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ご報告…

この度、日本の伝統文化である茶道の普及のためお茶室、数寄屋住宅を後世に継承していくために一般社団法人茶の湯住宅推進機構(Tea room promoting Organization略称TPO)を設立致しました。

私の茶の湯との出会いは古民家のお客様にお茶を点てて頂いたこと。お茶の頂き方を知りたいと表千家の佐藤先生に弟子入りしました。最初は頂き方だけ覚えれればいいと思ってたのですが、習ってみると、お茶を点てて、もてなしたい…茶の湯の考え方に触れて今では一番の趣味となりました。お茶を習っていると周りの方にお話しして、三井ホームのお客様であった裏千家の島﨑宗昌先生のお茶室 晃々庵をさせて頂き、師事している佐藤先生のお茶室 一休庵も手掛けさせて頂きました。お茶室を手掛けて思ったのは、施工者側に知識が不足しており、このままだとお茶室が造れないのではという危機感。また伝統住宅の継承のためにもお茶室を通して施工者、設計者の方々にその素晴らしさを再認識して欲しいということです。

茶の湯文化を継承するために住宅の作り手側からできることをしていきたいという思いです。

一般社団法人茶の湯住宅推進機構では全国の施工者、設計者の皆様でこれから茶室に取り組みたいとお考えの皆様へ「茶の湯プロデューサー」という名称で講習試験を開催していきます。

そして、茶室や自宅に本格的なものではないけれども茶の湯を楽しみたいとお考えの方と、資格者の橋渡しをすることで茶の湯文化を盛り立てていきたいと思っております。

私が考える茶の湯とは、おもてなしの心、日本人らしい相手を思いやる心です。一座建立という言葉があります。茶席において「亭主が心を尽くしてもてなし、客が感動で満たされたときに生まれる特別な一体感」を指します。

茶の湯文化が盛り上がれば、大工、左官、畳などの伝統技術の育成、継承にも繋がると思います。「茶の湯プロデューサー」資格はプレ講習を5月ごろに松山で開催し、夏前に大都市を回って開催の予定です。詳細が決まりましたらご案内させて頂きますのでよろしくお願いします。

今まで以上にお客様、施工者、設計者からのお問い合わせに対応するとともに、全国でお茶室が造れるネットワークを作っていきます。

一般社団法人茶の湯住宅推進機構事業内容

(1) 茶の湯、茶の湯住宅普及のための人材育成、資格制度、会員制度、啓蒙活動
(2) 伝統住宅普及のための人材育成、資格制度、会員制度、啓蒙活動
(3) 木造住宅の調査、研究、改修、活用、流通事業
(4) 伝統住宅の特徴を活用した新築住宅の研究、商品企画、建築、販売、流通事業
(5) 日本の伝統住宅や伝統文化の海外への情報発信、輸出、建築、流通事業
(6) 前各号に掲げる事業に付帯する資材流通事業
(7) 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業

これからも新しいワクワクすることをしてまいりますので、よろしくお願いします。

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