SAKSK」とか「SAKSAK」などのように母音を省略しますね。
・後半の「さく」を強調すると、「SKSAKU」などのように別の母音を省略する形になります。

では、
母音を省略せずに「SAKUSAKU」と全ての母音をはっきり発音してみましょう。
これは如何にも言いなれない不自然さが出ますね。
日本語が母語でない方はこのようになりがちですし、一昔前の機械音声はこのようでした。

演奏も同じです。

「ドシラシド」というフレーズを弾く時、どの音を強く、どの音を省略気味に弾くかで、
フレーズに流れができます。その流れに対して、人は「美しい」と感じるんだと思います。
じゃあ強く弾く音と省略する音はどれなのか?
そのフレーズに流れがあればいいので、
・だんだん大きくする
・だんだん小さくする
・始まりと終わりは小さく、真ん中は大きく
・始まりと終わりは大きく、真ん中は小さく
この4パターンが基本になると思います。

そして大事なのは、
省略気味に弾く音というのは、mpとかppとかじゃありません!
ppppくらいです!!
これが結構大事です!!
フレーズが早くなればなるほど、ppppか、それ以下かもしれません。小さくてOKです。
是非フレーズの途中をppppくらい掠れて弾く練習をお勧めします♪

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