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古民家のインスペクション調査報告

古民家(伝統構法)の建物を改修する前に現在のコンディションや耐震性能を明確にするインスペクション(建物調査)の実施をお奨めしています。調査することで痛みの程度や、メンテナンスの必要性、優先して修繕すべきポイントも明確になり結果予算内で改修することに繋がります。

昨日一昨日のポリテクさんでの講習でも初めに建物の調査をしっかりとしましょうと何度もご説明しました。現状把握をしっかり行うことでその後の業務もスムーズに運ぶのです。

古民家の調査については現在

・古民家のコンディションが明確になる「古民家鑑定」

・ロボット調査により床下の状態が判断できる「古民家床下インスペクション」

・専用機器を用い伝統構法の耐震性能を判定する「伝統耐震性能評価」

の3つがあり、
これらの内容がまとめたものが『古民家再生総合調査報告書』です。費用は30万円(税別)かかりますが、古民家再生の工事費を考えると調査を行うことで不要な改修が必要なくなると考えれば決して高いものだとは思いません。

発行件数は年300件程度になりますが、全国にある古民家再生協会さんから送られてくる調査結果をまとめて報告書を作成する業務をしています。そのために週に一度程度アイテムえひめにある住まい教育推進協会へと行ってますが、昨日も調査票発行のために行ってきました。


調査依頼の流れ…

1.調査依頼

一般社団法人全国古民家再生協会各支部へご依頼ください。

2.日程調整

調査は各専門資格者が行いますので調査実施日について、資格者と打ち合わせをお願いします。

3.調査実施

全ての調査が1日で終わる場合もございますが、別日にかかる場合もございます。

また大雨などの天候により延期となる場合もございますのでご了承ください。

4.報告書のご説明

調査終了後約1ヶ月~2ヶ月程度で報告書ができあがります。

ご連絡、日程調整の上ご報告にお伺いします。


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