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マーケティング

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#ブランド

ブランドは『参加するもの』になっていく

今や日本でも広がりつつあるD2Cブランドだが、その要諦は中間マージンがないことでも原価率が安いことでもなく、自分たちの思想に基づいた体験を顧客に提供できる点である。 ブランドとの出会いから検討、購入、そしてサポートまでの体験を一気通貫でデザインし、商品というメディアを通して世界観を伝える。 モノも情報も溢れかえる中で、選ばれるために彼我の違いを生むには『商品の質』ではなく『商品を通した体験の質』を高める必要がある。 そしてその体験の質は商品やサービスによってのみ形作られ

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【ブランド広告の本質】『いいちこ』が宣伝部を作らずに3億から500億のブランドになった話

先日の記事がnote/twitter/newspicksでもシェアしていただいております。 『資産になるブランド広告』と「消費されるキャンペーン広告」の違いについて では、どんなブランド広告が良いかは『いいちこ』の広告を「ブランド広告」として紹介しております。 こちらの記事で、広告を打っていなかった三和酒類さんが、外部のアートディレクターの河北さんに頼んだ経緯が記事になっています。 経営にとってデザインとは何か。- ほぼ日刊イトイ新聞 印象的なのが、この記事の

【解釈】ファンベースとブランディングの本から得たこと

こんにちは、岩崎です。 本日は 【ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために】 【デジタル時代の基礎知識「ブランディング」「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール】 という本を読んだ上での解釈をアウトプットします。 このまま従来のプロモーション活動をしていてもいつかは、思った成果を我々は得ることはできないかもしれません。 今後必要となる手段は、ブランドとファンを育てる必要があります。 ☆なぜ必要なのか? 【問題と理由①:情報過多】 顧客

なぜ、日本のブランドは負けるか

私が、様々な国で様々な企業、政府組織、商品のブランドを手がける中で、よくある負けパターンを、学術で説明しているものがあるので、そのシェアです。 ここ3年ほどは、ブランドコンサルティングの開始や、ブランド系講演に登壇するたびに、基礎ブランド論の一部として、『The Pepsi Paradox』について話します。皆さんはご存知でしょうか? 時間のある人は、私の要約より下記を見てもらった方がいいと思います。 参考1:How the Brain Reveals Why We Buy

CBO(最高ブランディング責任者)が見ている世界観について。