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着物リメイクで余った胴裏でカーテンを作ってみた

今日は初めて着物リメイクの方のお話を書いてみたいと思います。

普段、着物をリメイクしてドール用の着物を作り販売しているのですが…

着物リメイクで製作しているドール用着物

いーっぱいハギレが出ます。
素敵な柄が残っているハギレなんかはアイロンをかけてメルカリで販売しているのですが…

1番余って困っているのが、「胴裏」と呼ばれている、いわゆる着物の裏地部分。

これが胴裏

大抵は白の無地です。たまに少しクリーム色だったり、高級なやつだと地模様が入っているやつもあります。

着物を解いた時に、あまりにも汚れている物はさすがに捨てます。

そして、明らかに未使用でキレイな物は、ドール着物の裏地に使っています。

1番困るのが、すこーしだけ汚れているやつ。

これが捨てるのももったいないし、かと言って商品に使うのもなぁ…
メルカリでも売れなさそうだし…

そういった「胴裏」生地が大量にあるので、必死に使い道を考えています。

100%シルクの物がほとんどです。

動物性なので、野菜のマルチとかに使ったら、最終的に土に還るんじゃない?

とか考えましたが、生態系のバランスを崩しそうなので、今のところやっていません。

あと、シルクの枕カバーで寝ると、髪がツヤツヤになるとか⁉️
それはちょっとやってみる価値はありそうですが、枕カバーという事は頻繁に洗いたいので、一度縮ませてから作るか…🤔と考えてみたところでまだ実行には至らず。

で、今、アトリエの大改装を行なっているのですが、カーテンが古民家を買った時についていたやつそのままだったんです。

買い替えるっていっても、結構お金かかるんで、そうだ!不要になった着物生地でカーテンを作ろう!となりました。

振袖の胴裏だと大体
36cmx150cm の物が
8枚発生します。

なので、横にして、繋ぎ合わせてみました。

全部真っ白というのも面白くないので、目の高さぐらいのところに、別の柄付きの生地を挟んで縫いました。

アクセントに挟んだ絞り生地

特に定規を当てて測ったりもせず、端と端を合わせて縫っていくだけです。

一枚の振袖胴裏からこの大きさが取れます

シルクは滑らかでツルツル滑るので、ちょっと縫いにくいこともありますが、1-2時間ぐらいで縫えました。

そして出来上がったのがこちら↓

庭の木の影が良い感じに
丈もちょうど良かった

部屋に入る光がとても優しくなった気がします。

ただシルクなので、日光に晒され続けると耐久性はどうなのか、不明です。

一年くらいでボロボロになる可能性もありますが、その実験的な意味合いも含め、使ってみたいと思います。

昔の人は着物を解いて洗ってまた仕立てて…という具合にして何回も何人も着ていたとか。
そして最終的には布団にしたそうです。

そういうところを見習って、使えるところまで使いたいなと思います。

このnoteのマガジンでは着られなくなった着物のリメイクについて、綴っていこうと思っています。

箪笥に着物が眠っている方、着物リメイクで何か作りたい方などの何か参考になって、少しでも日本の素敵な着物が有効活用されれば良いなと思っています。

それではまた〜👋

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