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祝世界遺産登録!(2021年7月認定) ユーゲントシュティールの芸術家コロニーへようこそ

フランクフルトから南に約30㎞、鉄道では20分ほどのところにある街、ダルムシュタット(Darmstadt)。19世紀末にこの街に造られた芸術家村が、この度ダルムシュタットの芸術家コロニーとして世界遺産認定を受けました。

最後のヘッセン大公となったエルンスト・ルートヴィヒがマチルダの丘に芸術家コロニーを創設し、ユーゲントシュティール運動を擁護。
コロニー内には大公とマチルダ妃の結婚を記念して建てられた結婚記念塔があります。

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塔は結婚式の宣誓の手がモチーフとされ、5本の指を表現。この建物は今でも結婚式場として使われています。
中には結婚式にふさわしい素敵なモザイク画が…(下記は2014年のイベント・アーカイブから)

ロシア教会

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グリュッケルトハウス

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モザイク装飾など…

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街としてのダルムシュタットは、何というか教科書に出てきそうな典型的な市街を持ったところです。

と言うのも、駅から大通りを抜け市内に向かうと途中の広場に大公の銅像。

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さらに進めば城(Schloss)がありその前には市が立つ広場(Marktplatz)
そして向かいには旧市庁舎(Altes Rathaus)って… しかもこのお城、観光地図にも名前がなく、城としか書かれていません。(名付ける必要もないということでしょう…)

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この裏辺りに、大きくて立派なヘッセン州立博物館があります。

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さらにこの裏にはヘレンガルテンというイギリス式庭園と、プリンツ ゲオルク庭園というロココ式の庭園があります。

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街をふらふら歩いていたら奇妙な建物を発見。
なんとこの街にはフンデルトヴァッサーもありました。

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2000年に完成したヴァルトシュピラーレ(Waldspirale)は竣工直前にフンデルトヴァッサーが亡くなったため、彼の最後の作品となったそうです。

フランクフルトから近いので、ドイツを訪れた方でユーゲントシュティールや建築に興味がある方は、是非足を延ばしてみてください。

(2001年の回想録: 写真はフィルムカメラにて撮影)

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