魔女見習い
髪のカラーリングをやめて半年が経とうとしています。
かなり白髪が目立つようになりました。
自分の老化を目のあたりにすると、いろんなことを受け入れやすくなります。
疲れやすいとか忘れっぽくなっているとか。
太りやすくなったとか。
髪を染めている時は、老化が少し辛かったんですがね。
それはたぶん、髪を染めるとだいたいの人が実年齢より10才くらい若く見えるからなんですよね。
鏡を見て、まだ私若いのに何でこんなに前よりうまく行かないの?と思ってしまう。
私のように本当の姿を目にすると、さもありなん、そらそうやな42 やもんなと素直に受け入れられる。
そんなふうに思えるのは、私が10代の時は10 代にしかできないことを楽しみ、20 代は20 代にしかできないことを楽しむという、あまり悔いの無い生き方をしてきたからかもしれません。
髪を長く伸ばして、カラーリングにメッシュにパーマとやりたいことをやりつくし、服装はミニスカートもヒールの高い靴もビキニも悔いなく身につけました。
若い時代に後悔がほぼ無い。
同じことをやりたいとはこれっぽっちも思わない。
髪は傷むし、体は冷えるしね。
この間、久しぶりにあった友人に髪色を見られて「潔い」と言ってもらいました。
まあ、そうかもしれませんなあ。
そんな私が少し危惧していることがありまして。
同世代の美魔女の友達や知り合いの横に並ぶ機会があった場合、「あんたほんまはこんなもんやからな」と、彼女らのお金と時間をかけた魔法を一瞬で消してしまうことです。
友人には、「私は美魔女の魔法を消してしまう魔女になるからな」と笑って話しましたが、ほんまにそうなりそうで。。
ただでさえ少ない友人がこれ以上減らないように、ほかの面で気をつけようと思っています。
ちなみに、ジブリ映画「魔女の宅急便」が公開された時、私は主人公キキと同い年でした。
私はまだまだ見習い。
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