理不尽な出来事への向きあい方

 小学生の時、IQ探偵ムーという小説が大好きでよく読んでいました。シリーズもので、学校の図書館にない巻は市立図書館に行って借りたり、学校の司書の方に頼んで取り寄せてもらったりしました。お話の内容ももちろん大好きだったのですが、作者のあとがきを読むのも楽しみでした。ある巻のあとがきにこんなことが書かれていました。「世の中には色々と理不尽なことが起こります。理不尽なことはイヤになるけど、頭の中のメモ帳に書いておくといいと思います。作家、漫画家、俳優など何かを表現する人に将来なりたいという人は大きなネタになります。」

 その他にも漫画で「何事も勉強。毎日ネタにするつもりで生きる。」とか、「知識があるということは、それだけ発想の材料があるということ。そして、経験は想像力の強い助けになる。」などの言葉に出会いました。

 理不尽は成長するにつれて多くなります。これらの言葉に出会ったのは、小学生の時ですが、あの頃は理不尽な体験や出来事はあまり経験していなかったように思います。(覚えていないだけかもしれませんが…。)バイトなどをして社会と関わると理不尽なことを目の当たりにすることがあります。きっと、本格的に社会に出て働くようになったり、年を重ねるにつれて理不尽に出会うことは多くなると思います。

 理不尽に出会った時、それらを受け入れる、つっぱねる、人のせいにして見ないふりをする、など人によって対処法は様々だと思いますが、私は、これからも良い言葉をたくさん吸収し、小さな理不尽なら笑ってかわせる人になりたいなと思います。

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