見出し画像

資本主義社会の攻略法。金融投資で成り上がるか、社会を降りるか!?

最近はお金について考えることが減ってきたので、改めてお金について考える記事を書きたいと思ってこの記事を書きました。

現代日本は資本主義社会です。お金がお金を生む、富める者はますます富む社会。そして、そのような社会でギブアップをしている人も沢山います。

多くの人はその中間くらいにおさまっているでしょうが、体感的には減ってきている気がします。まともな待遇の民間企業の正社員や公務員は全体の4割くらいじゃないでしょうか。

今回この記事は私が資本主義社会について再考したく、執筆をしました。結論は「事業を興し金融投資に回す」ということが最適解です。何故そのような理由になるのかを解説します。是非ご覧ください。


資本主義社会とはそもそも何か!?

資本主義社会とはそもそも何か。まずはWikipediaより引用したこちらの文章を読んでいただきたいです。

資本主義(しほんしゅぎ、英: capitalism)または資本制は、国政によってよりも営利目的の個人的所有者たちによって貿易と産業が制御(コントロール)されている、経済的・政治的システム[1][注釈 1]。

出典:Wikipedia

このように見ると、表現がやや固いですが、要は全ての物事に値段付けて商品とすることができるようなシステムだと考えてもらえればわかりやすいのではないでしょうか。

例えば、私たちは普段は意識をしていませんが、大半の人が自らの労働者を商品として差し出すことにより対価として賃金を得ています。

逆に資本家は生産手段を持ち合わせることにより、その生産手段を労働者に使わせて富を築きます。前時代に多かったモデルとしては工場という生産手段を持つ資本家が労働者を使うイメージです。

現代社会はそのような産業社会から情報化社会へ変化を続けていますので、資本を持つ人間が最も強いとは一概には言い切れませんが、まだまだ資本の力は強く、情報化社会は産業社会を内包するものだと考えられます。

富める者がますます富む社会

今の日本社会では多くの人がお金については学びません。

学ぶとしても、私個人の勝手なイメージですが住宅ローンを組む際に少しかじってみたり、退職後に退職金を運用するために金融機関をあたる際に学ぶくらいでしょうか。

それくらい日本人のマネーリテラシーは低いとされます。

今の日本社会ではお金について学ぶ人は一定のリテラシーがある層であり、それ以外の人は消費をする側に回ります。

そして、マネー資本主義のシステムによりお金は投資をすることで自己増殖をしますので、富める者はますます富む社会になりつつあります。

トマ・ピケティによる「r>g」の法則

一昔前にトマ・ピケティという学者さんにより「r>g」の法則が発表されました。資本収益率、言わば資本を運用して得る収益(株式配当や不動産などの収入)は経済成長率を常に上回るというものです。

真実を述べてしまえば、働いて得る賃金よりも株などの金融商品や不動産に投資をして得られる収入の方が多いということです。

資本主義社会をどうやって攻略するか

さて、このような資本主義社会をどうやって攻略するかについて考えていきたいと思います。

資本論の内容を嚙み砕いた本などを読めばわかってしまうのですが、実は私たち多くの労働者身分である人は、身体を回復して明日も労働するためのお金、婚姻して子どもを産み育て再生産するお金、休日にレジャーを楽しむお金などしか得られないように構造上はなっています。

よって、資本主義社会に参加をするための最適解は事業を築き、少しでもストックを貯められる状況を作り上げて、余剰を金融投資に回すになります。

事業を築き金融投資に回す

何故事業をするのが良いのかというと、組織による中抜きが防げる、経費が使える、税制上有利などさまざまな理由があります。

多くの人はこの事業には挑戦をしません。そもそも、学校というものは軍隊教育をベースにしたものであり、労働者を育成する機関だからです。

挑戦がそもそもできないようなマインドセットに育て上げられてしまうのが、そもそもの現代社会の根本の流れだと言えるでしょう。

しかしながら、そのような中でも一部の人間はフロンティアを求めて挑戦をします。起業をすることによる最も大きな成功は新規上場(IPO)をし、自社の株の価値を最大化すること。そうでなくとも、スモールビジネスでも上手く事業が回れば十分に利益は組織にいるよりも多く出ます。

そして、出た利益を無駄遣いすることなく、株などの金融商品や土地家屋などの不動産に変えることで富は築かれていきます。

実は資本主義社会におけるセオリーは「良い学校を出て、良い会社に入る」ではどうしても限界があり、「事業を興し、金融投資に回す」が正解なのかもしれません。

資本主義ゲームから降りる

さて、意識の高い話を進めてきましたが、ここからは資本主義社会を降りるススメについても同時に提案します。

今の社会では本当のところでは金融商品や不動産を持つ人間が資本主義のゲーム・コントローラーを握っている状態であり、そうではない人間には自由はありません。

しかし、以前私の記事でお伝えした金融ピラミッドをご覧いただければわかりますが、世の中で富裕層と呼べる富める存在は上位2%くらいです。そのような雲の上の存在には誰もがなれるわけではないのが現実です。

よって、そもそもそのような資本主義のゲームに最初からのらないという方法もあるのではないでしょうか。

これらのようなニート本や隠居本、諦め本のようなものを一時期私は真剣に読んでいました。現代資本主義社会はとても難しく、降りることも決して恥ずかしいことではないと感じたからです。

中国では寝そべり族と呼ばれる人たちが登場し、フラフラと生きています。韓国は日本社会以上の学歴社会で財閥の企業に入れなければチキン屋になるしかないと言われています。このように近隣国でも資本主義社会は限界を迎えているように感じます。

そうなると、マイペースに楽しく降りて生きていくという方法も決して悪くないように思えます。まだまだ日本社会は常識が根強く、身分を得ている人間が有利な側面があることは否めませんが、思い切って自分の生きたいように生きることも一つの手段です。

まとめ

資本主義社会を攻略するには事業を立ち上げてお金を稼ぎ投資に回す、もしくはそもそも資本主義社会に乗らない。どちらかの提案をしました。

多くの人はその中間の正社員として働き、とりあえず家族を築きマイホームを購入するようなライフ・プランを描くでしょう。ご本人がそれが正解だと思うならばそれが正解です。

しかし、世の中は単純ではないのでさまざまな生き方があるということを伝えたく思いこのような記事を書かせていただきました。

資本主義の攻略は簡単ではありません。正面から向き合っても多くの人が攻略できないでしょう。逃げてしまうのも一つの手ですが、逃げれない人が大半でしょう。しかしながら、一度きりの人生ですので後悔の無いように生きたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?