なぜナチュラリストは夕食の支度を朝食後にするのか(自己啓発本みたいな題名ですね)
以前に田舎暮らしをしている芸能人がどのような朝活をしているかをテレビで放送していた。
ふんわりとしたお洋服を着たこの方は洗顔後に化粧水のみで肌を整え、朝食を作り始めた。野菜とタンパク質をメインにした見栄えのするたっぷりの朝食を摂った後、すぐ夕食作りに取り掛かった。
次の工程を準備するのは要領がいいとはわかっているが、今、朝が始まったばかりなのにもう終わりの事を考えて生きるのかと私はたいへんつまらなく思った。
私は土日祝の朝に洗濯機を動かしている間、dマガジンにあるライフスタイル系雑誌を読むことが多い(ちなみに平日の朝は週刊誌を主に読む)。
この間は2冊のライフスタイル雑誌を読んだ。
広い部屋に住み、ゆとりのあるお洋服を着た方々が一日のあらましについて話している。
すると、どうだろう。
掲載されている数人が朝食後に夕食の準備をしているではないか。
先に紹介した芸能人も雑誌に出ている方々も、どちらかというと今までの都会での暮らしから離れてゆったりとした時間を求めて今の暮らしを手に入れたようなのだが、結局のところ、朝目覚めてわりと早い時間から一日の終わりに向かって生き急いでいるのである。
朝から夜の間にある時間をゆとりをもって生きるための生活の知恵だといえばそれまでではあるが、人間は場所を変え年を重ねても、最初に根付いた場所で得た肥料や雨風に左右される生き物なのだと私は理解したのであった。
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