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すべては、つながっている

みやま市主催のワンヘルスセミナーへ参加してきました。
日頃からお話ししている「持続可能な循環型社会を未来の子どもたちのために」いわゆる古民家に学ぶSDGsも同じことだと感じています。

花粉症も大雨洪水も我が家が原因!?

日本は、なぜか世界では稀な ”新築信仰” で、空き家があるのにバンバン新築を建ててます。新築の約8割は、木造建築と言われますが、使う木材は外国材(国産材は少しづつ増えてはいます)です。
日本は森林保有国として世界第3位であるにも関わらず、諸外国の木を使ってどんどん家を建てている。世界を見ると森林破壊が深刻です。
また森林火災も起きていて、毎年日本の国土の3分の1が失われる勢いです。
covid-19などのような動物由来の感染症(人獣共通感染症というらしい)の拡大にも実は森林破壊が関わっていて、森林が破壊されていくことでこれまで接触のなかった野生生物たちと人や家畜・ペットなどの動物が接触する機会が増えてしまい、それらが持っているさまざまな細菌などにも触れる可能性も高いわけです。
森林が発するO2はすごいスピードで減り、CO2を吐き出す人口は増え、その人口を支えるための家畜もCO2を吐き出す。生活を支える産業もCO2を吐き出す。
地球温暖化も進んでいます。
南極の氷の中に閉じ込められていた昔々のウイルスも溶け出してしまうかもしれないとも言われています。
一方で、森林を保有している日本では、何が起きているか?
森林があるのに日本の木が使われなかったら、当然のごとく林業は衰退します。
伐採期を迎え、使われるはずだった樹が使われないと老化して光合成を終えますが、それでも子孫を残そうとして花粉を飛ばし続けます。
山の手入れはされず、荒廃していくと、山の保水力は衰え、例えば大量の雨が降った時には洪水や土砂災害が起きるなどの危険性が増します。

森が失われることをきっかけに、地球の中は循環して、巡り巡って私たちにも影響します。私たちであればまだしも、私たちがしたことが巡り巡るのは次の世代にであるということに気づかなければならないと思います。

でも、
逆を言えば、そもそも森があるということは、美味しい水と澄んだ空気があるということ。森がきちんと生きていることは、そこに暮らす生き物も、そこから流れる川や海の生き物も全ての生態系が生きていくこと。「循環しているから」です。
持続可能な循環型建築である古民家の考え方は、まさにSDGsであればONE HEALTHであるし、本来そういった言葉で括ることはできない全てにつながっていると感じます。

これが私のワンヘルスです。


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